4つの材料で簡単手作り★好きな香りのアロマ防虫剤で癒しの衣替えを
少しずつ暖かい日が増えて、冬服をしまう衣替えの時期ですね。でも、せっかくしまっておいたお気に入りの服を次に出したら、虫に食われて穴が開いていた!なんていうこと、ありませんか?
冬服に多く使われる天然素材のウールやカシミアは、衣類を食べる虫の大好物。そんな大事な服を虫食いから守ってくれる防虫剤ですが、市販のものはそのニオイが気になったりも……。しかし、防虫剤は身近な材料を使って簡単に手作りできるんです。そこで、今回は安心&安全な手作りアロマ防虫剤の作り方をお教えします。
防虫効果のあるアロマとは?
人には癒しの効果があるアロマですが、中には虫が嫌がる香りも。ここでは、手に入りやすく防虫効果の高いものをご紹介します。いくつかのアロマを組み合わせて使うこともできるので、あなただけのお気に入りを見つけてくださいね。
- ラベンダー
爽やかな香りで人気。万能精油と呼ばれるほど様々な効果がある - レモン
柑橘系のフレッシュな香りで、血行促進や老廃物排出効果がある - シトロネラ
レモンのような柑橘系の香りで、優れた抗菌作用がある - ゼラニウム
フローラルな香りが特徴で、抗炎症作用に優れている - ユーカリ
爽やかな香りで、強力な殺菌作用・抗ウイルス作用がある - シダーウッド
森林のようなフレッシュな香りで、雑菌の繁殖を防止する効果がある
手作りアロマ防虫剤は天然素材のアロマ精油を使って作るので、アレルギー体質の方や赤ちゃんの衣類にも安心して使えます。市販の防虫剤にはない、好きな香りを選べるのもメリット。市販品よりも優しいナチュラルな香りになるので、抵抗感なく使えますね。
材料はたったの4つ!手作りアロマ防虫剤の作り方
材料
- 重曹
- アロマオイル
- ビンやジッパー付きの袋
- 不織布(お茶パックなど)
作り方
- ビンまたはジッパー付きの袋に大さじ5杯の重曹を入れ、アロマオイルを20滴ほどたらす
- よく振ってしっかり混ぜる
- お茶パックなどの不織布に入れたら完成!
そのままでも使えますが、簡単アレンジでかわいく仕上げてみるのはいかがでしょう?不織布に入れたものをハンカチなどの布で包み、リボンで結ぶだけでもかわいくなります。また、赤ちゃんの靴下を再利用するのもいいですよ。
注意
- 不織布の網目が粗いと重曹がこぼれやすくなるので、目の細かいものを選びましょう
- 重曹に対してアロマオイルを多く入れすぎると、オイルが染み出て服にシミを作る可能性がありますから、容量を守ってください
- 防虫剤に使うアロマオイルは、精油と呼ばれるエッセンシャルオイルを使いましょう。香りを模したものや純度の低いものでは、防虫の効果が得られません
こんな所にも使える!アロマ防虫剤
アロマ防虫剤をタンスに入れて使う場合、香りの成分は空気よりも重いので防虫剤を衣類の上に乗せるようにしましょう。
また、この防虫剤はニオイの気になる靴箱に使うのもオススメ。ニオイの成分は空気よりも重いので、靴箱の下段に溜まります。重曹はニオイや湿気を吸収する除湿効果もあるため、靴箱の下段に入れておくと消臭効果が期待できます。
キッチンの収納スペースには、ハッカ油やスペアミントを使ったアロマ防虫剤を入れておくと、ゴキブリなどの害虫よけになります。香りが薄くなってきたら新しい物と交換して、害虫が寄り付かないお家を目指しましょう。
除湿に使ったものは、重曹が水分を吸って固まってきたら交換時期。使用後はそのままキッチンやお風呂、トイレ、玄関タイルなどのお掃除に再利用することができますよ。
着るとふわっと香るアロマに癒される
衣替えの必須アイテムとも言える防虫剤。でも、私は独特なあのニオイが苦手でした。次に服を出して着る時も、しばらくあのニオイがとれなくて困ったことも。でも、このアロマ防虫剤を使うようになってからは、しまっていた服を出してすぐ着ることができるし、なによりいい香りがするんです!お気に入りのアロマで作っているので当たり前といえば当たり前なのですが、防虫剤のニオイをとるというひと手間がなくなっただけで衣替えがストレスフリーになりました!
材料も簡単に手に入るものばかりなので、気軽に楽しく手作りに挑戦してみてくださいね!
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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