共働きで激務の旦那さんがいても余裕!家事をらくらくこなすテク
ただでさえ共働きで忙しいのに、激務の旦那さんを抱える場合、いったいどのように家事をこなしていけばいいのでしょうか。
分担という方法は取りづらく、しわ寄せは妻側にばかりきてしまいます。今回少しでも主婦側の負担を減らせる方法や、周りの主婦はどのように対応しているか、衣・食・住に分けてみてみましょう。
【1】衣
総務省の「平成23年社会生活基本調査」をみると共働きか否かに限らず、夫の家事時間・育児時間は増加傾向にありますが、やはり男女差はかなりあるそうです。どうにかして、この現状に対策を打ちたいですね。
最初は《衣》からスポットを当てて対策していきましょう。
着ることについての最も重要なことは、やはり《洗濯》です。
今は全自動洗濯機なのでとてもらくなはず!となる筈ですが、干す・取り込む・畳むという一連の欠かせない作業があるため、不人気な家事のひとつですね。
具体的な対策としては、
・ノーアイロンでOKのものを選んで買う
・ドライマークで洗わなくても良いものを選んで買う
・乾燥機まで一貫してできるタイプの洗濯機を使う(ドラム式など)
と、ここまではよくある話ですが、荒ワザになりますがもうひと工夫で更に手間をはぶきましょう。
・シャツやトップス、ボトムスなどオフィスで着用するもの(インナー以外)は思い切って全てクリーニングに出してしまう。
・収納するハンガーと干すハンガーを兼用し、干して乾いたら畳まずに、そのままクロゼットに収納する。
・乾燥機まで回したあと、それぞれの衣類を入れるカゴに仕分けし、各自畳んだり収納したり自由にしてもらう。
・ハンガーラックに掛け、サーキュレーターを回し除湿機をかけて部屋干しにし、インナー以外はそのまま収納まで完了。
といった感じです。
家事にこだわりのある方にとっては、それはちょっと……と気が引けたりするかもしれませんが、洗濯のストレスや費やす時間がなくなると、意外にも有意義な時間が増えてイライラも減りますよ。
そうなると、もう慣れの問題で一度らくをするとハマってしまいますよ。
家族からも最初はブーイングが出るかも知れませんが、共働きで奥様が大変な思いをしているのを目の当たりにしていたら、よほど昭和の亭主関白を地で行く旦那さん意外は、目をつぶってくれるはずです。
洋服にこだわりがあって、扱いにもこだわる旦那さんの場合でNGが出たときは、いっそのこと《家事代行サービス》を頼んでみようかなと相談するのも◎
【2】食
昼食はそれぞれ別で食べることが多い、共働き家庭の場合、唯一の団欒は夕食ですが、激務の旦那さんがいる場合、同じタイミングで食べることは難しいものですが、少しの工夫で時短につなげましょう。
家族それぞれが、同じ時間に食事をすることが、準備も片付けも一緒に終わるため、一番合理的なのですが、旦那さんの帰宅が遅いとそれまで待つわけにはいきません。お子さんがいる場合は、お子さんと奥様が一緒に食べ、遅く帰宅したご主人がすでに出来たものを、後から温めなおして食べるパターンが多いですね。
では実際に食事の準備に使える《裏技》をみてみましょう。
・お子様用と大人用に分けずに作る場合→取り分け離乳食のように味付けを濃くする前に取り分ける。
・冷凍野菜やすでに切って冷凍した肉を活用して、調理する
・旦那さんのものを別に作らず一緒に調理する。
とここまではよくある時短ネタですが、さらに踏みこんで裏ワザを使うと……
・晩酌をする旦那さんの場合、最初から旦那さんのものはおつまみを中心としたメニューにし、分けて作る。
《ポイント》この方法は、味がやや濃い目であるおつまみは作るのが簡単という理由からで、その上、調理はお子さんとママが食事を食べている間にこなしてしまいましょう。たとえば、魚を焼いたり、弱火で炒め物をしたり、弱火で煮たりと食べている間に出来てしまうのでとても便利です。
そして、〆のご飯はお茶漬けやおにぎり、茹でたそうめんに麺つゆを添えるだけと簡単なものにしてしまいましょう。
ここまで付けて不満をもつ旦那さんは少ないはずです。サラダも作るのは大変ですが、おつまみとなると野菜スティックなど切るだけでOKなものもありますし、旦那さんの遅い時間の食べすぎも防げますよ。
・完全に全部作ってしまったものを冷凍しておく
《ポイント》
