知らなかった!花粉症やドライアイから守る、正しい目薬のさし方
パソコンにかじりついての仕事による目の疲れやドライアイなどで、日常的に目薬が欠かせない!という人は多いはず。さらに春先になると、花粉症に悩まされる人も多く、いつもより持ち歩く目薬の数が増えるという場合もありますよね。
しかし、実は多くの人が知らないのが『正しい目薬のさし方』。今回は、効果抜群な目薬のさし方について紹介します。
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さした後に目をパチパチは間違い!?
目薬をさす際、多くの人がやりがちなのが、さした後に目をパチパチと瞬きさせること。しかし、実はこのやり方は間違いなのです。というのも、せっかくさした目薬が、目をパチパチさせることで目尻や目頭から流れ出してしまい、効果が半減してしまうから。
また、女性の場合は、目薬が流れ出すことでお化粧が落ちてしまったり、化粧品の成分が目に入り込んでしまったりすることも……。正しいさし方を知ることで、目薬の効果を最大限に発揮させられるのです。
目薬の正しいさし方は?
それでは、しっかりと効果を発揮できる目薬のさし方とはどのようなものなのでしょうか?実は目薬をさす前の段階からポイントがあるのです。
1: まずはしっかりと手洗いを!
目薬は気が付いた時にサッとさすことが多いですが、まずは目薬をさす前にしっかりと手洗いを行いましょう。これは、汚れた手で目薬のボトルやさし口の先端を触ってしまい、目薬が汚れてしまうことを防ぐためです。
また、指でまぶたを固定する際にも清潔な手で触るのがベストです。
2: 目から2〜3センチ離して点眼
目薬を持っていない方の指で、下まぶたをやや広げて固定したら、目から2〜3センチ離した場所から点眼します。あまり目から離しすぎると、上手に点眼できないことが多く、また、目に近すぎるとまつ毛などにさし口の先端が当たってしまい、目薬の中に雑菌を入れてしまう原因になります。
また、さす量は一滴で十分。あまり多量の目薬をさすと、目の外に目薬が流れ出してしまい、目の周りがかぶれてしまう原因になります。
3: さしたら目を閉じたまま!
目薬をさしたら、不必要に目をパチパチさせず、目をつぶったまま目頭を優しく押さえましょう。こうすることで、目頭の鼻涙管という部分から鼻などに目薬が流れ出すのを防ぐことができます。目薬をさした後、喉に目薬が流れ込んで不快な思いをしたことはありませんか?これはこの鼻涙管から目薬が鼻や喉に流れていってしまうためです。
せっかくさした目薬が他の器官に流れ込んでしまっては、その効果をしっかり発揮させることができません。目頭をしっかりと押さえたまま5分程度目をつぶったままにしておくと、より効果大!
4: 違う種類の目薬をさす場合は時間をおいて!
2種類以上の目薬をさす場合は、先にさした目薬から5分以上時間をおいてからさすのがオススメです。すぐに他の目薬をさしてしまうことで、先にさした目薬の成分が流されてしまい、効果が薄くなってしまう場合があるためです。
どちらを先にさしたらいいかわからない場合は、より効果や成分、粘度の強いものを後にさしましょう。複数の目薬を使用する際は、薬剤師に相談して順番を聞いておくのもいいですね。
1日に何度も目薬をするのはダメ?
疲れ目や目のかゆみなどの症状の場合、1日に何度も目薬をさしてしまうという人は多いはずです。しかし、実は目薬も飲み薬と同じく、あまりに頻繁にさしてしまうと耐性がついてしまう可能性があるのです。とくにドライアイなどの場合は、過剰に目薬をさすことで涙が出づらくなってしまい、ドライアイを加速させてしまう原因にもなりかねません。
パッケージに書かれている用法や容量をしっかり守って使用しましょう。
上手に目薬を使いこなそう
現代においては、多くの人にとって必要不可欠な目薬。しっかりと正しい使い方を理解することで、これまで以上に目のあらゆる症状に対して効果を発揮してくれます。
使用上の注意をチェックし、さし方を正しく覚えておけば、これまでに悩んでいた疲れ目や目のかゆみとも上手に付き合っていくことができますよ。
photo/PIXTA
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