共働きで家事に疲れたら…思い切って同居もアリ?メリットとコツ

共働きで家事に疲れたら…思い切って同居もアリ?メリットとコツ

皆さんは、同居を考えた事はありますか?
「義両親となんて一緒には住めない!」と、頭ごなしに否定されているかもしれませんが、ポイントを押さえてルールを決めておけば、意外と同居はメリットが多いのです。
共働きのご家庭で、「家事ってほんと疲れる」と感じている方は1度この記事に目を通して、同居も視野に入れてみてはいかがですか?

【同居のメリット】

1.家事を助けてもらえる
共働きママが1番助かるのは、家事を助けてもらえるという事ではないでしょうか?
共働き家庭が増えた現代では、夫も家事をしてくれる事は珍しい事ではありませんが、やはり不慣れな手つきで家事をされるより、熟練の主婦と一緒に家事ができると心強いですよね。
特に、夕方仕事から帰ってのご飯作りが疲れるという方は、夕食作りだけは全面的に義両親に頼ってみてはいかがですか?
義母がもし、仕事をされていないのであれば平日の夕食作りくらいは、上手にお願いできれば張り切って腕を振るってくれるはずです。
ただし、【当たり前にやってもらえる事】ではなくきっちりと感謝を伝え、美味しいと思った物を褒める事も忘れないようにしましょうね。

2.経済的に楽になる
これはご家庭の状況にもよって変わりますが、2つの世帯が別々に生活するよりかは、同居する方が生活費は安く済む事が多いです。
もし、義両親の持ち家に住めるのであれば、家賃負担がなくなりますので、とても助かりますね!
家賃負担がなくなった分は、固定資産税や家の補修費は子世帯が負担してあげる事ができれば、義両親の負担も減り、お互いにメリットがあるでしょう。
しかし、古い家に住むのであれば、リフォームが必要な場合等もありますので、引っ越し前によく調べてから一緒に住めると良いですね。
また、もし二世帯住宅を建てて同居する場合も、親子でローンを組めると負担軽減にもなりますし、同居していると相続税が大幅に優遇されますので、そういった制度も利用できるようにしましょう。

3.愛情たっぷりの子に育てやすい
核家族が共働きの場合、子供と一緒に過ごせる時間は限られてしまします。
もちろん、その限られた時間内にたっぷりと愛情を注いでいるとは思いますが、義両親からも日頃から愛情を注いでもらえるとさらに良いですよね。
そして、普段から年配の人と触れ合う事で、高齢者は自分たちと違って足や腰が弱い、目や耳が悪いという事も自然と学ぶ事ができ、思いやりや人に優しくできる子供に育ちやすいとも言われています。
子世帯も子供のお手本となるように、普段から両親に優しく接する事ができるとさらに良いですね。

【義両親と上手くやっていくポイント】

1.プライベートゾーンとタイムを決めておく
義両親と上手くいかない原因の1つに【プライバシーがない】という事が挙げられます。
しかし、プライベートが必要なのは義両親も同じです。
お互いに、他の人には見られたくない物もあるでしょうし、義理の家族にはぐうたらした姿はあまり見られたくないですよね。
この問題を解消する為には、「お互いの寝室には何があっても入らない」や「日曜日の午前中は別々に過ごす」のようなルールを始めに決めておくと良いでしょう。
中には「義両親は全くそういう事を気にしないから、気にせず踏み込んでくる」という方もいるかもしれませんが、そういった場合は寝室だけにでも鍵をつけておいても良いかもしれませんね。

2.お互いに遠慮しすぎないようにする
誰かと一緒に生活していくには、ある程度の気遣いが必要です。
しかし【気遣い】と【遠慮】は別物です。
「次に義母さんがお風呂に入るから、洗面所を暖かくしておこう」のように気にするのは大切ですが、「義両親がまだお風呂に入っていないからお風呂に入るのは後にしよう」のような遠慮は不要です。
初めは言いづらいかもしれませんが、「義父さん、義母さん、お風呂はまだいいですか?まだ入られないのなら、後で混んじゃうから先に入っても良いですか?」のように断ってから、あっさり先に入っちゃいましょう。
このように、嫁がざっくばらんに振る舞っていれば、自然と義両親も自然体で振る舞ってくれるでしょう。

