洗浄スプレーでエアコンの汚れを落とそう!使用時のメリットとデメリットとは?
エアコンのお掃除ってなんだか億劫。ついつい後回しにしがちではありませんか。そんなエアコンの掃除を簡単にしてくれるアイテムがあります。
「エアコン洗浄スプレー」です。シューっと吹きかけるだけで掃除ができるというもので、とっても簡単にできるお掃除できちゃいます。
でもエアコンの汚れは、本当にシューっとスプレーするだけで落ちているのでしょうか?
今回は、エアコン洗浄スプレーのメリット&デメリットについて詳しくご紹介します。
Contents
エアコンの洗浄スプレーとは?
市販のエアコン洗浄スプレーは、パーツ別に適した洗浄スプレーが販売されており、大まかに4種類あります。そのうち8割が、フィン専用の洗浄スプレーです。
フィン専用の他には、フィルター、ファン、ドレンホースの3種類があります。市販のスプレーを使って自分で掃除をする時には、どの部分を掃除するための商品なのかは確認しましょう。
洗浄スプレー4つの種類ってどんなもの?
エアコンフィルター
フィルターに直接吹きかけると泡になりフィルターに付いた汚れを浮かせます。泡が消えた後に水で洗い流せば完了です。周囲が汚れる可能性を考えると、外やお風呂場でスプレーすると良いでしょう。
エアコンフィン
フィルターの奥にある薄い金属部分で、空気の温度調節をする役割を持っているのがフィンと呼ばれる場所です。フィンは特にカビが発生しやすい場所なので、定期的な掃除をすると良いでしょう。エアコン洗浄スプレーのほとんどがこのフィン洗浄スプレーです。
ドレンホース
エアコンの水分を排出してくれるドレンホースですが、掃除しにくい場所なので掃除したことがないという人も多いです。スプレータイプではありませんが、ドレンホースクリーナーを使って掃除をすると簡単に掃除できますよ。
エアコンファン
ファンはエアコンの空気の排出口から見える部分のことで、ファンが回転することによって空気を発生させます。この部分にカビが残っているとカビ臭さが残ってしまうので、定期的に掃除することが望ましいです。ファン用のスプレーは、種類が少なく他のスプレーよりも価格が高めに設定されています。
フィン洗浄スプレーを使った掃除方法
- エアコンフィルターを外して、掃除機でホコリを吸い取る
- 掃除機でフィンに付いたホコリを吸い取る
- フィン洗浄スプレーを5センチ程距離を取ってフィンに吹きかける
- 1本を全体に吹きかけたら10分程度放置する
- フィルターを戻せば終了
洗浄スプレーを使うメリットとデメリット
洗浄スプレーのメリットは、手軽にエアコン掃除ができること。スプレーはホームセンターやドラッグストア、インターネットでも簡単に手に入りますよ。ただしエアコンは、濡らしてはいけない場所があるので注意しましょう。
汚れが気になるからと、エアコン洗浄スプレーをちゃちゃっとスプレーすればOKというわけではない……というのがデメリット。
洗浄スプレーは正しく使わないと薬剤が残って、汚れやカビの栄養になってしまうことがあります。また、エアコンは高所に取り付けてあるので、掃除した時にホコリや汚れた水などで周囲を汚さないよう養生をする必要があります。
しかも洗浄スプレーによる掃除は、手軽に始められるけれど隅々までしっかり汚れを落とすというのはほぼ不可能。また、エアコンのニオイが気になりだしてからお掃除する場合は、スプレーでニオイまでスッキリ落とすのは難しいです。
洗浄スプレーでのお掃除は、汚れやニオイが気にならない段階での定期的なお掃除に向いています。
汚れやニオイが気になる時はプロにおまかせ!
エアコンはこまめに掃除することによって稼働時の効率が良くなり節電に繋がります。フィルターやフィンのホコリをこまめに取り除くようにしましょう。
汚れや稼動時のニオイが気になりだしたら、プロによるエアコンクリーニングを依頼すると良いでしょう。プロのクリーニングは、洗浄スプレーでは落とせない場所のカビや汚れもしっかり落とすことができます。
洗浄スプレーを使って自分でするお手入れと、プロのエアコンクリーニングを上手に使い分けてエアコンを清潔に保ちましょう。こまめなお手入れと、プロの技で快適にエアコンを使えるように準備しておきましょう。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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