子育て世代必見!産後うつになった時にできること4つ
こんにちは。元男性アスリートで、フリーライター・カウンセラーをしている夏目玲奈です。
最近、若い女性を中心として産後うつに悩む女性が増えています。産後うつはうつ病の一種に挙げられていますが、その罹患率は出産した女性の約1割です。
そこで、マタニティーブルーとの違い、産後うつ病の症状を例示しながら、産後うつ病になった時に夫婦それぞれができることとは何か考えてみたいと思います。
Contents
【マタニティーブルーとの違いは?】
マタニティーブルーも産後うつも、出産後に出てくる抑うつ症状のことを言います。マタニティーブルーは出産後に抑うつ症状が出て、10日くらいで症状が収まるのに対し、産後うつ病は出産後数週間~数カ月後に生じることが多く、その症状は2週間以上続きます。
【産後うつの症状とは?】
産後うつはうつ病の一種なので、一般的なうつ病と同じ症状が出ます。主な症状としては、体調面の異変と精神面の異変が起こります。
体調面では、強い疲労感や不眠・過眠といった症状や食欲不振・増進といった症状を感じる人がいます。精神面では、気持ちの落ち込みや家族に対する無関心、育児や家事に対する気力の減退などの症状が見られます。
ここからは、産後うつになった時・疑われた時に、当事者の妻や夫は何をすべきなのかについて書いていきたいと思います。
【1】 完璧主義をやめる
産後うつを発症する原因については、現時点でも完全にわかっているわけではありません。しかし、一般的な傾向としては、家事・育児・仕事その全てにおいて、完璧にこなそうと頑張りすぎる人が、産後うつにかかりやすいと言われています。
しかし、相手は赤ちゃんです。母親の計算通りに物事がうまくいくことなんて、まずありません。そんな中で全てを完璧にこなそうなんて思っていたら、ストレスが溜まるばかりか、心身ともに疲弊しきってしまうでしょう。
ストレスが溜まって何もできなくなってしまう前に、完璧主義をやめてしまいましょう。
【2】 誰かに相談して、助けてもらいましょう
育児は夫婦の共同作業という言葉があるように、本来であれば夫婦で協力し合いながら行うものです。しかし、現実はそうはいかず、つい妻の方にばかり負担がかかってしまいがち。
倒れてしまったら何もならないので、大変な時は夫にも手伝ってもらいましょう。また、最近では行政でも子育て支援制度があるので、そういうものを利用してもいいですし、親族や専門家などに相談してみるのも一つの方法です。
【3】 できる限りのことは協力する
夫が手伝わない理由の一つに、仕事のストレスや疲れという項目があります。確かに仕事をしているとそういうことがあるのは分かりますが、それを理由にして自分はなにもしないというのは、やはり考えものです。
妻の側がストレスを感じる要因の一つに、夫が何もせず怒ってばかりというのも入っているくらいなので、いつも育児に協力することは難しいとしても、できる時は少しでも協力する姿勢を見せることが大切です。
【4】 兆候をチェックする
情緒不安定になった、食欲がいつもより減った、死んでしまいたいと言うようになったなど、産後うつを連想させるサインは、常にどこかに出ています。
産後うつになった妻を助けられるのは、夫であるあなたしかいません。時にはお医者さんなど第三者の専門家を頼っても構いません。立ち向かう姿勢を見せるだけでも安心感が得られます。
【おわりに】
産後うつを防ぐために必要なのは、育児や家事の負担に押しつぶされそうな妻のことを気遣ってあげる夫の心です。少しでもできることは手伝う、仕事などの関係で手伝えなくても、ねぎらいの言葉をかけてあげるだけでも随分と違います。
夫も育児に関わっている自覚をもって、妻をフォローしてあげてください。
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