こちらは冷凍ものを活用するパターンをより進化させたもので、例えば……カレーなどを冷凍してしまうとあまり美味しくないもの。かといって野菜を切って、下ごしらえまでを冷凍するだけでは大した時短にはなりません。この方法は人参やじゃがいも、たまねぎなどを煮るか電子レンジで加熱してしまい、それをジップつき保存袋に入れて冷凍保存しておきます。
使うときに電子レンジで解凍をし、ブイヨンを入れたお湯にルーを溶いてサッと煮るだけで完成です。コレでは味が馴染まないのでは?!と不安に思うかもしれませんが、帰宅が遅い旦那さんの場合、冷める間に馴染んで味が滲みるので、ちょうど食べごろになっています。
やや手抜きに思えるかも知れませんが、食べて帰ってもらうとか出来あいのものを買ってきてもらうという《最終手段》を使うことを考えれば、遥かに手の込んだメニューができます。手作りなので、愛情も感じられますし、先に寝てしまえば不満も聞けない?!ですよね。
【3】住
3つ目は住まうということ。これは掃除や衛生面でのお話になります。
ホコリだらけで換気の行き届いていない、不衛生な環境では家族の健康も危ぶまれます。旦那さんの協力が得られない場合、裏ワザで環境づくりをしましょう。
・お掃除ロボットを使う
・週末にまとめて掃除をする
・こまめに掃除をしておく
このあたりは、言わずとも知られている小ネタですが、これが出来ないから悩んでいる!という方も多いですよね。しかも旦那さんは毎日忙しくて協力が得られないのに、週末に手伝ってくれるわけもない……。
ではお掃除も裏ワザをつかってやっつけてしまいましょう。
・フローリングだけの生活をやめる
《ポイント》一見、フローリングでスッキリしたほうが、お掃除ロボットも使えるし、片付きやすい、とおもわれがちですが、実は、フローリングはハウスダストやワンちゃんの毛などが舞い上がりやすいのです。1日掃除機をかけなかっただけで、歩いたりこれからの季節に扇風機をかけたりすると、見えないホコリが常に舞う状態に。
じゅうたんやラグを敷くと、毛の間にホコリが絡まっているので、舞い上がらず逆にほこりっぽくなりません。ラグの場合は、はがしてパタパタと払うだけで大まかなホコリやゴミとはサヨナラなのでとてもらくなのです。
・お子様とゲーム感覚で1日1箇所を片付ける
《ポイント》これは、しつけにもなりママ自身もゲーム感覚で楽しめるので、イライラせずにこなすことが出来ます。掃除や洗濯など、家事に時間を使うと育児の時間がなくなってしまうというママも多いもの。一緒に子供を巻き込んで、片付けたり掃除をしたりすると気分もよく、学んだ子供は意外と率先してやってくれるようになります。
その時に沢山褒めることもお忘れなく。そうすれば実用的なママにとって有難いお手伝いをしてくれますよ。
【4】その他
最後に手続きや銀行などの用事ごとをどうするかという問題に触れたいと思います。家事という括りでなくとも、主婦の仕事になっているご家庭は多いと思います。
これもまた、激務の旦那さんに頼む訳にもいかず、主婦である妻がお昼休みや出勤前などに出向くことになり、意外と時間が取られてしまうもの。
最近では役所の出張所が増えたこともありますが、以下のように工夫しましょう。
・マイナンバー制度を活用する
《ポイント》これはマイナンバーカードを申請して作成し、活用するということです。そうなると代理で行く必要もなくなり、市区町村が対応している場合、旦那さんがお昼休みにコンビニで各種証明書(印鑑証明書や住民票など)を発酵することができ、妻への負担はグッと減ります。
特定個人情報の利用状況もネットで確認できるため、「あれ、どうなっているか確認しておいて」なんていう雑用を任せられる機会も減ります。
・コンロやお風呂などの掃除はプロにお任せ
《ポイント》日々の積み重ねて汚れてしまう場所ですが、毎日コツコツという時間すらない場合、あきらめてクリーニング業者や家事代行サービスにお掃除してもらいましょう。些細な掃除の積み重ねは、激務の旦那さんと過ごす主婦にとってはなかなか難しいものです。場合によっては潔くあきらめて、ケンカやストレスになる前に、お金で解決することも大切です。
【おわりに】
いかがでしたか。今までの知られている時短テクニックで満足している場合でも、旦那さんが忙しくなると家の中は更に回らなくなるもの。旦那さんもママも家もボロボロ……とならないように対策をしておきたいものですね。
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