感度高いママの「暮らし」や「子育て」を自分の力で楽にする3つの方法
パートナーへの不満が増していくと、相手にばかり理由があるように感じてしまうことがあります。できれば相手に変わってほしい。そう思っても、相手の気持ちや行動を、簡単には変えることが出来ないのも現実です。かわりにこちら側が、新しい考え方を身に付けたり、“あること”を辞めるだけで、気持ちを楽にして、暮らしや子育てができるようになることがあるものです。
【夫婦の関係・夫としての姿に正解はないと知る】
夫婦や家庭には、色々なスタイルがあります。つい正解を見つけたくなりますが、正解は特にないもの。あったとすると「うちの場合はこの関係がいい」「○○さんちの場合は、このスタイルがいい」ということですよね。一般的にマイナスに見えても、そのご夫婦にとっては、問題がない場合も多くあります。一概にこれが良いとは言えないのです。
今は、雑誌やTVでも、イクメンについて取り上げられることが増え『子育てをする夫はこうあるべき』という理想的な「イクメン像」が作り上げられつつあるかもしれません。もちろん、できたらそれに越したことはないのですけれど、男性たちにも、得意不得意はあるもの。私たちと同様、時間をかければできるようになること、時間をかけてもなかなかできるようにならないことはあるものです。
【うらやましい家庭にも色々あるものと考える】
私の知り合いは、ご主人がお子さんを毎朝見送ったあと、会社へ出かけます。帰宅も早く、毎晩6時ころ帰宅。お子さんたちをお風呂に入れるのが日課でした。ところが、それを当たり前に感じるようになった奥さん。仕事で夜7時過ぎにしか帰宅できないご主人に不平不満が生まれ、夫婦げんかが増えたといいます。
私たちが「十分よね」「うらやましい」と思う状況の家庭にも、何かしら、もめ事や困ったことはあるものです。この場合、「ご主人の帰宅がいつも遅く、夜はあまり頼りにならない」と割り切っている人の方が、不平不満が生まれないということもあるのですよね。
私が開催しているお茶会(女性が胸の内を話す会)では、「我が家ばかり……」、「私ばかり……」と、これまでの苦しい思いを話してくださる方が多いのですが、他の方のお話を伺ううち、「皆さん色々あるのですね」と、最後には、ホッとした表情をみせてくださる方も多くいらっしゃいます。実際は、“見えない・話さない”だけで、どの家庭にも問題やトラブルはあるものです。
「どの人も、皆、その人なりに大変なことがある」と思ってみるだけで、少し肩の荷がおりるものなのかもしれません。
【比べることをやめてみる】
・○○さんちは、ご主人が子どもをよく遊びにつれていく。なのに、我が家は……。
・○○さんちは、ご主人が家事をよく手伝ってくれる。なのにうちの夫は……。
無意識のうちに、つい誰かと自分を、他の家庭と自分の家庭を比べていることがあります。比べて、「我が家は、まだマシかもね」とホッとしたり、「それでもうちの夫は、これはしてくれる」と、思うことができるのであれば、比べることも悪くはありません。でも、比べることで落ち込んでしまう、悲しくなるようでしたら、辛さが増すばかり。比べる回数を減らしてみてはいかがでしょう。
まずは、「○○さんちのご主人は、こうだけれど、うちの夫はこうなのだ」と、相手のことと、自分のことの間に線引きをしてみましょう。また、比べている自分に気がついたら、「マイナスマジックにかかっているよ!」「比べてもいいことはないんだった!」と、自分にストップをかけることも大切です。
【まとめ】
結婚して20年。わが夫は、料理と子どもと遊ぶのは得意です、けれど、掃除と洗濯は数えるほどしかしたことがありません。友人の夫の中には、洗濯とアイロンが大得意。でも料理はしないという人もいますし、掃除はよくしてくれるけれど、子どもとかかわることは上手ではない・気が進まないらしいという人も。
話を伺えばうかがうほど、人それぞれだなと感じます。
良いなと思うことも、うらやましいと思うこともあるかと思いますが、人の家庭のことは、どこまでも人の家庭のこと。“自分たちらしい夫婦関係、家庭の在り方でいい”と、少し肩の力を抜いて、考えていけるといいですね。
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