産後ストレスで爆発寸前!産後すぐは言わないで欲しいNG言動5選
産後は、慣れない育児や急なホルモンバランスの変化により、ストレスが溜まってしまうママも少なくありません。
もし身近に、出産直後の方がいらっしゃるのであれば、なるべくストレスになるような事は言わないように気遣ってあげましょう!
今回は、気を付けた方が良い言動を5つご紹介します。
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【産後のホルモンバランスの変化】
妊娠中は、子宮を大きくする為に脳からエストロゲンと呼ばれるホルモンが分泌されますが、産後は分泌量が急激に低下します。
このように、ホルモンバランスが急に崩れる上に、睡眠不足や孤立感も加わる為、産後は多くの女性がストレスを溜めやすい状態にあります。
このような時期に、ママが気にしている言葉を発してしまうと、全く悪気のない言葉でも大きなストレスになってしまうかもしれません。
できる限り、産後のママ達にストレスを与えない為にも、下記の5つの言動だけは慎むように心がけてあげましょう!
【1】母乳(ミルク)で育てないの?
近年世の中には情報が溢れすぎており、「完全母乳育児じゃないとダメ!」と思っている方も少なくありません。
確かに、100%母乳で育てる事ができれば経済的負担も減りますし、母乳育児は良い事ではあるのですが、中には母乳量が足りなかったり、睡眠時間確保の為にミルクも足したりした方が良い場合もあると思います。
反対に、自分の子どもをミルクで育てて良かったと感じている方は、「こんなに泣いているという事は、母乳が足りないからミルクで育てないの?」と言ってしまう事もあります。
しかし、子育てには正解はありませんので、母親が「これで良い」と思っている事が1番良いのではないでしょうか?
子育てを経験された方はつい、このようにアドバイスしたくなる事もあるかもしれませんが、もしアドバイスされるのであれば、「私はこうして育てたけど、赤ちゃんによっても違うからあまり気にしないでね」とやんわり伝えてあげると良いでしょう。
【2】こんなに〇〇な子は珍しいね
赤ちゃんによって性格は全然違いますので、ママ達も色々心配しながら育てているはずです。
このように、自分でも気にしているような事を人から言われたら、余計に気にしてしまうかもしれませんし、「私だって気にしているのに!」と腹を立ててしまうかもしれません。
特に【よく泣く・泣かない】や【寝すぎ・寝ない】、体系に関するようなキーワードを言ってしまうと、例え良い意味で言っていたとしても、産後はネガティブになっている事が多いので、ママは気にしてしまう事もあります。
もし口走ってしまったならば、「こんなに寝ない子は珍しいよね、それだけ元気って事で良いね」と必ず良いねという単語をつけ加えるようにしましょう。
【3】かわいそうね
赤ちゃんには、オムツかぶれや乳児湿疹のような、色々なトラブルがつきものです。
スグに治る子もいるのですが、症状が長引いている場合や見た目が酷い場合などはつい、「こんなに肌が荒れちゃって、かわいそうね」と声をかけてしまう事もあるかもしれません。
しかし、この「かわいそう」という感情は、誰よりも母親が思っていますので、心配をしたとしてもあまり言わない方が無難です。
ただし、目で見て明らかにわかる症状を無視するのも変な場合もありますので、「痛そうだよね。早く良くなるといいね」と心配を伝えてあげても良いでしょう。
そしてもし、自分の子どもでも同じような事があったのであれば、「うちは、〇〇で治ったけど、試してみる?」と教えてあげられると良いですね。
【4】赤ちゃんが泣いてるよ
これは夫が言ってはいけない発言No.1かもしれませんが、赤ちゃんのお世話をママに任せっぱなしにするような発言は控えましょう。
筆者も出産直後、ミルクを作るのに手間取っていた時に夫からこう言われ、「わかってるってば!」と激怒した記憶があります。
