イヤな害虫を根こそぎ退治!意外と知らないバルサンの正しい使用方法
夏は害虫の活動が最も活発になる季節です。
夜、寝静まってから動きだす、招かれざる客のゴキブリ。苦手な方が多いですよね。ダニやノミにも刺される危険があるので、心配です。そんな害虫の徹底駆除に役立つのが 燻煙式の殺虫剤の<バルサン>です。正しい使い方をマスターして、害虫知らずの夏にしましょう。
■薬剤の選び方
バルサンは黒のバルサン、赤のバルサン、香るバルサンの3種類があり、それぞれ、効果に違いがあるのです。
駆使したい害虫によって最適なものを選びましょう。
<黒のバルサン> 効き目が最強のシリーズで、抵抗性ゴキブリにも効果があります。
<赤バルサン> ゴキブリ、ダニ、ノミ等の衛生害虫に幅広く効果があります。
<香るバルサン> 赤と同じく、衛生害虫に幅広く効果があり、イヤな臭いが残らないタイプです。
また、殺虫剤の拡散方法にも煙タイプ、水タイプ、霧タイプの3種類があるので、住環境に合わせて選ぶとよいでしょう。
<煙タイプ> マッチのようにこすることで、煙が出るタイプです。こすると一瞬小さな炎が出るのが特徴です。
煙が隅々まで届くため、隠れた害虫も逃しません!
煙が出るので、一戸建てにおすすめです。
<水タイプ> 水を入れるだけでスタートでき、炎がでないので安心です。煙は少なめで、臭いも少なめです。
<霧タイプ> 煙ではなく、霧で噴霧するタイプです。マンションなどの集合住宅でも気兼ねなく使用できます。
■使用前の準備
部屋の窓は締め切り、害虫の隠れ場所となる引き出しや押入れなどは解放します。
食品や食器、おもちゃ、寝具、パソコンなどの精密機器は直接煙が触れないように新聞紙やビニールなどで覆うとよいでしょう。
ペットや植物などは部屋の外へ出しましょう。
煙タイプと水タイプの場合、煙を感知する火災報知器、微粒子を感知するガス警報器が反応することがあるので、袋で覆います。
霧タイプはガス警報器、ガスと火災の両方を感知する複合型警報器には反応することがあるので、袋で覆っておきましょう。
■いよいよバルサン始動!
1.煙タイプ
バルサンのフタに付いている始動用のスリ板でヘッド部分を軽くマッチのようにこすります。小さな炎が出たら始動OKです。
数秒後に煙が出始めます。
2.水タイプ
規定の量の水を容器に入れて、その中に、殺虫剤入りの缶を入れるだけで、始動OKです。
約30秒後に煙が出始めます。
3.霧タイプ
火災警報器に直接霧がかからないように噴霧口の向きを合わせます。
後はボタンをカチッと音がするまで押し込みます。
顔を近づけ過ぎないように注意しましょう。
すぐに霧が出始めます。
いずれのタイプも煙や霧が出始めたら、外に出て、2~3時間以上(霧タイプは1時間以上)締め切りにします。
■使用後の処理
一定時間締め切ったら、煙や霧を吸い込まないようにして窓や扉を開放し、十分に換気してから中に入るようにします。
部屋の床は駆除した害虫を除去するため、必ず掃除機をかけます。
ダニの死骸もアレルギーの原因になると言われていますので、バルサン使用後のカーペットやソファなども掃除機をしっかりかけるとよいでしょう。
また、使用前に警報器を袋などで覆った場合は、忘れずに元に戻しておきましょう。
食器などが煙や霧に触れた場合は、水洗いしてから使いましょう。
■最後に
準備や後片付けなどがちょっと面倒と思われがちな<バルサン>ですが、その効果は期待できます。
いやな害虫とサヨナラするために、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
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