家の珈琲がマズイ!?それコーヒーメーカー掃除してないせいかも
毎日、ホッと一息つける時間をくれるコーヒー。お家にコーヒーメーカーを置いているという方も多いですよね。しかし、そのお手入れや掃除の方法をちゃんと知っているという人は意外に少ないのではないでしょうか?
口に入るものを作る電化製品だからこそ、しっかりとしたお手入れや掃除が大切。今回は、使うたびにやっておきたいコーヒーメーカーのお手入れや掃除方法について紹介します。
Contents
コーヒーメーカーの掃除、なぜ必要?
「口に入るものを作るから」というもの以外にも、コーヒーメーカーの掃除が必要な理由があります。今回は2つの理由をご紹介。
1: コーヒーの風味を保つことができる
コーヒーメーカーの掃除を怠っていると、コーヒーメーカーの中にコーヒーの粉が残ってしまい、どんどん溜まっていってしまいます。その粉が時間とともに酸化していくことで、新しく淹れるコーヒーの風味がガクンと落ちてしまうのです。
一日の始まりにコーヒーを飲むという人は、やはりしっかりとコーヒーの風味を味わいたいものですよね。美味しいコーヒーを飲むためにも、コーヒーメーカーの掃除は必要不可欠なのです。
2: 故障を防ぐことができる
コーヒーメーカーの掃除をしないと、水アカがたまったり、目詰まりを起こしてしまうことがあります。そうするとコーヒーを抽出できなくなってしまったり、故障を早めてしまう原因に。
もちろん、故障すれば買い替えの時期が早くなってしまい、結果的に買って飲むより安かったはずのコーヒーメーカーのコストパフォーマンスが悪くなってしまうのです。
コーヒーメーカーの毎日のお手入れ方法は?
コーヒーの風味を保ったり、コーヒーメーカー自体を故障させないためには、まず日常のお手入れが大切です。それでは、毎日のお手入れはどのようにしたらいいのでしょうか?
1: 洗剤は使わず、水洗いで
家庭用のコーヒーメーカーは、掃除がしやすいようにパーツが分解できるようになっているものが多くあります。これらを取り外して洗っていくのですが、その際にポイントとなるのが『洗剤を使わない』こと。というのも、コーヒーメーカーのパーツは複雑な形をしていることが多く、洗剤残りが起きやすいためです。洗剤が残ったままコーヒーを抽出してしまうと、コーヒーの風味が落ちてしまいます。
2: 水洗い後はしっかりと乾燥させる
前述の通りコーヒーメーカーのパーツは複雑な形をしているものが多いため、水気が残ったままにしておくと、せっかく洗ったにもかかわらず水アカの原因になってしまいます。さらに、雑菌やカビの温床になってしまうことも。しっかりと乾拭きをして、布巾が届きづらい部分がある場合はすぐに組み立てず、乾燥させてから組み立てるようにしましょう。
月に1回の内部洗浄でスッキリ!
日々のお手入れの他に、月に一度程度でいいので、コーヒーメーカーの内部を洗浄するようにしましょう。こうすることで、より長い間コーヒーの風味を保ちつつ使うことができます。
しかし、『洗剤は使えない』となると、一体何で掃除すればいいの?と思いますよね。実は、コーヒーメーカーの内部の掃除にはクエン酸やレモン汁がオススメなのです。
掃除方法はこちら。
- コーヒーメーカーの給水タンクに水を入れる
- コーヒーカップ1杯あたり1gのクエン酸を入れてよくかき混ぜる
- コーヒーの粉を入れずにドリップする
- 1〜3までの工程を5回ほど繰り返す
- 最後に水だけでドリップして完了!
いかがですか?「意外と簡単」と思ったのではないでしょうか?
クエン酸は薬局などで買えますが、もしお家にない場合はレモン汁で代用することもできます。水アカなどの汚れはアルカリ性であるため、酸性のクエン酸やレモン汁を使うことで汚れを溶かし、スッキリと落とすことができるのです。
美味しいコーヒーのために、ちょっとしたひと手間を!
複雑な作りをしているコーヒーメーカーは、掃除やお手入れがどうしても億劫になりがちです。しかし、複雑な作りだからこそ汚れが溜まりやすく、風味を損なったり、故障したりといった原因になってしまいます。
一日の始まりや、家でのんびりしたい時、ホッと一息つかせてくれるコーヒーを常に美味しい状態で飲むには、毎日のちょっとしたお手入れや掃除が欠かせません。リラックスタイムをよりいいものにするために、ちょっとしたひと手間をかけてみませんか?
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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