兄弟はライバル?!兄弟間の順番争いへの親の対処法
兄弟が仲良く遊んでいるのを見ると微笑ましいですよね。ですが、ときにはライバルになることも。二人同時にお願い事をしてきたら、「自分が先!」と争いになることはよくあること。
さて、そんなときはどのように対処しますか?対応パターンを紹介します。
■順番を決める
下の子がまだ小さくて、泣きわめいてしまったりすると、よくあるのが、上の子に我慢してもらうというパターン。
兄弟の年齢差が離れていれば、こんな対応にならざるを得ないこともあります。
上の子が聞き分けがよいと、つい下の子を優先してしまいますが、こんな対応ばかりしていると、上の子は不満が募るばかりですし、下の子は泣きわめけば、自分の要求が通ると思ってしまいます。
聞き分けがよいとは言っても、それは「我慢したら誉められる」という思いがあってのこと。
不満がない訳ではないということを親は理解する必要があります。
やはり、兄弟は平等に対応するのが理想的ですね。
同時にお願いされた場合、どちらが先かを平等に決める必要があります。
この順番決めはなかなか難題です。
まず思い付くのがじゃんけんですね。すぐにできますから、二人ともじゃんけんが理解できる年齢ならやってみましょう。
ただし、子供は負けるともう一回!とか3回勝負!とかルールを変更することが……じゃんけんをする前に、きちんとルール設定をしておかないと更なるトラブルになることもあります。
くじ引きやサイコロ振りなども楽しんで順番決めができますね。
かけっこやトランプゲームなどは年齢差で有利不利が出てきますから、NGです。
普段から、何で順番を決めるか話し合っておくとよいかもしれませんね。
■同時にやる、またはやらない
お願い事にもよりますが、同時にやれることならやってしまうのがいいでしょう。
例えば、ボール遊びの相手をしてほしいなら、1対1ではなく、3人でボールをまわしてみたり、焼きたてのホットケーキの順番争いなら、半分ずつ分けるなど、争わない方向導くことも1つの手です。
どうしても、同時に解決できないような場合は、兄弟間で順番決めをさせてみましょう。
順番決めができないなら、いっそのことやらないというのも選択肢の1つです。
順番が決まらなければ、やってもらえないとなれば、なんとかして順番を決めようと考えるものです。
じゃんけんなどですんなりと決まればよいのですが、なかなか決まらず、最終的に先を譲ったりした場合は、譲った行為をきちんと誉めてあげましょう。
■同時にお願いさせない!
「自分も!自分も!」と言ってもくる背景には、親へのかまってほしい思いが隠れています。
普段から、親が兄弟一人一人と向き合う時間を持つことは、そういった争いを軽減することにつながります。
親から特別扱いを受けることは、子供にとって存在意義を認められ、自信につながるのだそうです。
一人とだけ向かい合うのはなかなか難しいですが、ちょっとした生活リズムの違いを利用して、時間を作ってみてください。
例えば、下の子が早く寝てしまったときに上の子に好きな本をよんであげたり、上の子が習い事に行っている時間に下の子のペースで遊んであげたり、少しの時間を利用してみましょう。
■まとめ
兄弟がいれば、意見が合わずに争いになることもありますが、逆に楽しいこともたくさんあります。
兄弟間で、意見が合わないときは解決できる術を身につけてほしいですね。
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