3.同居前から【できない嫁】を演じておく
誰しも、義両親に「好かれたい」と思うはずですが、好かれたいから良い嫁を頑張るのは、同居に関してはあまり良くありません。
「普段から料理は一汁三菜、お出汁は合わせ出汁をとっています」なんて言っていれば、とても素敵なお嫁さんかもしれませんが、共働きで毎日このような料理を提供できるとは限りません。
間違っても「料理は嫁に任せよう」なんて思わせないように「料理は苦手じゃないんですけど、レシピ頼りで得意料理も別にないですね~」と、なんとなく家事ができない雰囲気を漂わせておきましょう。
一緒に住んでからは【やれば出来るけれど、忙しくてそこまでは手が回らない】ように振舞えると尚良いですね。

【同居の際に決めておくべき事】

1.水場ルールを共有する
キッチンやお風呂場、トイレや洗面所は特に、それぞれ【我が家のルール】が存在するかもしれませんので、初めに確認しておきましょう。
どちらかのルールが明らかに正しかったり、効率が良かったりするのならば、そのルールで統一すれば良いですし、どっちもどっちなルールであえば、どちらかが折れるか折り合いをつけなければいけません。
「冷蔵庫の中の、名前を書いてある物は勝手に食べてはいけない」や「脱衣所はノックせずに開けない」のような大切な事は初めにキチンとルール決めしておきましょう。

2.子育てルールを共有する
親世帯に、子育てのアドバイスをもらいたい事もあると思いますが、子育てに対してあれこれと言われるのはあまり気分が良くないと思います。
これについては最初に「子育てで聞きたい事があれば、遠慮せずに聞きますので、それ以外はあまり気にしないで欲しい」という風な事をやんわりと伝えておくと良いでしょう。
また、「勉強は無理強いさせない」や「いただきますを言わないと食事させない」のような、こだわりの子育てルールがあるのなら、それだけは義両親にも徹底してもらいましょう。
義両親がこのルールを守ってくれなければ子供も、「おじいちゃんは良いって言ってたのに何で?」と混乱してしまうかもしれません。

3.ルールを守れなかった場合の罰ゲームを決めておく
色々とルールを決める事も大切ですが、お互いにそのルールを守っていく事も大切です。
しかし、何度言ってもルールを守ってくれない方もいるかもしれませんし、酷い場合は「そんなルールあったっけ?」なんて言われてしまう事もあるかもしれません。
このような事にならない為にも、まず始めにルールは紙に書いてみんなが見られる所に貼っておきましょう。
そして、このルールが守れなかった時に、その都度注意するのはお互い気が引けるかもしれませんので、【罰ゲーム】という形を取っても良いでしょう。
ルールを守っていない現場を発見した場合、義両親相手に「ルール破りましたね?」とは言いづらいかもしれませんが、「あ!ルール破ったから罰ゲームですよー」と言えば、半分冗談のようにも聞こえ、上手にやり取りできればコミュニケーションにもなるでしょう。
罰ゲームの内容は何でも構いませんが、仲の良い家族なのであれば【義父がルールを破ったら息子にマッサージ10分、嫁がルールを破ったら義母にマッサージ10分】のように、仲が深まりそうな罰ゲームにできると尚良いですね。

【まとめ】

義両親と同居と言うと、マイナスイメージがあるかもしれませんが、中には仲良く同居できていて「同居じゃないと共働きを続けられない」と思う人もいるようです。
上手くやれば、疲れる毎日の家事から少しでも解放されるかもしれませんので、同居も検討してみてはいかがですか?
お互いが思いやりを持ち、初めに色々と決まり事を作っておけば、上手くいくケースも多いですよ!

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