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初めまして、若松美穂です。

現在、主婦業をメインに、新聞、雑誌、ラジオへの出演、エッセイストとして書籍の執筆。カウンセラーとして、講座や講演などを行っております。著書に、『主婦が幸せになる53の方法』『理想と違う自分を好きになる』(どちらも双葉社)を発売中です。

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今回は、子育てについて書いてみようと思います。私が定期的に開催しているお茶会(少人数で自分の気持ちを打ちあけあう会)や講座で、比較的多い悩みが子育てです。子育てはこれ!といった正解がない為、どうすればいいのか、何をしてはいけないのか迷うことが多いもの。自分が子どもの頃、「こうして欲しかった」「こうして欲しくなかった」という思いを消化しきれず、自分と子どもを重ね合わせ、行き過ぎた子育てをしてしまったり、何かが足りないとはわかっていながら、その“何か”がわからず、子育てがうまくいかないと感じている方も、少なくないと感じています。子育てをするのは親ですが、一人一人が育ってきた場所・時代・環境、そこから受けた影響はすべて異なります。多くの違いを持った二人が、一組の親となり子育てをするわけですから、同じ親などいるわけもなく。
……なんてことはわかっていても、参考にするのは自分の両親がメインで「私の子育てこれでいいの?」と不安になるものなのかもしれません。

そこで、子育てに大切な4つの基本をあげてみようと思います。

① 望まれて生まれてきた子どもだと伝える

「あなたなんか生まなければよかった」「あなたさえいなければ」
親が言う何気ない言葉に、子どもは、深く傷つきます。自分は生きていていいのか、ここにいてもいいのかと不安でいっぱいになるのです。生まれてきてくれてどれだけ嬉しかったか、生まれてきてくれてありがとうという気持ちを、何度でも伝え、毎年誕生日を祝ってあげましょう。子どもの成長を喜びましょう。

② わたし(たち)の大切な子どもだと伝える

人は所属の欲求を持っていて、それは生存の欲求よりも大きいと言われています。自分の居場所がないと感じながら生きることは、とても辛いことなのです。“わたし(たち)の”大事な子どもと伝えることで、自分はここにいてもいい、親は私を受け入れていると感じることができ、居場所があることに安心感を抱きます。それが子どもの心の安定につながるのです。子どもを木に例えると、根を張り、太い幹でしっかりと立てるよう、親がいい土壌をつくることが大切です。

③ スキンシップを大切にする

肌の触れ合い、ぬくもりは、人に安心感を与えます。時にぎゅっと抱きしめ、できる限りスキンシップを大切にしましょう。……とはいえ、共働きも多い今、いつも・頻繁には難しいという場合も。そんな時には、肌触りのいいものや、子どもが心地いいと感じるものを身近に置いて、ホッとさせてあげるのも、一つの方法です。

④ 食べる物を用意する

眠ることと食べることは、生きていくうえで必要不可欠なものです。小さくても、眠ることは一人でできること。けれど、食べ物を用意する事は、小さい子どもにはできません。乳幼児の頃は、誰かの協力を得ないと、自分で食べることもできないのです。食べ物は愛です。子どもは愛を取り入れて成長し、その愛が、子どものエネルギーになります。子どもの成長に必要な食べ物を用意し、時間がある時には、「おいしいね」と、一緒に楽しく食べることができたらいいですね。

*おわりに*

子育てで基本的に大切にしたいことは、意外にシンプルで、難しいことではなかったのではないかと思います。とはいえ、すべての親が当たり前にできているかというと、そうとは限りません。
この4つは、欠如すると、子どもの将来にも影響することがあると言われるほど大切なことなのです。実際、お話を伺うと40代、50代になっても、親にかまってもらえなかった、愛してもらえなかった、居場所がなかった……と悲しい思いを引きずり、苦しんでいる人も多いものです。しつけや勉強はもちろん大切ですが、それも、お子さんの心の安定あってこそうまくいくというものです。