働きたい!けれど…主婦が社会復帰する時の不安を解消するには?
子どもの成長は嬉しいものですが、かかってくる教育費を考えると不安を感じる人も多いはず。老後の夫婦には年金以外に2000万円もの金融資産が必要だという報道もあったり、お金にまつわる心配は尽きません。
お金の不安解消のために日々の節約や家計の見直しはもちろんのこと、主婦なら仕事を始めて収入増を目指す方法は有効ですよね。しかし、家事や育児に専念するようになって年数が経っている主婦は、再び仕事を始めることに高い壁を感じがちです。どうすればスムーズな社会復帰ができるのでしょうか。
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主婦が社会復帰に不安を感じる5大理由
1.スキルやキャリアに自信がない
「パソコンを使いこなせない」「新しいIT系のツールがよくわからない」といったデジタル系スキルに自信がない主婦は案外多いもの。確かに今はどのような職種でもパソコンを使う作業が発生するのが現実です。
また『キャリア』と呼べるほどの年数を勤めていない、正社員経験がないなど、自身の経歴に自信が持てないために、採用されないのではないかと不安を感じる主婦も多くいます。
2.家事・育児との両立が不安
いざ仕事を開始した時、家の中が荒れるのではないか。子どもとコミュニケーションをとる時間が減るのではないかと不安に感じる人も少なくありません。
それ以前に預け先を確保できるのか、子どもが病気になった時に仕事を休めるのかなど、心配が尽きないという人も。
3.仕事についていけるかどうか
ブランクが長ければ長いほど、復帰を目の前にして不安に襲われることがよくあります。
めまぐるしく変化する世の中だけに、仕事の進め方やビジネス上の”常識”も以前と大きく変わっていることは珍しくありません。そのスピードの変化や以前との違いについていけるのかどうか、心配になる気持ちはわかります。
4.職場の人間関係が心配
プライベートならば、気が合わないと感じた人とは距離を置くことができます。しかし、仕事の場ではそうもいきません。
また、パワハラやセクハラといった職場でのハラスメントのニュースが多いだけに、自分もそんな目に合うのでは?と不安が高まる人もいます。
5.体力に自信がない
ある程度、自分のペースで過ごせたこれまでの日常とは違い、時間に合わせた行動が必要になります。通勤の混雑や早足での移動、職種によっては立ちっぱなし、座りっぱなしの時間が長くなることもあるでしょう。
体力が持つのか心配になるのもうなずけます。
そもそもなぜ社会復帰?目的を明確に
上記に挙げた不安の解決方法は「コレ!」と一言で答えられるものではありません。それぞれの状況によって変わってくるはずです。そこで大切なのが、そもそも「どうして働きたいのか?」という根本的な理由を明確にすること。
- 受験を控えた子どもの塾の月謝のため
- 老後の生活のために貯蓄を増やしたい
- やりがいのある仕事をしてメリハリある毎日を送りたい
- 社会とつながりを持ちたい
上記はほんの一例ですが、みなさん必ず動機があるはずです。この動機が明確で強い思いであればあるほど、不安や心配にも力強く立ち向かえます。
仕事探しで気を付けたいこと
働く目的を自分でしっかり確認したら、条件に優先順位をつけることをオススメします。
- 勤務時間、休日
- 勤務地
- 給与
- 仕事の内容
- 雇用形態
- 就業先の規模
一般的な項目をざっと挙げました。「とにかくお金を稼ぎたい!」という人ならば、給与額は譲れないでしょう。「給料はそこそこでいいから、とにかく●時までに帰りたい!」と退社時間を譲れないならば、パートやアルバイトの方が見つけやすいはず。「何がなんでも正社員!」なら、勤務地や就業先の規模の優先順位を下げた方が採用確率が高まります。
高収入で希望通りの勤務時間、自宅の近くで休日も多く、やりがいある仕事だとベストですが、当然ながらなかなかそんな仕事は見つかりません(笑)。自分にとっての優先順位を整理した上で、仕事探しを始めることをオススメします。
Take it easy !!
長らく専業で家事・育児に取り組んでいた主婦が、社会復帰するとなると不安になるのは当然ですよね。
でも、起こり得るトラブルを事前に想定してしっかり対応策を考えておけば、思っていたよりもスムーズに社会復帰できるでしょう。「案ずるより産むが易し」です!
photo/PIXTA
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