いつになったら父親らしくなるの?パパスイッチをONにするプロセス
みなさんこんにちは、作家・イラストレーターの斉田直世です!
赤ちゃんが生まれたら、しっかりしてくれると思っていたのに、いつまでも独身時代と変わらぬ生活を続ける旦那……「一体、いつになったら父親らしくなるの?」という嘆きの声や、「旦那は大きな子どもだと思ってる」という諦めの声を、周りのママたちからよく聞きます。
つわり、胎動、出産、授乳というプロセスを経て母親になる女性に対し、男性には体感がありません。父親の自覚が芽生えるのに時間がかかってしまうのは、ある意味、仕方のないことと言えるでしょう。というわけで今回は、男性の「パパスイッチ」をONにするプロセスをご紹介したいと思います。
-
そもそも「父親」になるのが遅い
妊娠中から、赤ちゃんの存在を体に感じる女性に対し、男性は、「ある日突然、小さい人間が家に現れた!」という感覚。添い寝や沐浴を手伝ったり、一緒にベビーグッズを選んだり、立ち会い出産を経験したりするうちに、父親の自覚が芽生えることが多いようです。産後、ママの体が思い通りにならず、「あれして、これして」という甘えがきくうちに、パパにも体を使って、子どもの世話をしてもらうことが大切です。
-
家に帰ったらリラックスモード
男にとって、外での仕事は「戦闘態勢」ですから、家に帰ったらリラックスモードで、ぼーっとしていたい、というのが本音。その欲求を無視して、父親の役割を次から次へと押しつけては、誰でも嫌になってしまいます。また、男性は、同時に複数のことをこなすのが苦手ですから、指示はひとつずつが鉄則。「沐浴セットは脱衣所に用意してあるから、17時までにお風呂に入れてもらっていいかな?」など、明確なリミットとゴールを伝え、リラックスできる時間も持たせてあげてください。
-
昔ながらの価値観なのかも
「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という、昔ながらの価値観の男性も少なからず存在します。これは、年齢だけでなく、自分が育ってきた環境や両親との関係が影響するようす。共働き家庭が増えてきたいま、夫婦で共に働き共に育てるスタイルは、スタンダードになりつつありますが、もし、あなたの夫が、「父親は、お金を稼いでくれば十分だ」という考え方だとしたら、自発的に子どもの世話をしてくれる可能性は低め。この場合は、ママが上手く操作して、パパとしてのやりがいや楽しさを感じさせることが必要です。
-
やりがいを感じさせる
パパが積極的に育児に関わると、子どもの興味や関心が広がり、ママには精神的余裕が生まれ、子育てに前向きになれるということを、分かりやすく伝えましょう。ときには、子どもを巻き込み、「パパがあやすと、すごく楽しそう~」「パパが抱っこすると、すぐ寝てくれる」「仕事も育児もできちゃうパパ、かっこいい~」なんて上手く乗せると、「そうか~?」と満更でもない顔をして、パパ業を楽しんでくれるようになるはずです。
【おわりに】
パパスイッチがONになるきっかけは人それぞれです。育児に関心のなかった夫が、ママの入院をきっかけに、子育てを一手に引き受けることになり、パパとして目覚めた! というのも、よくあること。核家族が進むいま、子育ての苦楽を共にするパートナーが家にいてくれるのは、とても心強いですよね。ときには、スイッチをいれる手助けをしながら、一緒に子育てを楽しんでください。
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます