応用力は∞!「片付かない…」をなくす整理整頓・収納5つの提案
油断すると、あっという間に溜まってしまう書類や洋服などのモノ。もはや「どこに何があるのか把握しきれていない……」なんていう人もいるかもしれませんね。
新年度が始まった今こそ、書類・洋服を整理するのに最適なタイミング。書類も洋服もスッキリと整理して、気持ちよく新年度をスタートさせませんか?そこで今回は片付けをスムーズに進める収納のコツをお伝えします。
Contents
そもそもどうして溜まるの?よくある『負のスパイラル』
モノがどんどん溜まってしまうのには、理由があります。書類と洋服、それぞれにありがちなパターンがこちら。
「とりあえず」「なんとなく」とっておく、買ってしまう
【書類】……DM、各種請求書、チラシ、お子さんがいる場合は園や学校からの通知など、手にする書類は本当に多いですよね。慌ただしい毎日の中で「とりあえず」目を通して、「とりあえず」デスクや棚の上にポンと置いておく。あくる日も、またそのあくる日も、この「とりあえず」を繰り返しているうちに、書類の山ができあがってしまうというパターンです。
【洋服】……季節の変わり目やバーゲン時期、パッと目についた洋服を「お得!とりあえず買ってしまおう」「なくなりそう!とりあえずゲット」と衝動買いしてしまうことはありませんか?たまにならいいと思いますが、このパターンが続くと、『思い入れのない洋服』ばかりが増えていくことに。着回しまで考えずに買ったこともあり、結局、着る機会が少ないなんてことも起こりがちです。でも、もったいないしと「なんとなく」とっておく。こうして洋服が溜まっていくというパターンです。
しまいっぱなし
そのうち存在すら忘れてしまい、引き出しやクローゼットの奥にしまいっぱなしという事態に。
収納スぺースが少ないと感じて新たな収納スペースを作る
こうしてモノが溜まっていくと、当然ながら収納スペースが足りなくなります。これは大変とばかりに、新たな棚などを買い足してしまう。スペースを作るのはいいのですが、モノが増えていく根本原因を自覚していない限り、同じことの繰り返しです。これぞ、モノがどんどん増えていく『負のスパイラル』なのです!
どうしたらいいの?具体的な5つの提案!
書類や洋服はもちろん、あらゆるモノに応用できる整理整頓・収納のコツです。
1.モノが片付かない根本原因を自覚する
前述の『負のスパイラル』そのままということはないかもしれませんが、根本的な原因は必ずあります。そこを自覚しないと、結局は時間が経てば同じ状況になってしまいます。
2.最初の段階で『いる・いらない』を判断するクセをつける
書類ならば、目を通し終わった時点で保管が必要かどうかを判断。必要ないものならば、即廃棄しましょう。判断に迷う書類やあとで見返す必要がある書類ならば、保管期間を決めて分類しましょう。処分する時、判断しやすくなります。
洋服も他との着回しや手持ちのアイテムとのバランスなどを考えて、購入の時点で『いる・いらない』を判断したいものです。
3.整理する時はいったん中身を全部出して『いる・いらない』で分ける
そうは言っても、1、2の方法を完璧にできる人なんてそうそういませんよね。しかし、そのままにしていたら今までと同じ。モノが増えてきたと感じたら、整理整頓を敢行しましょう!
その時のポイントは、整理したい場所の中身をいったんすべて出すこと。その後、いるモノといらないモノに分けていきましょう。
4.いるモノを使う頻度を考えて収納していく
分類したのですから、手元にはいるモノだけが残ったはず。次のステップは、いるモノを適切な場所へ収納していくことです。使う頻度が高い順から、取り出しやすい場所に配置していきましょう。
5.モノの場所を『定位置化』する
このステップによって、必要なモノがそれぞれ一番使いやすい場所に収納されたはずです。今後は、出したモノは元あった場所へ戻すことを徹底しましょう。こうして、モノを決まった場所に配置できるようになれば、片付いた状態を長く維持できるようになります。
今日から少しずつ始めよう
張り切りすぎると長続きしませんし、疲れてしまって「やっぱりきちんと収納するって大変」なんてマイナスイメージを抱きかねません。
まずは「ここだけやってみよう」と軽い気持ちで始めて、毎日少しずつ片付けていくことを習慣にしませんか?
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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