お家のキレイの秘密は玄関にあり!?素材別★マンションの玄関掃除法
毎日出入りする玄関。自宅の中で一番外に近い場所ということもあり、砂やホコリなどの汚れが溜まりがちですよね。でも、汚れているのがわかっていながら、見て見ぬふりをしてしまっていませんか?
また、マンションにお住まいの場合だと、集合住宅ということもあり、玄関掃除のタイミングにも気を遣うもの。さらに玄関の素材も様々なので、どうやって掃除したらいいのかわからないという方もいるかもしれません。間違った掃除法を取り入れてしまうと、大事な自宅を傷めてしまうことにもつながります。
そこで、今回は玄関の素材別に、早く簡単にできる玄関のお掃除法をご紹介します。
①天然大理石の場合
天然大理石は、水気が苦手。シミやひび割れの原因になってしまうこともあるので、水浸しにして掃除するのは厳禁です。基本的には空拭きをこまめにすることが肝心ですが、くすみが目立ってきた時には、以下の掃除法を試してみましょう。
掃き掃除の後、中性洗剤を薄めたものをマイクロファイバークロスにつけて拭きます。その後、マイクロファイバークロスを固めに絞って、汚れと水分を拭き取るように水拭きをして仕上げます。この水分を残さない工程が重要です。高圧洗浄機やスチームクリーナーは絶対に使用しないでくださいね。
どうしても輝きが戻らない時は専門の業者さんにお願いしましょう。
②人造(人工)大理石の場合
人造のものは様々な素材を固めたもので、天然の大理石ほど硬度はなく、軟らかいので傷がつきやすいのが特徴。こまめにお掃除をしないと光沢がなくなるので、汚れを溜めないようにすることも重要です。
こちらも、基本は天然大理石と同じお手入れでよいのですが、天然大理石よりも軟らかい素材のため、優しくお手入れするように心がけましょう。
また、せっかくコスパを考えて人造大理石にしたにも関わらずプロの業者さんに掃除・研磨をお願いするとなると高額になってしまいます。そんな時は、市販されている大理石用の研磨パッドを使って仕上げるのもオススメです。
③クッションフロアの場合
賃貸マンションや新しいアパートの場合、玄関に使われている素材の中でもっともポピュラーなのがクッションフロア。他の素材と違って、細やかな気を遣うこともなく、簡単に掃除することが可能です。
まずは掃除機や掃き掃除でゴミを排除した後、中性洗剤を薄めたもので汚れを除去し、水拭き、空拭きで仕上げます。他の素材と違って重曹を溶かした重曹水やセスキ炭酸ソーダ水などが使えるのもこの素材の利点。また、歯ブラシなどのブラシ類を使って細かい黒ずみなども除去できます。メラミンスポンジも使用できますが、傷に注意して少しずつ使用しましょう。
④素焼き・テラコッタタイルの場合
タイルの場合、屋外だと水を流せるのでお手入れも簡単ですが、マンションとなると、ベランダでさえも水を流すことが禁じられていることが多いもの。規約を守った屋内タイルの掃除法は以下のようになります。
他の素材と同様、基本の掃き掃除をした後、中性洗剤または弱アルカリ性洗剤を薄めたものを塗布します。タイルならアルカリ電解水の使用も可能です。その後、ブラシを使って隅っこや目地などの汚れもこすり落としましょう。もちろん仕上げは水拭きをして、空拭きで仕上げます。ちなみに目地がない場合は、水が染みこんでしまうので、1枚ずつお掃除しましょう。
玄関をキレイにすれば、いいことだらけ
玄関はお家の顔とも言われています。それはつまり『お家の第一印象を決める場所』ということ。ですから、いつ来客があっても恥ずかしくないよう、こまめにお掃除をしておきたいものですね。
玄関をキレイにしておくと、キレイな場所から室内に入ることで自然と室内もキレイな状態を維持しようと心がけるようになるというメリットも。あなただけではなく、家族も室内を汚さないように心がけるようになりますよ。お家全体のキレイを保つためにも、玄関は定期的なお掃除をするようにしたいですね。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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