「どんなライフステージでもキャリアの妨げにさせない」。福利厚生に家事代行を取り入れるSATORI株式会社を取材!

共働き家庭や一人暮らしの方にとって、家事と仕事の両立は悩みのタネの一つ。仕事に打ち込んでいるときは、家族や自分のための時間を確保することが難しいものです。特に女性の社会進出が著しく、旧来の性役割が見直されつつある今、家事の担い手の確保は社会課題とも言えます。

そんな中、従業員のワークライフバランスを整え、より時間を有効活用してもらうことを目的に、家事代行を福利厚生として取り入れる企業が増えているのを知っていますか?

マーケティングオートメーションツールを手掛ける「SATORI株式会社」もその一つ。社員が仕事に集中して取り組める環境づくりのためのサポートとして、カジーの家事代行を福利厚生に導入しました。

導入の目的や経緯、その後の成果について、経営管理部経営企画グループ・メンバーサクセスチームリーダー、奥村 亜也乃(おくむら・あやの)さんにお話をうかがいました。

多様な働き方のサポートの一つとしての「家事代行」

社員の5割を女性が占め、マネージャー層も同様に5割が女性で子育て中のメンバーも多いというSATORI。人材育成方針について、「社員ひとりひとりの異なる背景を尊重したキャリア形成を大切にしている」と語る奥村さん。自主学習用の書籍購入費・資格取得費・研修費の助成や、月1回の有休取得の推奨など、柔軟な働き方を支援する制度を敷き、社員には「24ヶ月後のキャリア」をイメージして働いてもらうように伝えているそう。

「あくまでこだわるのは成果。成果さえ出せれば、自律的な働き方で構わない。時短やリモートの社員も多いですし、業務をやりくりして有休を無制限に取得することも可能です。24ヶ月と定めているのは、たとえば投資家様からなど、当社が対外的に評価されるのが2年に一度であり、それがキャリアにも当てはめられるという考えから。また、キャリアやスキルを磨くためには1年だと短く、現在急成長中の弊社は変化が早いため3年だと長いということもあり、2年がちょうどいいと考えているんです」(奥村さん)。

そんな多様な働き方を尊重する企業文化が認められ、「ちがいを ちからに 変える街。 渋谷区」という基本構想を掲げる渋谷区の行政施設内にオフィスを構えています。

それでも家庭と仕事の両立は、多くの社員にとって簡単にはいかないもの。「特に子供がいる社員からは、家事代行の福利厚生導入前から、家事の悩みについての話を耳にすることもありました」(同)。

そんな中、福利厚生にカジーの家事代行を導入するに至ったきっかけは、代表の植山氏がプライベートで利用していたことでした。「植山が育児に関わる中で、どうしても仕事時間を確保したいときに利用した実体験を社内に共有したら、社内メンバーから自分たちも使いたいという声が上がりました。社内会議で起案した結果、サポート制度として取り入れることに。それが導入のきっかけです」(同)。

家事代行は、まさに”時間を創る”ことができるサービス。家事を人に任せることで、家のことを気にすることなく仕事に集中でき、また業務だけではなく、家族と過ごす時間や自己研鑽の時間にも当てることもできます。同社が目指す個々人のキャリアの実現にもつながると、導入に踏み切りました。

▲ファミリーデーを設けるなど、社員の家族にも配慮した制度が多数。

家事代行で生まれるビジネスへの“好循環”

SATORIでは、なんと会社が全額家事代行費用を負担しています。SATORIの社員であれば誰でも、いつでも、1人につき月に2回まで無償で利用ができるとのこと。「直近では2ヶ月で100件ほどサービスの利用実績があります」と奥村さん。

導入後は、当初の想定通り、「好循環が生まれていることを実感しています」。奥村さん自身も依頼をしているそうで、

「私自身、最初は家に他人を入れることに敷居の高さを感じていましたが、依頼することで、仕事や自己研鑽の時間が増え、結果として仕事の効率も上がっていると実感しています。キャストさんも教育が行き届いており、家のことを任せる抵抗感はすっかりなくなりました。今ではなんでもっと早く使わなかったんだろうと思うほどで、友人にも勧めています。時間を有効活用して学習機会を増やすことが自身のビジネスパーソンとしての価値を上げ、それが目標の達成、ひいては会社全体の利益につながっていると思います」(同)。

子供のいる社員からも、評判は上々。

「『家事代行のおかげで、業務や家族、自分のやりたいことに時間を充てられるようになった』、『仕事だけに集中する時間を提供してもらえている』、『会社としてこのようなサービスで支援してもらえることはとてもありがたい』などなど、嬉しい声が届いています」(同)。

家事代行を福利厚生として取り入れている企業はまだまだ少ないからこそ、採用面でも効果があるのだとか。

「採用候補者の方に『福利厚生で家事代行があります』というと、みなさんすごく興味をもってくれます。『本当に社員の家事と仕事の両立の上でキャリアを考えてもらえる会社なんですね』と。積極的にこの福利厚生を今後もアピールしていきたいと思います」(同)。

どんなライフステージでも、キャリアの妨げにならない環境を提供したい

SATORIの目指す人事制度のあり方について、奥村さんはこう話します。

「子育て中であることや、ご家族の介護をされている方もいます。それぞれ異なる背景があっても、それがキャリアの妨げにならない環境を提供することを目指しています。そのために、仕事だけに集中できる時間をどんなライフステージにいる社員にも提供したい。家事代行の福利厚生導入は、その実現に確実につなげられていると感じています」。

「ワーキングマザーの役員もカジーを利用している」と話してくれた奥村さん。家事代行を通じ限りある時間を有効活用することが、事業成長だけでなく、その人にとってのよりよいキャリアにつながるということを教えてくれました。

SATORI株式会社の福利厚生について、詳しく書かれた記事はこちら。

https://recruit.satori.marketing/recruit_blog/works/vol9-benefits/

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カジーの福利厚生プランの詳細はこちらから。

https://casy.co.jp/contact/welfare

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