意外に知らない!Tシャツの白さを保つ“本当の”洗濯方法とは?
気温もぐんぐん上がり、白いTシャツにデニムというシンプルなスタイルが映える季節がやってきましたね!しかし、白いTシャツはすぐに黄ばみなどの汚れが気になってしまい、長く着られない……そんな悩みを抱えている人が多いはずです。
「きちんと洗っているはずなのに、なんで黄ばんじゃうの!?」今回はそんな悩みを解決すべく、白いTシャツの上手な洗い方や、黄ばんでしまう原因について紹介します。
Contents
白いTシャツはなぜ黄ばむ?
黒や他の色物に比べて汚れが目立ちやすい白は、その黄ばみも気になってしまいます。実は同じように他の色のTシャツも汚れているのですが、白だとなおのこと目についてしまうのです。
主に黄ばみの原因となるのは、皮脂!黄ばみやすい場所と聞いてイメージするのは、首回りや脇の下の部分ではないでしょうか?そういった摩擦が大きくなる場所ほど皮脂の汚れがつきやすくなります。Tシャツの黄ばみは、皮脂の汚れが空気に触れて酸化するために起こるのです。
黄ばみを予防する方法は?
黄ばんでしまった白いTシャツをどうにかする前に、まずはどうすればその黄ばみを予防できるのかを知っておきましょう。意外にも“当たり前”のことも多いのです。
1:すぐに洗濯する
これを聞いて「そんなの当たり前!」と感じませんでしたか?とくに、汗をかきやすく洗濯物が増える夏場は毎日洗濯機を回しているという人も多いですよね。
しかし、この“すぐに”というのは、“洗濯物の汚れが乾かぬうちに”という意味です。一度乾いて定着してしまった汚れは、汚れた直後に洗うのに比べて落ちづらくなってしまいます。白いTシャツなどの汚れが目立ちやすい洋服は、汚れたらすぐに洗濯を心がけましょう。
2:白いTシャツはできるだけ着用しない!?
着用するなと言われても、せっかく購入したし、お気に入りだし……そう思ってしまいますよね。
もちろん、日常的に着用を控えるという意味ではありません。スポーツをする時や、上にジャケットを羽織る必要があるなどの、皮脂汚れが出やすく摩擦が起きやすい場合は、できるだけ白いTシャツの着用を控えると、そもそも汚れがつくのを防ぐことができます。
3:制汗剤を見直してみる
脇部分に黄ばみができると「まさか……ワキガなんじゃ……」とドキッとしてしまいますよね。実は、脇の黄ばみは制汗剤が原因になっていることも。汗や皮脂の汚れが制汗剤の成分に反応してしまい、黄ばみを作ってしまうのです。
脇の部分に黄ばみができやすいという人は、制汗剤を変えてみるのも方法のひとつです。
黄ばんでしまったTシャツを真っ白に!
それでは、実際に黄ばんでしまったTシャツをキレイに白くするにはどのようにすればいいのでしょうか?市販の黄ばみ取り洗剤などを使用する方法もありますが、ここではどこの家にもあるもので簡単に落とせる方法を紹介します。
1:まずは浸けおき!
最初にやることは、Tシャツの浸けおきです。
50℃程度の少し熱めのお湯を洗面器に入れて、そこにいつも使用している粉末洗剤を溶かしましょう。もし、液体洗剤もあれば、粉末洗剤と半々で入れるとより効果大!そこにTシャツを入れます。そのまま20分程度浸けておきます。あまり長い時間浸けておくとTシャツを傷める原因になるので注意してくださいね。
2:いつも通り洗濯機でお洗濯
浸けおきが完了したら、いつもと同じように洗濯機で洗濯します。もしも、洗う分量が少なく洗濯機を回すのがもったいない!という場合は、手洗いでもOKです。
たったこれだけ?と思うかもしれませんが、最初の段階で浸けおきをするかしないかで汚れ落ちがぐんと変わります。
3:干す場合は日陰干しで
日光に当てて干すことで殺菌効果はあるものの、衣服のダメージにつながることも!干す際は風通しのいい日陰で干すことをオススメします。
これは白いTシャツだけではなく色物にも言えること。むしろ色物に関しては直射日光が色あせの原因になってしまうので注意が必要です。
洗濯前の一手間で爽やかに過ごそう
せっかく購入した白いTシャツが黄ばみですぐに着られなくなってしまう。なんとももったいないですよね。しかし、まずは黄ばみを作らない予防をし、洗濯前の一手間をかけることで、Tシャツを白いまま着られる期間はグッと長くなります。
白いTシャツは色がシンプルなだけに、お気に入りの形などで選ぶことが多いはず。できるだけその白さ保って着続けるためにも、お洗濯にちょっとだけ気を遣ってみましょう。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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