メリットしかない!パパを育児に巻き込むべき、これだけの理由
妊娠期間を通してお腹の中から子育てを始めているママとは違い、パパの子育ては子どもが産まれてから本格的に始まります。だからなのか、イクメンになるぞ!と意気込んだのはいいものの空回りしてしまうパパや、育児自体をどうしたらいいのかわからない……と悩んでいるパパも多いよう。そんなパパを見て歯がゆい思いをしているママもいることでしょう。
しかし、言わずもがな、子どもにとってパパは大切な存在です。今日から実践できる子育てのポイントをしっかり押さえて、『最高の父親』を目指してみませんか?
パパを巻き込む子育てのススメ
子育てというと、どうしてもママがメインになりがち。でも、小さい頃からパパを上手に巻き込んで一緒に子育てをすることを、声を大にしてお勧めします。
子どもが大きくなると、父親と全く会話をしないとか、ひどいと無視をするなんていう話を聞くことがあります。一部の家庭の話かと思いきや、期間の長短はあれど、どこの家庭でも起こりがちのことのよう。そうならないためにも、パパを巻き込んだ育児が重要なのです。
乳幼児期は、本当にあっという間に過ぎてしまいます。その時期から積極的に育児に関わり、子どもができないことの手助けをしたり、一緒にいろいろな体験をすることで、子どもとの絆を深めることができます。乳幼児期から確固たる信頼関係があれば、「思春期になった子どもから声をかけてもらえない」という事態を防ぐことも可能。反抗期に入ったとしても「反発されるだけ」ではなく、きちんと「会話ができる」父子関係に繋がります。
触れ合いで築くパパと子どもの絆
産まれてからずっと、子どもを抱っこするのはママの役割になってしまっていませんか?ぎゅっとできる抱っこは、子どもとの絆を作るのには最良の手段。でも、抱っこに必要なのは『時間』つまり『抱っこをしている時間の長さ』ではありません。
毎日多くの時間を一緒に過ごせないことが多いパパですが、触れ合うことでどんどん絆を深めていくことができるんです。毎日、少しの時間でもいいので、抱っこしたり触れ合って、声をかけながらコミュニケーションをとりましょう。そうすることで匂いや強い腕に支えられた感覚、声などをしっかり覚えて、パパが大好きになります。
子どもと遊ぶ時は意識的に声をかけて、パパの声を覚えてもらうようにしましょう。たとえ返事をしなくても、子どもは自分に向けられている声だということはきちんとわかります。生後2ヵ月くらいになったら、あぐらをかいたパパと同じ向きに抱き込んで、新聞や絵本を広げて声を出して読んでみましょう。写真や絵を指差して話しかけたりしていると、赤ちゃんはパパと一緒の時間や、パパの声を聞くのが楽しくなってきますよ。
子どもの社会性を発達させる
子供の社会性の発達は、父親との関わりが大きく関係すると言われています。こちらも時間的な長さよりも質が重要で、短い時間でも子どもと積極的に関わって愛情を示し、自立を促す支援を行うことが大事だそう。
具体的には、一般的なルールを教えたり、いけないことをしたらしっかり怒ること。と言っても怒鳴ったりするのではなく、落ち着いた低い声で、しっかりと諭すように言い聞かせましょう。これを四六時中するのではなく、「ここぞ」という時に、きっちり対応するのが重要です。
忙しいパパであっても子どもと質のよい関わりを持つことで、その社会性を発達させる手助けができます。短い時間でも積極的に関わるようにしましょう。
いい夫婦関係が、いい家族関係を作る
パパとママの関係は、子どもの将来の結婚観に多大な影響を与えると言えます。両親の不仲を見て育つと、結婚に希望を持てなくなってしまうこともあるので注意して。日頃からパパとママがなんでも話し合い、協力し合ういい夫婦関係を維持して、子どもにお手本を示しましょう。
女の子にとって、パパは頼れる味方。幼少期のパパとの関わり方が男性の見方に影響を与えますので、大きな愛情で包み込んで接しましょう。男の子の場合は、パパは光り輝く理想のモデル。「パパはすごい!パパみたいになりたい!」と思うのが自然なことで、男の子の成長に欠かせません。
子ども達がパパをそう見られるように、ママはパパをフォローしましょう。バーベキューで火を起こす、キャンプで薪を割る、テントを建てる、家電の不調を直すなど、できることで構わないので、持っている技術を大いに披露してもらいましょう。そういう時はママも最大限にパパを立てて、「ママにはできないから、パパに直してもらおうね」など、「パパはすごい!」と思える機会を増やしてあげることも大切ですね。
子どもが親の元で育つ期間は10数年。ちょうど仕事で忙しい時期に、子育てが重なってしまうという方も多いでしょう。しかし、子どもはあっという間に親から離れていってしまいます。一番近くで成長を見守れる時期だからこそ、家庭や子育てに時間をかけてみませんか?乳幼児期から築いた信頼と絆は、子どもが成長するにつれてかけがえのないものになるはず。
子どもの目に憧れの存在として映る時、それは『最高のパパ』と言えるのかもしれませんね。
photo/PIXTA
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