パパたちは、赤ちゃんが泣いているのならば、まず自分で何とか泣き止ますように努力しましょう。
そして、もしママが何かをしていて子どもをあやせないのであれば、「ミルク作りは僕がするから、赤ちゃんをみてあげてくれる?」と言ってあげましょう。
ただし交代した所で、ミルク作りや料理等ができないと余計にママ達にストレスを与えてしまうかもしれませんので、日頃から1人でもできるようにしておいた方が良いですね。
【5】昼間寝られるから良いよね
これもパパたちに絶対に言って欲しくない発言ですが、赤ちゃんがまだ小さい間はまとめて寝てくれず、夫婦揃って参ってしまう事もあると思います。
パパとしては、自分は昼間に仕事をしているので、寝たい気持ちもよくわかりますが、ママ達も出産後からはまとめて眠れていない事もあるので、このような発言は控えましょう。
また、ママだって昼間、子どものお世話や家事で眠れない事がほとんどですので、昼間に家にいるから寝ているとは思わないでおきましょう。
どうしても、大切な仕事の前日等は「明日は大事な日だから、今日だけ隣の部屋で寝ていい?」と、その日はママに任せ、週末の夜は助け合えるようにしてあげられると良いですね!
【産後ママにストレスを与えない接し方】
上記5つの発言に気をつけてあげていれば、ママ達に大きなストレスを与える事はそれほどないと思います。
もし、それでも疲れている様子の産後ママがいれば、この3つの接し方を心がけてあげましょう!
【1】肯定・共感してあげる
多くのママ達は、特に1人目育児は手探り状態です。
子どもが泣きやまないと、「どこか悪いのかな?」と心配したり、よく泣くので抱っこをたくさんしていると、「抱っこ癖がついてるんじゃない?」と言われたりして、自分の育て方で良いのか不安に思ったりするかもしれません。
このような状態のママ達がもし、あなたに相談してきたのであれば、よほど間違った事をしていない限り肯定してあげるようにしましょう。
筆者は、抱っこじゃないと泣いてばかりだった息子を育てていた際、助産師さんから「よく泣いて元気な子だね!」、「いくら抱っこしてあげても良いんだよ」と言われ、泣くほど嬉しかった記憶があります。
【2】余計な事を言わない
新米ママを見るとつい、自分の知っている知識を教えたくなる事もあると思います。
しかし、赤ちゃんの性格や育てる環境は十人十色ですので、そのアドバイスが正しいとは限りません。
ママ達はそのアドバイスを聞いてさらに不安になる事もありますし、酷い場合は自分の子育てを否定されたと感じ、大きなストレスを抱えてしまうかもしれません。
このような事態を避ける為にも、新米ママ達が助けを求めて来た時以外は口出ししないようにしておきましょう。
何か聞かれた時には、「私はこうして育てたよ」と、経験談としてだけ伝えてあげられると良いですね。
【3】パパたちはママを必要以上に労わってあげて!
外で働くパパたちが、帰ってからも家事や育児に追われるのは本当に大変だと思います。
しかし、ママ達はトイレやご飯の時間も取れずに、子育てしている事も珍しくありません。24時間気を張っている生活は、本当に想像以上に大変ですので、「ずっと家にいるんだから良いだろう」とは思わずに、労わってあげるようにしましょう。
こうしておく事で、ママ達にも心に余裕ができて、夫婦お互いに労わりながら子育てする事に繋がります。
大変なのは、子どもが小さい間だけですので、夫婦2人で楽しみながら育児できると良いですね!
【おわりに】
筆者も子どもを産んで育てるまでは、本当の育児の大変さがわからず、無意識のうちに友人にストレスを与えてしまった事もあるかもしれません。
しかし、この事だけでも頭の隅に置いておき、思いやりを持って接してあげる事ができれば、大きく傷つける事はあまりないでしょう。
旦那様も、しばらくの間だけですので、産後ママをしっかりフォローしてあげられると良いですね!
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