「なんで私だけ?」働くママが不公平感を抱いてしまう理由

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みなさんこんにちは、作家・イラストレーターの斉田直世です!

年々増え続けている「共働き夫婦」。お互いが仕事を持ち、収入を得ていることから、フェアな関係をイメージしがちですが、実際、家事や育児の負担は、妻の方が大きくなっているご家庭が多いようです。働くママたちが「不公平感」を抱いてしまうのも、無理はありません。もちろん、母親にしかできない子育てがあるのは分かっているのですが、あまりに夫のサポートが少ないと、「なんで私だけ?」という思考に陥ってしまうんですよね。そして、こういった不満の蓄積が、家庭不和を招き、最悪の場合、離婚にいたってしまうことも……。

というわけで今回は、結婚後の男女の意識の違いから、不公平感に繋がる思考と、その解決策を考えてみたいと思います。

■独身気分が抜けない男性

男性の多くは、結婚後もしばらく独身気分が抜けず、「遊びたい!」という欲求が捨てきれません。おまけに、彼女が、妻=自分のものになると安心しきってしまい、夫婦関係のメンテナンスは怠るようになります。妻に対しては、共働きであっても、「良妻賢母」を求めるため、家事と育児をおろそかにしたり、「夫も家事を手伝うのは当たり前でしょ!」という態度が出過ぎたりすると不快感を抱きます。

■妻になり母になる女性

一方の女性は、結婚式を境に「現実モード」に突入し、金銭面もシビアになります。出産直後は、ホルモンの関係で「母」化するため、何事も子供優先になり、いつまでも父親らしくならない夫に対しては、冷ややかな視線を送ることもしばしば。子育てで手一杯なのに、「ママ、ネクタイどこ?」などと、夫からも母親役を求められるとうんざりしてしまいます。

■共働きだからこその不公平感

例え共働きであっても、「世話される男性と世話する女性」という図式は、多くの家庭に共通するよう。これは、男性が「良妻賢母」を求めているだけでなく、女性が深層意識で「それが妻の役割」と思い込んでいるからでもあります。しかし、この考えこそが、「お互い働いているのに、どうして私だけ?」という不公平感に繋がってしまうんですよね。それを緩和するには、片意地はらず、夫にサポートを求めることが大切です。

■笑顔でサポートを求める

サポートを求めるときに忘れてはいけないのが「笑顔」です。「一生大切にしよう」と誓った女性でも、家に帰ればイライラカリカリ、口を開けば文句が飛び出し、外見にも気を使わず劣化の一途を辿るばかり……これでは、結婚当初の決意も揺らいでしまいます。妻側は、「忙しすぎて、そんな余裕ないのよ!」とキレる前に、出会った頃の笑顔とプロポーションを取り戻す努力も必要。ご主人だって、そんな妻のためなら俺も頑張ろうと奮起するはずですから。

■おわりに

仕事も家事も育児も、夫婦で半分ずつ分担できれば、それにこしたことはありませんが、そうもいかないのが現実ですよね。まずは、自分ができること、相手ができることをお互いに理解し、適材適所で動くこと。そして、どちらか一方の負担が大きくなってしまったときには、その負担が不満として蓄積しないよう、相手へのいたわりや、感謝の気持ちを忘れないことが大切なのではないでしょうか。

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