ダブルケアに備えて!これから介護が必要になる人の準備すべき事3選
現在妊娠中や小さい子どもを育てている家庭も多いと思いますが、そのような中でいつ親の介護が始まるか分からないという人もいるでしょう。介護と育児を同時に行う事は、想像以上に大変な事ですが、ダブルケアに備えて準備しておけば両立する事は可能ですので、準備しておくべき事を3つご紹介します。
1.介護する事を想定した家を準備する
現在住んでいる場所や賃貸、分譲マンションや持ち家など、人それぞれ状況は違うので一概には言えませんが例えば引っ越しを考えている方や、引っ越しても問題がないという方であればまだ決まっていないとしても【介護をする】という前提の元に住む家を考え直してみると良いでしょう。何故ならば、介護は大人一人を抱きかかえて移動させたり、お手洗いに一緒に入ったりする可能性もありますのでそのような状況になってから家を探したり引っ越したりする事は極めて困難だからです。
もし、これから引っ越したり家を建てたりする方であればお手洗いのスペースは広めにとったり、バリアフリーの家を選んだり、リビングと介護する部屋を近くに作ったりできるといざという時に役立つでしょう。持ち家であればもし自分が介護する事なく済んだとしても、もしかしたら将来自分が介護される側に回るかもしれませんので、備えておくと不安を減らすという事にも繋がり、一石二鳥ですね。
2.気分転換できる場所を確保する
特に、1人でまだ出かける事が出来ないような年齢の子どもであればあるほど大切な事ですが、子どもは1日中家の中にいると退屈してしまい、さらにもう歩けるようになっている子どもであれば1日家の中でしか遊べなければ運動不足になってしまいかねません。また、ダブルケアをしている自分自身も1日中家の中で介護と育児しかしていなければ気持ちも滅入ってしまうかもしれませんので、そのような事を未然に防ぐためにも徒歩1分程度で行くことができる公園や線路が見える駅、散歩コースなどどのような場所でも構いませんのでリサーチしておきましょう。
もちろん、介護もしていると「○分置きに寝返りをさせてあげなければいけない」などのような時間の制約もあるかもしれませんが、数分でしたら問題ない場合もありますし、どうしても近場にそのような場所がない方はベランダや庭に出て植えた花を見るだけでも気分転換になる事もありますので、ベランダの手入れをしておく事も準備の1つかもしれません。
3.家事が全く出来ない事を想定しておく
今は普通に行っている家事ですが、すでに子育てされている方でしたらお分かりのように子どもが生まれると全く思うように家事が出来なくなります。そしてそこに介護まで加わると「私に出来るのかな?」と不安になる方も多いでしょう。そのような不安を取り除く為には今行っている家事を全て出来なくなるという前提で、何らかのサービスや機械に任せるという想定をしておくといざという時その機能を利用して何とかこなす事ができるかもしれません。
例えば、料理が作れなくなるという前提で健康食のお弁当を自宅まで配達してくれるお店の電話番号を登録する、掃除が出来なくなるという前提で月に数回家までお掃除や片付けをしてくれるようなサービス会社を比較・検討してブックマークしておく等、準備できる事は山ほどあります。他にも乾燥までしてくれる洗濯機やお掃除ロボットなど、本当に何も家事ができなければ……という過程で心構えをしておくといざという時に焦らなくて済むでしょう。
まとめ
これから子育てや介護をする人はどのような生活スタイルになるか全く想像できないので準備しておく事はあまりないように感じるかもしれませんが【最悪の事態】を考えておくとダブルケアに直面した時に少しでも気持ちが楽になるかもしれません。上記3つは準備しておくと良い事でもありますが、心の準備にもなりますので考えておくだけでも気持ちが変わってくるでしょう。
ダブルケアに1番大切な事は1人で抱え込まず、人やサービスを頼るという事ですので「甘えちゃいけない」なんて思わずどんどん何でも利用して両立できるように準備しておきましょう!
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