整理収納アドバイザーは仕事がない? 家事代行の仕事がおすすめです
片付けのプロフェッショナルとして、専門的な知識とスキルを持つ「整理収納アドバイザー」。整理収納のトレンドやテクニックを活かして、家の中をすっきりと整えたり、友人や家族にアドバイスをしたりできる資格のひとつです。
その一方で、「せっかく資格をとっても仕事がない」というお悩みを耳にすることもあります。しかしながら、この資格は家事代行の仕事ではとても役立つのです。詳しく解説しますので、参考にしてください。
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整理収納アドバイザーとは
整理収納アドバイザーは、特定非営利活動法人「ハウスキーピング協会」が試験を実施、認定している資格です。
協会がWebサイトに掲げている趣旨によると、目的は「豊かな暮らしに必要な家事能力の知識・技術・経験の質を高める学び」を提供すること。さらに「学びに見合った資格を認定すること」となっています。
整理収納に関するさまざまな資格がある中で、整理収納アドバイザーが目指すのは、部屋にあった整理や収納の方法を身につけ、アドバイスできるようになることです。得られる資格の等級には、3級、2級、準1級、1級のほか認定講師などがあります。
その中で3級と2級で得られるのは、収納の仕組みや整理の手順、収納グッズや道具の使い方などの自分に役立つ知識、家族や友人にアドバイスできる知識です。3級と2級では整理収納アドバイザーを名乗って仕事をすることはできないものの、在宅での学習も可能で、合格率は100%となっています。
準1級、1級は、その上位資格で、より高度な知識と技術を習得することができます。
1級を取得すれば「整理収納アドバイザー」という肩書きで仕事をすることも可能です。
1級の受験資格は、2級を取得していることで、合格率は70~80%程度。合格率100%の2級に比べると、やや難易度が上がりますが、企業や顧客への片付けに関するコンサルティングができるようになるなど、より活躍の幅が広がります。
整理収納アドバイザーに仕事がないと言われる理由
お伝えしたように、整理収納アドバイザーは、日常生活に役立つ意義ある資格です。
それなのに、なぜ「仕事がない」というお悩みが出てきてしまうのでしょうか。大きな理由として考えられるのは、次の2点です。
資格の活かし方がわかっていない
多くの資格がそうであるように、整理収納アドバイザーも、資格を取得したからといってすぐに仕事の依頼があり、収入につながるわけではありません。
しかし、資格を活かせる仕事ならあります。例えば、家事代行です。整理収納アドバイザーの資格を取れば、家事代行の仕事ですぐに実践で活かすことができ、即戦力として活躍できます。
資格があることを適切にアピールできていない
取得した資格を収入につなげていくためには、地道なアピールも必要です。自分が身につけた整理収納のスキルを活用してもらうための発信やセルフプロデュースに力を入れなければ、整理収納アドバイザーの資格で仕事を得るのは難しいかもしれません。
整理収納アドバイザーの資格を活かしてできる仕事
次に、どのような仕事なら整理収納アドバイザーの資格が活かせるのか、見ていきましょう。直接的に活かしやすい仕事としては、次の2つがあります。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、快適な住空間を実現するための提案アドバイスをする仕事です。居心地の良い住まいをつくるには整理収納の知識も必要不可欠。整理収納アドバイザーの資格は、インテリアコーディネーターという肩書きをバックアップしてくれるものといえます。
家事代行の仕事
お掃除は、家事代行の仕事で依頼されることの多い業務のひとつ。依頼された部屋の掃除に取りかかる前に、散らかった部屋を片付けなければならないというケースも多く、整理収納の専門的な知識や技術が役立つはずです。
仕事に伺うお客様の家の間取りや収納スペースの有無はさまざまですから、瞬時に整理や収納のしかたを判断して、取り組まなければなりません。そのようなときにも、整理収納アドバイザーの知識があれば、スムーズです。
整理収納アドバイザー資格を活かすなら家事代行がおすすめ
取得した整理収納アドバイザーの資格をすぐに活かしたいという方には、家事代行の仕事をおすすめします。主な理由をピックアップしてみました。
整理収納アドバイザーの資格をアピールできる
整理収納アドバイザーの資格は、家事代行の仕事に応募する際に自分をアピールする後ろ盾になるだけでなく、お客様の信頼にもつながります。
家事代行で依頼されることの多い掃除と「整理・収納」は、切っても切れない関係です。その知識があることを証明してくれる整理収納アドバイザーの資格があれば、お客様からの指名も増え、収入アップも期待できます。
特技を活かして働くためやりがいが持てる
習得した知識を活かし、掃除の仕事に伺ったお客様のお部屋を、どのようにきれいにするか――家事代行スタッフの腕の見せどころです。言い換えれば、やりがいがあるということ。仕事のモチベーションにつながり、働くことが楽しくなります。
家事スキルのアップにつながる
資格を役立てるためには、実践も欠かせません。その点、家事代行の仕事なら、さまざまなお客様のご自宅にお伺いして、整理・収納を実践することができます。結果として、どんどん家事スキルが向上し、報酬アップにつながることもあるでしょう。
例えばCaSy(カジー)の場合は、お客様からの高評価の数によるランク制度を導入して昇給を実施しています。
家事代行サービスならCaSy
CaSyは、家事代行サービス初心者の方でもスキルアップできるよう、講習やオンラインセミナー(勉強会)に加え、先輩キャストのお家に訪問して研修や相談ができる「おうち研修」の制度をご用意しています。
また、キャスト専用コミュニティ(CaSyキャスト限定SNS)がありますので、先輩や仲間のキャストと気軽に悩み相談や情報交換もしていただけます。
整理収納アドバイザーは、資格を取っても仕事がないというお悩みを持つ方もいらっしゃるようです。
しかし、資格の活かし方は自分次第、役立てられる場面はあります。そのひとつが、家事代行の仕事です。整理収納アドバイザーとして習得した知識を、すぐに、しかも直接的に活かすことができます。ぜひ資格を取って家事代行の仕事につなげてみませんか?
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