掃除のプロが伝授!部屋のホコリを徹底追放する5つのポイント
どんなに念入りに掃除機をかけても、気づくと床にふわふわと漂っているホコリ。日々、生活をしている限りは完全になくすことはできないとはいえ、やっかいな存在です。
でも、ちょっとした習慣を身につけることによって、ホコリの発生を防ぎ、快適な空間を手に入れることができるのです!そこで今回は、ホコリを退治するための5つのポイントをお伝えします。
Contents
1 お掃除は、上から下へ
お家のお掃除をする際、始めから床のホコリを掃除機で吸いとっていませんか?その後に、棚や電気のカサなどのホコリを拭き取っていたら……それでは、せっかくきれいになった床に、上からホコリが落ちてきてしまいます。
掃除の基本は、上から下へ進めることです。まずは、天井、照明器具、家具、椅子の背もたれ……というように、高いところから順番にホコリを取り除いていきましょう。高いところにも届くような、柄の長いモップのようなものがあれば手軽にできますね。高いところはまったく掃除をしたことがなかった!という方は、月に一度だけでも徹底的にやってみましょう。
また、床掃除をしてもすぐにホコリが目立つという場合は、もしかしたら上からのホコリが原因かもしれません。お掃除の順番を変えるだけで解決する場合もありますよ。
2 初心にかえって、ほうきを活用しよう
ホコリ掃除と言えば、まっ先に思いつくのは掃除機を使ったお掃除ですよね。でも実は、掃除機だけでは取り残しがあることも。製品にもよりますが、掃除機は隙間や溝など細かなところのゴミの吸出しが苦手なのです。
そんな時に役に立つのが、『ほうき』です。昔から馴染みのある掃除道具ですが、みなさん、お忘れではないですか?ほうきは細かい溝や隙間からホコリをかきだすのに最適。さらに掃除機に比べて軽いので、高いところのお掃除もお手のもの。誤って必要なもの吸い込むこともありません。
もちろん掃除機の吸引力も魅力ですから、ほうきと掃除機のダブル使いがオススメと言えるでしょう。
3 室内の『空気の通り道』を掃除しよう
エアコンや扇風機、暖房器具は快適に過ごすための必需品ですよね。これらは、室内の空気を循環させて、涼しくしたり暖かくしたりしています。けれど、その循環している空気や風にホコリが乗ってきたとしたら……ちょっとドキッとしますよね。
そのため、送風機能のある家電はこまめにホコリを取り除きましょう。一定時間使用するとフィルター清掃を促されるのには、このような理由があるんですね。
また、窓を開けて風を通すという場合、網戸がホコリだらけではよくありません。家電だけではなく、網戸掃除も忘れずに。
4 静電気防止策には、柔軟剤を
テレビなどの電化製品やプラスチック製品には、どうしてもホコリがつきやすいもの。その原因は『静電気』です。したがって、静電気を防げばホコリは溜まりにくくなります。
この静電気防止に役立つのが、なんと柔軟剤。そう、お洗濯に使用する、あの柔軟剤です。使用方法は簡単。バケツ1杯の水に柔軟剤をさーっと1周する程度入れましょう。その柔軟剤入りの水をタオルや雑巾などに含ませ、固く絞って、拭き掃除をするだけ。もっと手軽にしたい場合は、スプレーボトルに柔軟剤入りの水を入れ、霧吹きしながらホコリを拭き取ってもいいですね。
ただし、家具などの場合、その材質によっては変色する恐れがあるので、目立たないところで一度試してみてから使用してください。また、電化製品は水を直接スプレーすると故障の原因になりますので、注意が必要です。とくに液晶画面は水に弱いので気を付けましょう。
床掃除や電気のカサのホコリとりに、柔軟剤でのお掃除を試してみてくださいね。
5 家に入る前に、ササッとひと払い
意外に知られていないのですが、ホコリの正体は、主に摩擦により布製品から剥がれ落ちた繊維です。ですから、部屋の中に繊維をなるべく落とさないことがホコリを減らすコツ。
洗濯物はなるべく外に干したり、家に入る前に上着の表面をササッと払うことも有効です。とくに入室前に衣類を払うのは、花粉をお家に持ち込まないことにも繋がりますので、習慣化しておくといいですね。
ソファや布団などの布製品は、ホコリとして繊維が舞い上がる前に掃除機で吸いとりましょう。
日々の些細な行動でホコリと決別!
今回ご紹介したように、ホコリは掃除機だけでは吸いきることができない、やっかいな存在。しかし、小さなことを積み上げていけば、撲滅とはいかないまでも、ホコリを減らすことは可能です。
ホコリはあまりに溜まりすぎると健康被害に及びます。ひと手間を惜しまずに、快適に元気に過ごせる空間を作りましょう!
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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