リビングに飾るのはNG?切り花を長持ちさせる5つのコツ
花瓶にサッと挿すだけで部屋の雰囲気を変えてくれる切り花。手軽でインテリアに取り入れやすいので、気分が沈んだ時や気分を変えたい時に部屋に飾ってみるといいですよ。
しかし、買ってきたばかりなのになぜかすぐに枯れてしまう。こんなことありませんか?
正しいお手入れをすれば、飾った花を長持ちさせることができるんです。今回は、切り花を長く楽しむための方法やコツをご紹介します。
Contents
買ってきたばかりの切り花がしおれてしまう原因とは?
植物が弱ってしまう原因のほとんどが、水分不足です。特に切り花は水が不足しやすいので、買ってきたらすぐに水を与えてあげないといけません。
切り花は水を吸いあげるための根を切り落としてしまっているので、茎から水を吸いあげます。水分を与えることは、切り花を長持ちさせるためにとても重要なので忘れずに行いましょう。
水あげの手順
- 水がたっぷり入る容器を用意し、7割程度水を入れる
- ラッピングをとり、ついている輪ゴムやアルミホイルなどをすべて外す
- 花の茎の下端をそろえて、茎が10~15㎝程出るように新聞紙でくるむ。
( 花の部分はすっぽりと隠れるように調整しましょう) - 茎の下端をよく切れるハサミを使ってなるべく鋭角に切る
- 水を張っておいた容器に勢いよく入れる
- 直射日光のささない涼しいところに1時間くらい置く
切り花を長持ちさせるコツ5選
1.こまめに水を変える
清潔な水に保つだけでも、花を長持ちさせられます。水は、放置すると細菌が増えてしまいます。花の茎がぬるぬるしている時は、細菌が増えてきたサインです。そんな時は茎を水でよく洗い流しましょう。毎日水を変えて、花瓶も中性洗剤で洗って清潔な水を与えてください。
2.気温の低い、風通しの良い場所に置く
家の中でオススメの場所は玄関です。リビングに置く場合はエアコンの風が直接当たる所には置かないようにしましょう。暖かく湿度の高い場所は水が濁りやすいので、なるべく涼しい所に置くといいですよ。
3.根元を少しづつ切る
毎日1㎝程度、根元を切ってあげると、切り口を清潔に保つことができます。水の吸い上げがよくなり花を長持ちさせられますよ。良く切れるハサミを使って、切り口がなるべく大きくなるように斜めに切るようにしましょう。
4.余分な葉を取り除く
花瓶の水に浸かってしまう高さの葉は取り除いておきましょう。水に浸かった葉や枯れてきた花びらや葉は、雑菌が繁殖する原因になってしまいます。こまめに取り除くようにしましょう。
5.延命剤を使う
水を清潔に保つ成分や花に必要な養分が含まれている延命剤を使うと、花を長持ちさせるだけでなく、花の色や咲き方をより美しくする効果があります。
ただし、延命剤は濃く使えばいいというものではありません。希釈倍率を守って使うことで効果を発揮するのできちんと確認して使いましょう。
キク科の植物には「湯あげ」が有効
マーガレットやひまわり、ガーベラなどのしおれやすい野の花には、「湯あげ」が有効です。
湯あげとは、茎をお湯につけて導管の中の空気を外に押し出すことによって、水がスムーズに上がるようにすることをいいます。
ただし、チューリップやスイセンなどの球根植物や、ガーベラなどの茎が太く水分が多い植物には不向きです。
湯あげの手順
- 花や葉をしっかり覆うようにして茎の下部を20cmほど残し、新聞紙でくるむ
(茎がまっすぐになるようにきつめにくるむ) - よく切れるハサミで茎の下端をなるべく鋭角に切る
- 90℃以上のお湯を用意して茎を2~3㎝浸ける
- 茎の太さに合わせて20秒~40秒浸ける
- バケツに入れた冷水に勢いよく入れる
- 涼しい所に2時間ほど置いてから変色した茎の部分を斜めに切り落とす
こまめなお手入れが長持ちの秘訣
花は生き物なので毎日のこまめなお手入れが必要です。長持ちさせる5つのコツをしっかりと実践することで、今までよりも長く美しい花を保てるはずです。
花の色味や香りは、人を癒しストレスを軽減する効果があるといいます。おうちで過ごす時間が長くなっている今だからこそ、部屋に花のある生活を楽しんでみてはいかがでしょうか?
photo/PIXTA
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