家でできるフードロス対策!冷蔵庫の食材を余らせない5つのワザ
仕事に家事、育児と毎日忙しい共働き家庭では、買い物に出かける手間を省くため、数日おきに食材をまとめ買いしているケースがほとんど。一人暮らしの方でも、「食費をできるだけ安く抑えたい」という理由でまとめ買いをしている方も多いでしょう。
しかし、ついつい買いすぎたり、予期せぬ外食が続いたり、一人分の食事を作るには食材が多すぎたり……。気が付けば、余った食材を冷蔵庫で腐らせてしまった経験、みなさんも一度や二度はあるのではないでしょうか。せっかく買った食材は、無駄にすることなく最後まで使い切りたいですよね。というわけで今回は、編集部のまわりのお買い物のベテランに食材を余らせないコツを聞いてみました。
【1】冷蔵庫内を撮影
「朝、家を出る前に、冷蔵庫内を携帯で撮影しておきます。仕事帰りに買い物に行くとき、『卵いくつ残ってたっけ?』『野菜は何があったっけ?』ってことがなくなりました」(35才・事務職)
仕事が終わってスーパーで卵を買い、帰宅して冷蔵庫を開けると未開封の卵が1パック……。食材をムダにしてしまう原因のひとつは、こういった『重複買い』です。これを避けるためには、買い物前に冷蔵庫の中身を把握しておくことが大切。いちいちメモするのは煩わしいという人も、カメラで撮影すれば楽ですね。
【2】長持ちさせる保存方法を知る
「買ってきた野菜は、冷蔵庫に入れる前に傷んでいる部分を取り除くようにします。一緒に入れておくと他のものまで傷んでしまうから。あと、キャベツは芯をくり抜いて、湿らせたキッチンペーパーを詰めて長持ちさせるなど、いろいろ工夫しています」(29才・金融関係)
大根は葉を落として濡れた新聞紙に包んでポリ袋に入れて保存、かぼちゃは種を取り除きラップをして保存、青菜類は葉っぱを上に向けて立てかけるように保存など、ちょっとした工夫で野菜は長持ちするもの。野菜それぞれの保存方法を頭に入れておきましょう。
【3】使い切りレシピをシミュレーション
「作りたいレシピを見て材料を買うと、それを作る以外に使い道がなくって余らせちゃうことが多いんですよね。だから、分量外の食材を使って作れるレシピも考えて買い物するようにしています」(32才・営業職)
例えば大根ひとつとっても、サラダ、煮物、ソテー、スープなど、いろいろと応用がきくもの。いくら安くても野菜を丸ごと1週間で使いきる自信がなければ、1/2や1/4サイズを購入するようにしましょう。食材の使い道に困った時はレシピサイトを利用し、余りものからレシピを検索すればムダがありません。
【4】ストック食材消費日を作る
「『いつか使おう』と思いながら何ヶ月も放置してしまった冷凍庫のストック食材は、結局捨てることに。なので、週に一度は、『ストック食材消費日』を作って、冷凍庫の食材を一気に減らしていくようにしています」(30才・自営業)
いざという時に役に立つ『冷凍庫のストック食材』。いくら冷凍保存がきくといっても、長期間入れっぱなしでは味が落ちてしまいます。冷凍庫内が飽和状態になりそうな時は、「今日は買い物に行かず、余った食材を消費する日!」と心に決め、中身を定期的に消費していく習慣をつけましょう。
【5】作りおきレシピにチャレンジ
「毎週日曜日は“作りおきを作る日”と決めています。一度に買って一度に調理すれば、あとはメインのおかず以外、毎日副菜として食卓に出すことができるので、楽だし、お弁当にして持っていくこともできますよ」(32歳・広告業)
依然として人気の『作りおきレシピ』は、忙しい女性が多くなってきた今だからこそ見直されていますが、実は私たちの親や祖父母の時代にもあった生活の知恵。今は書店などでも様々な本が出ていますし、WEBでもたくさんのレシピが検索できますよね。自分に合うレシピを選んでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
食材の無駄をなくす心がけを
飲み会や家族での外食する機会が続くと、うっかり冷蔵庫の食材を放置してしまいがち。「冷蔵庫の中身を把握する」、「必要なもの以外は買わない」を徹底し、食材を無駄にしないように心がけましょう。身近なところからフードロスを意識したいですね!
監修:福田信厳(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)
photo/PIXTA
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