必見!どの家にもある“アレ”を使うワンランク上のワイシャツ洗濯法
スーツを着て仕事をする家族やパートナーがいる方にとって、ワイシャツの洗濯は頭を悩ませる家事のひとつではないでしょうか。もちろんクリーニングに出せばパリッと仕上げてくれるのですが、毎日となるとクリーニングに出すのも大変ですよね。
かといって自宅で洗濯すると、汚れが落ちきらなかったり、シワができやすいのも事実。どうにか家庭でキレイにワイシャツを洗濯できる方法があったらいいですよね。そこで今回は、ちょっとしたコツでワイシャツの仕上がりが変わる方法をご紹介します。
Contents
襟・袖口の汚れを落とす
ワイシャツのシワと同様に気になるのが、襟や袖口の汚れです。この汚れは皮脂や汗の上にホコリやチリが付着してできる黒ずみ。『皮脂』という名の通り汚れの元凶は油分であるため、水になじみにくく、なかなか落ちにくい汚れなのです。しかし、その皮脂汚れ、実はどこのお家にもある意外なもので落とせてしまうんです!
準備するもの
- 食器用洗剤(その他、クレンジングオイルやシェービングクリームなどでもOK!)
- 40度以上のぬるま湯
襟と袖口の皮脂汚れに使えるのは、なんとキッチンにある食器用洗剤!その他の洗剤はなくとも、食器用洗剤だけはあるというお家は多いでしょう。
汚れを落とす方法
- 食器用洗剤を直接、汚れに塗る
- ぬるま湯の中でもみ洗いをする
汚れを落とすのはたったこれだけ。5分ほどで完了します。中性洗剤の中に含まれる界面活性剤は、油汚れを中和して汚れを浮かせる作用があります。少し手間はかかりますが、これをするだけで仕上がりに差が出てきますよ。
シワ防止のための洗濯前の下準備
部分汚れを落としたら、次はシワを防止するための準備です。まずは、汚れが落ちやすいように、ワイシャツを裏返してきれいにたたんで洗濯ネットへ入れましょう。シワというのは、繊維の分子が他の衣類とこすれるために起こるものなので、できるだけたたんだ状態で洗濯ネットに入れて他の衣類との摩擦を防ぐことが大切です。
また、洗濯機に入れる前に、設定コースを変えましょう。通常の洗濯コースではなく、『手洗いコース』や『ドライコース』などを選択するといいでしょう。各家庭の洗濯機の性能にもよりますが、これらのコースはデリケートな衣類を洗うために、通常よりも洗濯槽の動きが少ないため、洗い方がより丁寧で優しいのが特徴です。さらにすすぎの際の水流も緩やかな上に、衣類が絡み合わないようほぐしながら脱水するなど、全体的に洗濯物をソフトに扱ってくれるコースなのです。最近の洗濯機ではドライコースがついていないものはほとんどないので、活用しない手はないですよね。
シワを最小限にする洗濯のコツ
さらに洗濯機を活用した洗濯のポイントは2つあります。
①脱水時間を短くする
本来、ワイシャツを洗う際に適切だといわれている脱水時間は、15〜30秒程度です。このくらいの脱水時間で調整ができればよいのですが、さすがに秒単位まで調節できる洗濯機は少ないでしょう。そんな時は、脱水時間に入って30秒程度経ったら一度止めて、洗濯槽からワイシャツだけを取り出してしまいましょう。もちろんまだ水分を多く含んだ状態ではありますが、水の重みで、干すだけでシワ防止になるんですよ。
②柔軟剤を活用する
ワイシャツを洗濯機で洗う際は、通常の洗剤と一緒に柔軟剤を入れるようにしましょう。柔軟剤には衣類をやわらかく仕上げ、香りもつけてくれる効果があります。毎日着るものですから、タバコなどのニオイがつきにくい、消臭効果の高い柔軟剤を使ってもいいですね。
ワイシャツの干し方のコツ
最後にお伝えしたいのは、干し方のコツです。
ワイシャツを干す際には、できるだけ太めのハンガーを使いましょう。そうすることでワイシャツ自体の型崩れを防止する効果があります。最近では100円ショップでも販売されているので、比較的安価で手に入れることができるようになりました。
また、干した後は襟・袖口・ポケット・身丈・背丈の順にシワを伸ばしていきましょう。内側と外側に手をあてて、パンパンと軽くたたいていくこと。ハンガーにかけた状態ではやりづらい、という方は、キレイに拭いたテーブルの上などでたたいてから干すのもいいでしょう。
乾いた後の収納にも一工夫を。せっかくキレイに干せたワイシャツも、ぎゅうぎゅうに衣類が入ったクローゼットに詰め込んでしまっては意味がありません。できるだけ余裕のあるクローゼットにした状態で、ワイシャツを保管するようにしましょう。
パリッとしたワイシャツを着て、デキるビジネスパーソンへ!
仕事がデキる、デキないという判断は能力の有無もありますが、当人の印象によるものも影響大。その印象にはやはり『外見の清潔さ』という観点も含まれているのではないでしょうか。となると真っ白のパリッとしたワイシャツの重要性を感じてしまいますよね。
お洗濯の工程にひと手間を加えることは面倒ですが、その小さな手間を惜しまずに行うことで、仕事のやる気も変わってくるはず。その積み重ねがデキるビジネスパーソンを作っていくのかもしれませんね。自宅でできるワイシャツのお洗濯、ぜひ、試してみてくださいね。
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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