冬を迎える準備はOK?ストーブのタイプ別に掃除方法を伝授!
肌寒くなってくると恋しくなるのがストーブ。冬の必需品ともいえるストーブですが、使いはじめる前にサッと外側のホコリを払うだけでなく、内部までしっかり掃除をした方がいいって知っていましたか?
内部まで掃除をすることは電気や灯油の節約にもつながるので、寒くなる前に点検を兼ねて一度お掃除しておくことをオススメします。
今回は、スト―ブのタイプ別に最適な掃除の方法をご紹介します。
ストーブの掃除って必要?
ストーブは使っているうちに汚れが溜まり、不具合を起こすことがあります。
主な原因は、ストーブの外側に溜まった部屋のホコリや、灯油の燃えカス、内部についたすす汚れなどです。
汚れによるトラブルを防ぐためにも、シーズン中に何度か掃除をするようにしましょう。
ストーブのタイプ別掃除方法
石油ストーブ
石油ストーブは、反射型タイプと対流型タイプの2種類があり、どちらも電気を使わずに使うことができます。反射型は、反射板が付いていて部屋の壁に寄せて使うことができるタイプのものです。逆に対流型は、周囲360度に向けて暖かい空気による対流を起こして部屋全体を暖めるので、壁の近くに寄せて使うことはできません。
< 用意するもの >
- 雑巾
- 新聞紙
< 手順 >
- 灯油をすべて抜く去年使った灯油が残っている場合は抜いてしまいましょう
少量なら新聞紙に染み込ませて捨てます。量が多い時は灯油の販売店やガソリンスタンドで引き取ってもらいましょう。
※できればストーブの灯油は毎年使い切って収納するようにしましょう - から焼きをする
火が付かなくなるまで運転します。
から焼きによって灯油を完全に使い切ります。火が自然と消えて冷めるまで待ちましょう。 - 中央の筒の周りにあるホコリやすすを払う
筒状の部分を乾拭きして、ホコリやすすを払います。
火災の原因になることもあるので、しっかりとホコリを払いましょう。 - 反射式ストーブの場合 → 反射板のホコリやすすを払う
熱を効率よく使うための反射板は、汚れていると暖房能力が低下する原因になります。
反射板を乾拭きしてホコリやすすを払いましょう。 - 組み立て直す
外した部品があれば戻して、掃除完了です。
石油ファンヒーター
電気と灯油の両方を使って効率よく部屋を暖めてくれるストーブ。タイマー機能や耐震機能なども充実しているので、安全性が高いこともポイントです。
フィルターにホコリがたまると暖房機能が落ちるので、週に1度のペースでフィルター掃除を行うといいですね。
< 用意するもの >
- 雑巾
- 掃除機
< 手順 >
- 本体を乾拭き
電源を切り、本体の外側に溜まったホコリを乾拭きして払いましょう。 - フィルターを取り外す
フィルターのつまみを持ちながら取り外す。
ネジで取り付けているストーブもあるので取扱説明書を確認して正しく外しましょう。 - フィルターのホコリを取る
フィルターに付いたホコリは、掃除機で吸い取ります。
汚れがひどい場合は、フィルターを水洗いしてしっかり乾かしましょう。 - 組み立てる
フィルターを付け直して、掃除完了です。
電気ストーブ
灯油を使わず、電気で部屋を暖めるのが電気ストーブです。内部は水に弱い場合があるので、乾拭きをしましょう。部屋をすぐに暖めることができることや、価格の安さなどが電気ストーブのメリットといえます。
< 用意するもの >
- 雑巾
< 手順 >
- 表側にある網を外す
- 発熱体を覆っている網を取り外す
外せないタイプの場合は、網の上から掃除機でホコリを吸い取ります。 - 内部のホコリを取る
内部は水に弱い場合があるので、乾拭きでホコリを拭き取りましょう。 - 網を取り付ける
取り外した時と逆の要領で、取り付けたら掃除完了です。
ストーブの掃除をして冬を迎える準備をしよう
掃除をしても「点火が上手くできない」「弱く赤い炎が続く」という時は、故障の前触れかもしれません。何年も使っているストーブの場合、部品の消耗の可能性もあるので購入した店舗やメーカーに問い合わせてみましょう。
ストーブを本格稼働させる前に、一度点検もかねてしっかり掃除をして、安心して冬を迎えましょう!
photo/PIXTA
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