勤務時間や収入も考慮しよう!共働き夫婦が不満を持たない9の工夫

勤務時間や収入も考慮しよう!共働き夫婦が不満を持たない9の工夫
【共働きだから、家事も平等にしましょう】という様な意見もチラホラ耳にしますが、収入や勤務時間はそれぞれの夫婦によって変わるので、どの家族も家事を半分にすると、どちらかに不満が出るでしょう。
極力そのような事を防ぐため、大きく分けてパターン別に、仕事も家事も平等にする方法を9つご紹介します。

【1】夫の給与が高く、勤務時間が長い場合

このタイプは激務な事も多く、飲食店や塾社員のような夜型の仕事をされている場合や、看護師や消防士のような、当直のある仕事をされている事も多いでしょう。
もし、ご主人がこのようなタイプの職業なのであれば、【家事は半分分担】という概念は持たない方が無難です。
いくら、午前中や日中に家にいるからと言っても、それは過酷な勤務の間の大切な休憩時間や睡眠時間ですので、疲れて体を壊してしまわないよう、家事をあれこれと押し付けるのは、極力控えてあげるようにしましょう。

もし奥様も同業種や、同じぐらい仕事をしているのであれば、金銭的に余裕はあるはずなので、家事は家事代行サービスや最新家電任せにすると良いでしょう。
そうでないならば、旦那様の収入にある程度頼り、仕事はパートタイムや時短勤務にして家事を多く担うのも1つの方法です。

【2】夫の給与が低く、勤務時間が長い場合

少しやっかいなのが、このタイプの共働きです。
名誉職や、収入が少なくても好きな事を仕事にしている場合、お給料が少なくても長時間仕事をしているかもしれません。
妻も夫の仕事に理解がある場合は問題ありませんが、夫の独りよがりだと、度々喧嘩になる事もあるでしょう。
妻が理解できない場合は、夫に転職してもらうか、勤務時間に関わらず頑張って家事をしてもらうしか、上手くいく方法がないでしょう。

まずは夫と「この仕事を続けるならば、こうしてもらわないと、家の事が回らないし、私が働かないと家計費が足りなくなる」という事について、よく話合いが必要です。
一家の大黒柱として、夫に自覚を持ってもらいましょう。

【3】夫の給与が高く、勤務時間が短い場合

夫が高収入な専門職や、フレックスタイム制を取っている会社に勤めている場合は、このパターンも多いでしょう。
このパターンの男性が、妻の事をよく考えてくれているのであれば、いくら妻より自分のお給料が高くても、家事もしっかりこなしてくれるでしょう。
このような男性と結婚できた方は、とても幸せ者ですね!
「旦那の方が仕事早く終わるし、当たり前」と思わず、常日頃から感謝をしっかり伝えましょうね。

もしも、旦那様が「俺の方が稼いでいるから、早く帰っても家事はしない」と言うのであれば、奥様は勤務時間をセーブし、家事する事をメインに考えても良いかもしれませんね。

【4】夫の給与が低く、勤務時間が短い場合

男性の中には、働く事があまり好きではない方もいます。
そのような方は、お給料が安くても勤務時間が短い仕事に就きたいと思う人もいます。
このタイプの男性と結婚したのであれば、対処法は2つしかないでしょう。

1つは、旦那様にもう少し稼いでもらえるよう、転職したり、副業で働いたりする事をお願いします。
この場合は、夫にも大変な事をお願いするので、ほとんどの家事を妻が引き受ける可能性は高くなります。

もし、それができないのであれば、妻がたくさんの収入を得るようにし、家事全般を旦那様に引き受けてもらいましょう。
家に入れる金額に応じて、家事の負担割合を決めても良いですね。

