共働き家事の分担戦争勃発!!戦争回避のカギは「家事リストの作成」
共働きをしていると、家事の分担がケンカ勃発の引き金になる夫婦は多くいます。
どうしたら、家事を平等に分担することができるのでしょうか。その手掛かりになることは、「家事リスト」を作成してみることです。
家事リストから、どのように共働き夫婦でも負担のない家事の分担を決めていくとこができるのでしょうか。
今回は、そんな点をご紹介したいと思います。
家事リスト作成。
家事リストとは何でしょうか? それは、行う家事を紙に手書きで書き出すという事です。
話し合うことを手書きで書き出すという事は、どうして良いことだと思われますか。
まず、紙に書くことによって問題を客観的に見ることができます。「頭の中でもできるよ」と考える人もいますが、本当にそうでしょうか。
頭の中で考えていると、情報を客観的に考えながら「自分はこうしたい」「自分なら……。」など感情的な事も考えてしまうことはありませんか。
自分の感情を知ることはとても大切な事です。でも、その前に事務的に、情報だけを見てみるという事をしないと、物事を話し合い、決めるという事は難しくなってきます。
手で書くという事は五感を使うことになります。タイプとは違い、考えたことを手で、紙やペンの感触を感じながら書くことによって、脳は情報を記憶していきます。
手で書くなら、記憶に残りやすいという効果があるので、紙に手書きで問題を書き出すこと必要になります。
では、何を書けばいいのでしょうか。
家事リストなので、家で行う必要がある仕事を全て書き出しましょう。
炊事、洗濯、掃除以外にも、子供と遊ぶ時間、ペットの散歩、車のメンテナンス、回覧板を近所に回す、学校の行事、それ以外の細々したことを全て書き出しましょう。
得意分野を自分担当
家事を書きだしたら、今度は分担を決めます。
ここで、決めれる分担は「夫の分担家事」「妻の分担家事」「子供の分担家事」「夫婦で行う分担家事」「どちらも得意ではないのでいったん保留家事」
に分けていきましょう。
もし、可能なら自分の得意な家事を自分の分担にまず組み込みましょう。得意なものは苦なく行えるので長期的に考えるのなら、家事の効率につながっていきます。
そして、二人でできる事は夫婦で、または、親子で一緒にするようにしましょう。週に一度、まとめ買いの買い物に行く時は、夫婦で行き二人の仕事にする。家の修理や車のメンテナンスは夫と息子の二人。料理の仕事は、母親と子供で行う。食後の片付けは家族みんなで、など皆で一緒に行う家事をいくつか作るようにしましょう。
こうすることのメリットは、家事をしながらコミュニケーションを取ることができるという事があります。
子供との時間を作らないとと思っても、仕事に家事にと一人で動いていたら時間は足りません。余った時間を子供との時間にしたとしても、疲れ切った状態で子供との時間を楽しめますか。
なので、一緒に仕事をするときを会話をする時間にするなら、子供も家事を覚えられ、家族とも会話ができる時間になります。
「どちらも得意ではないので、いったん保留家事」に関しては、思い切って家事代行にお願いして解決するという方法もあります。不得手なことを押し付けあう事も、心地よいことではありません。だからと言って自分だけ行うことになるなら「押し付けられた」と感じて、パートナーや家族に優しい気持ちを持てなくなります。
なので、家事代行にお願いして保留家事を解除するという考え方もありますね。
子供にも、自分の分担を与える
子供に頼む家事を決める事も欠かせません。
なぜなら、「自分の分の仕事を責任もって行う」という事を学ぶ大切な機会になるからです。
子供の年齢によって頼める仕事は変わってくると思います。
例えば、3歳~5歳くらいなら食事の準備として、箸やお皿を並べるという事ができます。小学校低学年になったら、玄関の掃き掃除をお願いできるかもしれません。小学校中学年くらいなら、洗濯物の取り込みとたたむことや、食器洗いなどを教えられるかもしれません。
もう少し大きくなったら、お風呂掃除や、掃除機掛け、週に1日は夕飯用に1品作るなどをお願いできるかもしれませんね。
このように子供の年齢によって、子供に頼む仕事を変えることができます。子供の時から家の仕事を学んでできるようになるなら、どんな良いことがあるでしょうか。
例えば、将来自立した時、生活をするという事で困りません。また、社会に出た時に責任感のある大人へと成長する足掛かりになります。
子供は、勉強だけしていればいいとは考えずに、家の仕事を子供にも分担するようにしましょう。
【まとめ】
いかがでしたか。
家事の分担の作り方をご紹介しました。でも、一つ注意点をお伝えします。
「分担だから」、「私の担当じゃないから」と思っても、家事を行ってくれたことに関しての感謝の言葉を忘れずに伝えましょう。
感謝をされると、自分が行った家事に対して自信を持つようになり、さらに頑張ろうと感じられるようになります。また、感謝をしてもらいたいと思うのなら、まず自分から感謝をすることを習慣にしましょう。
感謝の言葉は静かに伝染していきます。それに、感謝の言葉は聞く方も伝える方も、心の重みを軽くする魔法の言葉です。
皮肉に言う「ありがとう」ではなくて、心からの「ありがとう」を言葉に出して伝えましょう。
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