梅雨時&猛暑の秘策★お部屋を快適に涼しくする、賢い扇風機の使い方
エアコンより経済的とあって、最近は扇風機に対する需要が高まっていますよね。家電量販店などでも様々な形の扇風機やサーキュレーターを目にすることが多くなりました。エアコンよりも肌寒く感じづらく、快適な室温に近づけられるのも魅力です。
しかし、猛暑日などは扇風機だけではなかなか室内の温度を下げられないのもたしか。そこで今回は、上手に扇風機を使って室温を下げる方法を紹介します。来たるべく夏に備えて、準備をしておきましょう。
1:保冷剤や氷水を使う
扇風機だけで室温を下げる場合、保冷剤や氷水を使用するのが効果的です。
保冷剤の場合は事前に凍らせておきましょう。この際、ひとつだけではなく、複数の保冷剤を準備しておくとできるだけ長く冷風を送り込めるので便利です。使い方は簡単。保冷剤をテープなどで扇風機の前面に固定するだけ!冷たい保冷剤に風が当たることで扇風機から送られる風が室温より涼しくなるのです。
氷水の場合は、扇風機の首をやや下に向けて、風の当たる場所に洗面器などに入れた氷水を置きましょう。これも保冷剤と同じで、氷水に当たることで扇風機の風が冷気を帯びて室温を下げてくれるのです。
2:室外に向けて扇風機を回す
とくに暑さが厳しい日は、室外よりも閉めきった室内の方が高温になってしまうということがあります。そういう場合に扇風機を回しても、ただ生暖かい温風が吹くだけ……。どれだけ長い時間扇風機を回しても一向に涼しくなりません。
そんな時は窓を開けて、外に向かって扇風機を回してみてください。扇風機はエアコンと同じく、空気を巻き込んで放出するという効果があるため、室内の熱い空気を室外に送り込むことができます。もしも、明らかに外より室内が暑い!と感じる場合は、この方法を試してみてくださいね!
3:ダブル使いで空気を対流させる
もしも家に扇風機がふたつ以上ある場合は、その全てを稼働させて空気を対流させることで、室内の温度を早く下げることができます。
ひとつを室内の右側に置いて首を左に向け、もうひとつはその逆に左側に置いて首を右に向けます。その後、同じ強さで室内に空気を送り込んでみてください。空気が一箇所に留まってしまわないよう、できるだけ空気が室内でぐるぐると回るようになることを意識して扇風機の方向を変えてみてくださいね。
扇風機を使う場合、注意点も!
扇風機はコストパフォーマンスもよく、冷えすぎないというイメージがありますが、間違った使い方をしたり、注意を怠ったりすると危険な場合もあります。
まず、小さな子どもがいる場合は、扇風機に指を入れてしまわないよう十分に注意しましょう。プロペラに指が当たってケガをしてしまう恐れがあります。心配な場合は、プロペラがないタイプのサーキュレーターなどに買い換えるのも手です。
そしてもうひとつは、寝ている時には直に扇風機の風を体にあてないこと。いくら扇風機と言えど、長時間、風をあてていると体が冷えすぎてしまう場合も!最悪の場合、眠っている間に低体温症になってしまうこともあります。就寝時は、お部屋の中の空気を対流させることを意識して、首振りモードなどで使用するようにしましょう。
室内での熱中症対策には扇風機!
室内が涼しくなり、かつ冷えすぎることもない。室内に風が吹くのも心地よく、一度扇風機を使うとその快適さに手放せなくなるということも。
暑い時期はキッチンでのお料理中などに高温多湿な環境にさらされてしまうため、そこで熱中症になってしまうこともあります。少しの間だから……と油断せず、火を使う場合などはキッチンに扇風機を持ち込んでお料理することをオススメします。少しだけ涼しくしたい、経済的にエコに過ごしたい、そう思ったら扇風機を使って室内の温度を上手に下げる方法を試してみてくださいね。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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