子育てママなら知っておきたい! “体を温める食べ物・冷やす食べ物”の見分け方
こんにちは!上級食育指導士の岡宏美です。
立春が過ぎましたが、まだ朝晩は冷え込みますね。
冷えは様々な痛みや病気の原因となり、「冷えは万病の元」と言いますが、特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないので冷え性になりやすいですし、不妊や便秘などの原因にもなります。
また、最近は子供の低体温症が増えています。
本来子供は大人よりも平熱が高く、37.5度未満は平熱ですが、最近は35〜36℃の子供が増えていると言います。
体温が低いと免疫力が低下し、風邪や病気にかかりやすくなります。風邪などのウイルスは温度が低いところで活発になるため、体の中から温めることが大切です。
大人も子供も、体が冷えていて良い事なんて一つもありません。
しかし、実は何気なく食べている食べ物が体を冷やしていることがあるのです。
【これは体を温める?冷やす?簡単な見分け方】
一つ一つの食材の性質を覚えておくことは無理ですが、以下のポイントに注目すると、大体の性質を見分けることができます。
(ただし必ずしも全て当てはまるわけではありません。)
- 旬
暖かい季節に採れる食べ物は体を冷やす傾向にあり、寒い季節に採れる食べ物は体を温める傾向にあります。
現在はハウス栽培が主流なため、スーパーマッケットでも旬じゃない食材がたくさん並んでいます。できる限りその季節の旬のものを中心に食卓をつくりたいですね。
また、露地栽培の農家さんから直接買えば、野菜の旬がわからなくても、旬のものしか届かないのでオススメです。
- 色
色が白いもの、薄いもの、寒色系の食べ物は体を冷やす傾向にあり、色が黒いもの、濃いもの、暖色系の食べ物は体を温める傾向にあります。
- 産地
暖かい土地で採れる食べ物は体を冷やす傾向にあり、寒い土地で採れる食べ物は体を温める傾向にあります。
- 育つ場所
土の外で育つ食べ物は体を冷やす傾向にあり、土の中で育つ食べ物は体を温める傾向にあります。そのため根菜類はほとんど全て体を温めます。
- 水分量
水分量の多いものは体を冷やす傾向にあり、少ないものは体を温める傾向にあります。
野菜や果物などはこの5つのポイントをチェックすることでほぼ見分けることができますね。
ただ、それ以外のジャンルの食材はちょっと見分けにくいかもしれません。そこでもう一つの考え方をご紹介します。
【東洋医学による食性の考え方】
東洋医学では、食材の性質を大きく3つに分類しています。
- 陽…体を温める食べ物
- 平…中間の穏やかな性質の食べ物
- 陰…体を冷やす食べ物
では次に、食べ物のジャンル別にご紹介します。
この表の中で特にチェックしていただきたいポイントがいくつかあります。
- 穀類
小麦は冷やす食べ物ですので、パンや麺類は冷える、ということになります。出来る限り白米を食べたいですね。
- 豆類
豆腐は体を冷やしますので、豆腐を食べる時はねぎなどをのせて食べるとgoodです。
- 調味料
白砂糖は体を冷やします。つまり白砂糖を使用した菓子類も体を冷やすことになりますので、食べ過ぎには注意してください。
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まとめ
基本的にはその季節の旬のものを中心にした、白米での和食にするのが最もベターです。
とはいえ、冷やすものは絶対に食べてはいけないわけではありません。冷やすものを食べる時は、温めるものと一緒に食べてバランスをとるようにしましょう。注意したいのは小麦、砂糖の摂りすぎと、冬に体を冷やすものだけを食べること、ですね。
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