掃除機はいつかけるのが正解?意外と知らない正しい掃除機のかけ方
家事の中でも、大きな割合を占める掃除。掃除機はサーっとかけるだけだから簡単……と思われがちですが、実はそんなことはありません。背筋をピーンと伸ばした正しい姿勢で、全ての部屋に掃除機をかけるのは、とても骨が折れます。
そんな掃除機がけですが、時間帯やちょっとした工夫で効率アップできるって知っていましたか?今回は、掃除機をかけるベストなタイミングと、これだけは知っておきたい基本ルールをお教えします。
Contents
掃除機をかけるなら朝がオススメ!
効果的に掃除機をかけるなら、ほこりが舞い上がっていない朝がベスト。空中を舞っている目に見えない細かいほこりは、人が寝ている夜のうちに床に落ちて溜まります。朝は、そのほこりが舞い上がる前に掃除機で吸いこんでしまえます。
ただ、いきなり掃除機をかけてしまうと床に溜まったほこりが、掃除機の排気によって舞い上がってしまうことがあります。ウエットシートなどでサッと床を拭いてから掃除機をかけるといいですよ。
畳は夜に掃除機をかける方がいい!?
掃除機がけは朝が一番と言いましたが、畳は夜にかけた方が効果的。畳に潜むダニは夜行性で、暗くなると畳の表面に出てきます。そのタイミングで掃除機をかければ、ダニを一気に吸い込めますね。夜に掃除機をかけるのが難しい場合は、部屋を暗くして1時間ほど待ってから掃除機をかけるといいですよ。
掃除機がけの3つの基本ルール
- 掃除機は和室も洋室も奥から手前にかけていくのが基本。入口に背を向けて、部屋の奥から入口に向かって後退しながら掃除機をかけましょう。このようにかけると、掃除機をかけた場所に足の裏に付いたほこりが落ちるのを防げますよ。
- 床の材質に合わせてかけ方を変えましょう。フローリングや畳は、目に沿って掃除機をかけましょう。毛足の長いカーペットなどは、十字にかけるとほこりやダニを効率よく吸い込むことができます。
- 掃除機はゆっくりかけてください。60~80センチの間隔で前後にまっすぐヘッドを動かしましょう。床にぎゅうぎゅう押し付けても吸引力は変わりません。優しくゆっくりかけましょう。
靴箱は掃除機と濡れ雑巾でピカピカに
ほこりや砂などで汚れた靴箱は、掃除機を使うと簡単にキレイになります。全ての靴を取り出したら、掃除機で大きなゴミを吸い取ります。その後、固めに絞った濡れ雑巾で拭きあげればOKです。
靴箱は湿気が溜まりやすいので、靴をしまう前にしっかり乾かしておきましょう。掃除のペースはワンシーズンに1回程度がオススメ。靴箱からイヤなニオイがする前に掃除しておきましょう。
サッシなど細かいところの掃除のコツ
窓のサッシやエアコンのフィルターは、乾いた状態でほこりを取り除くのがポイント。掃除機のヘッドをすきまノズルやブラシタイプに付け替えて、ゴミやほこりを吸い取りましょう。いきなり水をかけたり濡れ雑巾で拭いてしまうと、掃除しにくくなってしまいます。注意してくださいね。
エアブロー機能は、細かい場所を掃除するときにあると便利です。ノズルから吹き出す風で、ブラシでは届かない細かい場所に溜まったほこりやゴミを吹き飛ばしてくれます。玄関の落ち葉掃除にも使えるので、掃除機を買い変える際には検討してみてもいいかもしれません。
簡単に作れる使い捨てノズルで衛生的に
汚れが酷い場所や、サッシのレールなどに溜まったゴミを吸い取る時、いつも使っているノズルを使うのをためらってしまうことはありませんか?
そんな時にオススメなのが、トイレットペーパーの芯で作る使い捨てノズルです。作り方はとても簡単。まず、トイレットペーパーの芯の片方を斜めにカットします。反対側に3cm程の切り込みを5箇所いれ、ノズルに被せてテープでとめれば完成。簡単に作れて、使った後はポイっと捨てられるので、衛生的でとても便利ですよ。
生活スタイルにもよりますが、週に何度かは必ずかける掃除機。せっかくかけるなら、効率よくキレイにかけたいものですね。効果的な朝イチの掃除機がけ。お部屋も気分もスッキリして、新しい一日を迎える生活にシフトしてみませんか?
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます