定年後とは限らない!?「主人在宅ストレス症候群」を引き起こす理由・4つ
みなさんこんにちは、作家・イラストレーターの斉田直世です!
夫が家にいることで、妻のストレスが溜まり、心身の不調を引き起こす「主人在宅ストレス症候群」。元々は、夫が定年退職し、家にいる時間が増えることで、妻に発症するものとして紹介されていましたが、現在では若い夫婦にも、その症状がよく見られるそうです。
私の周りでも、結婚生活5年未満にも関わらず、「夫が家にいると、なんかイライラする」「同じ家にいても、なるべく顔を合わせないようにしている」と話す妻は少なくありません。なぜ、愛を誓って結婚したはずの二人が、一緒にいるだけでストレスになってしまうのでしょうか。彼女たちが、「夫在宅ストレス」を感じてしまう理由を取材してみました。
■家事の邪魔になる
「共働きの我が家にとって、休日の午前中は平日に溜まった家事を片付ける絶好のチャンス。なのに、掃除機をかけてる横で夫はゴロゴロ。いなければ家事が捗るはず」(34才・事務職)
休日を有効活用しようと、「朝食中に洗濯機を回して、布団を干したら掃除機をかけて……」と分刻みでスケジューリングする妻たち。しかし、夫が布団から出てこないだけで、全てが狂ってしまいます。これが、妻にとって大きなストレスに繋がるようです。
■食事の世話が増える
「夫が家にいると、急に『腹減ったなぁ』『何か(食べ物)ない?』って、急に言い出すから嫌。子供もいるんだし、こっちは決まった時間に食事を済ませたいのに」(32才・教育関係)
休日は、1日3度、食事を用意するだけでも大変ですから、それ以上、仕事は増やしたくないですよね。まずは夫に、一人で何とかしようとする努力が望まれますが、勝手につまめる物を常備しておくなどの工夫も大切かも。
■愚痴を聞きたくない
「家で夫が話すことといえば、大抵会社の愚痴。いい加減、聞いてて嫌になってきた。不満が溜まってるのは、あんただけじゃない!」(32才・IT系)
横の繋がりを大切にする女性の場合、仕事の悩みは同僚、育児の悩みはママ友に相談できますが、夫にとって、愚痴をこぼせる相手はあなたしかいないのかも……。確かに、聞き役ばかりは疲れますが、あなたが夫にとって、心を開けるパートナーであることは間違いありません。
■妻の外出に不機嫌
「夫は飲み会にゴルフと自由に出かけて、午前様もザラなのに、自分が家にいるときに、私が友達と出かけると言うと、あからさまに不機嫌になる。おまけに 『何時に帰るんだ』とうるさい」(32才・営業職)
「男は仕事、女は家庭」という昔ながらの考え方をするタイプなのかもしれませんね。この手の夫には、「あなたの理解があるおかげで出かけられる、ありがとう」「息抜きできたおかげで今日からまた頑張れる、ありがとう」と、いちいち感謝を言葉にして伝えることが大切です。
■【おわりに】
「夫在宅ストレス症候群」を発症してしまった場合、狭い部屋で二人きりでいると、さらにイライラが募るばかりです。妻のイライラした態度に、夫も機嫌が悪くなる……そんな悪循環に陥る前に、部屋の中でもある程度距離を置き、お互いが一人で過ごす時間を作って、上手くストレス解消することが大切かもしれませんね。
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