【5】妻の給与が夫を上回っている場合

女性の社会進出が進みつつあり、高給で働く女性も珍しくなくなってきました。
また、看護師や公務員等の職業につく妻であれば、夫よりお給料が高い事もあるでしょう。
しかし、そのような場合は1番の【夫の給与が高く、勤務時間が長い場合】と同様に、勤務時間が長い事や、体力勝負な仕事な事もあります。
激務な場合は、家事を旦那様と協力し合う必要も出てきますので、旦那様には「これだけの家事をして欲しい」という事を伝え、夫婦で決まり事を作っておくと良いですね。

ただし、あまりに上から目線で話し合いをしてしまうと、旦那様のプライドが傷ついてしまうかもしれませんので、やんわりとお願いしましょう。

【6】妻の勤務時間が夫より長い場合

夫の勤める会社が残業しない方針で、妻の会社が残業ばかりな会社だと、このようなパターンもあるでしょう。
基本的に、このようなパターンの勤務体制なのであれば、勤務時間にもよりますが、せめて半分は男性に家事をお願いしたいですよね。
やはり、家に帰ってすぐにご飯が食べられるのであれば、誰だって嬉しい物ですので、できれば旦那様に料理をお願いしましょう。
もし、料理が嫌いな旦那様なのであれば、前日や当日の朝に下ごしらえをしておき、仕上げだけでもお願いしましょう。
この場合は、妻にも料理の家事負担があるので、早く帰って妻を待っている間に掃除や洗濯等をしてもらえると助かりますね!

【7】夫婦の勤務時間・収入がほぼ同じ場合

これこそ、男女平等に家事をすべきパターンですが、もし平等に家事ができていないのであれば、何かを工夫する必要があります。
1番無難な方法は、家事を大まかな項目に分け、負担の割合が極力同じぐらいになるように、分担してしまう事でしょう。
2人ともが家事を苦手としていないのであれば、当番制にしても良いでしょう。
どちらにしても、最初のルール決めが肝心ですので、よく話し合って決められると良いですね。

万が一、どちらかが家事嫌いで、どうしても家事をしたくない場合は、お金で解決するのも1つの方法です。
2人ともが3万円ずつのお小遣制ならば、家事をしたくない方がその中から1万円支払うような方法も、お互いが納得しているのであれば良い方法かもしれません。

【8】休日出勤が多い夫婦の場合

夫婦が2人とも、休日出勤や残業が多い場合もあると思います。
このような2人は、家事をする時間が中々取れませんので、時短家電や家事代行サービスを利用する事をお勧めします。
そして、2人の休日が合った日は、家事に追われるのではなく、夫婦の時間を楽しむように心がけましょう。

平等に仕事ができて、家事は基本的に便利グッズや便利なサービスに任せられると、バリバリ仕事をしたい夫婦にとっては、理想的な生活だと思います。
しかし、残業手当も出ないのにいつも休日出勤していては、このような生活は金銭的に厳しいと思いますので、残業手当がもらえるように交渉したり、残業をコントロールしたりできると良いですね。

【9】夫婦で自営業をしている場合

中には、夫婦で自営業を営んでいる方もいると思います。
このようなパターンの夫婦は、家事の事も仕事の一環として考え、仕事量と家事負担がトータルで平等になるように工夫できると良いでしょう。
例えば、【夫が店番中は妻が料理をする】や【経理の事は妻がしているので、その間は夫が掃除と洗濯をする】のように、いくらでも工夫はできると思います。
自宅と職場が近ければ尚良いですね。

ただし、いつも2人で仕事と家事をしているので、オンオフがつけにくい事が難点です。
【1日の家事が終わったら、仕事の話をしない】のようなルールを作っておき、切り替えられるようにしましょう。

【まとめ】

仕事のスタイルや、収入、家事についての考え方はご家庭によって全く違うので、この9つのパターンに当てはまらない事もあると思います。
しかし、この中からご家庭に1番近いパターンに当てはめ、今の状況より良い方向に向かえると良いですね。
もし、これから結婚を考えている方であれば、結婚前に両方の勤務スタイルや収入を考慮し、どのように共働きを続けていくかという事も、話し合っておきましょう。

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