夫と妻の考え方がこんなに違う!?共働き夫婦の家事分担VS育児問題
共働き夫婦にとって、家事分担以外にも大きな問題があります。
それは、育児問題。特に、子供の急病対策です。
分担をしている感覚に関しても、夫と妻の間では大きな違いがありました。
今回は、家事分担に関して「夫側の思い」「妻側の思い」をそれぞれ特集してみたいと思います。
また、子供の急病対策。
共働きの心強い助けである病児保育に関して、情報もお伝えしたいと思います。
家事分担:夫側の思い
妻の皆様。
我が家の夫は家事分担をしてくれない!!と感じていませんか?
悪びれもなく、大きな顔をして、家事をしない怠けた夫を見て、腹が立つかもしれません。
でも、夫側の思いを聞いてみた事はありますか?
日経デュアル<共働きパパ 本音だらけの覆面座談会>では、こうした夫側の思いがありました。
夫婦げんかの原因は「公平」と「分担」
若手官僚のFさんは、最初の子供が生まれたころから積極的に家事を行うようにしていましたが、あまりうまくいかなかったといいます。
「何もかも妻と公平にやろうとしたのですが、かえって効率が悪くてお互い疲れてしまいました」(Fさん)
夫婦間にもピリピリした空気が漂い、大きなけんかも何度となく経験したのだとか。
現在は奥さんが料理や洗濯などを行い、Fさんは布団の上げ下ろしなどの力仕事を主に任されているそうです。
Fさんの家事参加率は、できているときで「夫4:妻6」。ただし、忙しさによって「夫1:妻9」くらいになるときもあるそうです。
夫婦でケンカをしている雰囲気が嫌。それは、妻だけではなく、夫も同じようですね。
夫側の思いとしては「積極的に家事をしよう」と思ってはいても、うまくいかないと感じている人もいるようです。
男性は、家事が得意な人。不得意な人。かなりの差があります。
家事を積極的に手伝いたいと思ってはいても、家事ができない。でも、できない事を男としてのプライドがあり、妻に言えない。
こんな心の状況になっている夫もいるのです。
そんな時、妻から「なんでできないの!?」などの言葉を言われると、責められたと感じて、さらに何をしたらいいのか分からなくなり、家事をやらない方が良いという結論になるのかもしれません。
「なんでできないの」「なんでやってくれないの」という言葉を言う変わりに、男の力が発揮できる家事を夫担当にするなど、完璧に公平な分担ではなくて、夫婦にとって丁度いい家事分担に切り替える事も、一つの方法なのかもしれません。
家事分担:妻側の思い
「自分は、家事分担はやっている。」と思っている夫の皆様。
実は、妻は夫に対して「夫は、家事を何もやってくれない」と思っているかもしれませんよ。
もし、「どんなにやっても、妻が感謝してくれない。」「妻が褒めてくれない」と感じているなら、もしかしたら、夫は家事をしてくれないと妻が思っているかも……。
妻側、家事分担に関して感じている本音トークを見てみましょう。
マイナビウーマン<ママたちの本音座談会>では、こうした本音トークが出ていました。
まずは、理想の家事分担に関して見てみましょう。
ナオヨ:みんな、夫婦の家事分担の割合ってどれくらい?
ミチコ:うちは、夫:妻=3:7。あんまり男の人が家事出来すぎるのも苦手なもんで、これくらいが丁度いい。
ユカ:うちは、2:8、理想は、3:7くらいかな。私も家事出来すぎる男の人は苦手かも。でも、簡単な食事くらいは作って欲しいかな。
カホ:うちは、3:7、理想4:6かな。夫には、こっちが「手伝って」って言う前に、自分から動いて欲しい。
シオリ:うちは、4:6。育児負担は、1:9なんだから、家事は5:5が理想。
ヒナ:うちは、1:9、理想は、3:7。夫の家事協力は半ば諦めてるけど、布団干しとか、重労働を手伝ってもらえたら嬉しいな。
ナオヨ:うちも、1:9。ま、在宅勤務だから、そうなっちゃうよね。
妻も、完璧な50:50の分担が理想の家事分担、とはあまり思ってないようですね。
でも、「もう少しだけ積極的に手伝ってくれない?」という気持ちが本音のようです。
先ほどの、夫の意見
「積極的に家事をしようと思ってはいても、うまくいかないと感じている」という意見がありました。
手伝ってと思う妻
やろうと思うけど、うまくいかないと思う夫
夫婦、協力したいと思ってはいても、うまく協力できないのが、妻と夫の考え方のすれ違いなのかもしれません。
続いて、家事を手伝っている夫に対して、このように感じているようです。
ユカ:「私は料理と掃除、あなたは皿洗いと洗濯」って、ハッキリ役割を決めるって手もあるけど、これだと、できていないときに、もう一方がイライラしちゃうんだよね。
理想は、相手の状況を見て、できることは自分がするっていう形かな。お互い、仕事で疲れているときもあるだろうし。でも、この「相手の状況を見て」っていうのが、なかなか難しい。
カホ:そうそう、雰囲気で察して欲しいのに、男の人ってそれができない。休日、ゴロゴロしてる旦那に、洗濯物干しながら、聞えよがしに咳払いして、やっと、「何かやることある?」って動き出す。
本当は、そのセリフを言う前にやって欲しいのに。こっちから、「あれやって、これやって」って、一つ一つ指示するのもストレスになるんだよね。
シオリ:毎回「やって」って言わなきゃやらないんじゃ意味がない。頼んでイヤイヤやられるくらいなら、自分がやっちゃった方が早いし。
それと、1回手伝っただけで、「どうだ、すごいだろ」みたいなドヤ顔されるのもイヤ。
妻側の思いをまとめると
・状況を見て、察して家事をやって
・言われなくてもやって
・イヤイヤ感を出さないで
・1回やっただけで、ドヤ顔されたくない
という点が、妻側の思いでした。
夫の立場としては、なかなか厳しい意見のように感じます。自分は頑張っていると思っていたのに、妻は不快に思っている事もあるようです。
でも、共働きで、家事も、育児も行っている女性の大変さ。
それを、夫に分かってほしいと妻が感じているのかもしれません。
夫の皆様。
もし、妻に褒めてもらいたいと思うなら、妻側の思いを考えながら、家事を行ってみると効果があるかも。
頑張っている感じを出さなくても、家事を分担し協力してくれる夫に、妻は感謝しているはずですよ。
夫妻の意見をまとめてみると……。
「積極的に家事をしよう」と思ってはいても、うまくいかないと感じている夫。
状況を察して、積極的に家事をやってほしいと感じる妻。
この両方の意見をまとめて、できる対策の一つは【家事リストの作成】です。
以前にCaSyジャーナルで掲載した【共働き家事の分担戦争勃発!!戦争回避のカギは「家事リストの作成」】の記事の中で、家事リストの作り方をご紹介しました。
簡単に家事リストの作り方を説明します。
1、家事を全て紙に手書きで書き出す。
炊事洗濯以外にも、家の中で行う必要がある仕事、全てを書き出します。
2、自分の得意分野を担当にする
書き出したリストから、自分ができるもの、得意なものを自分の担当にします。
という方法でした。
詳しい内容は、記事の中に書かれています。ぜひ、参考になさってください。
共働き夫婦:育児分担
共働き夫婦が抱える問題は、家事分担だけではありません。育児という問題があります。
日々行う育児だけでも大変です。
でも、子供の急病対応。これも、共働きには欠かせない問題の一つです。
あなたの家庭では、子供の急病対策はだれが行っていますか?
ほとんどの家庭では、母親が行っている事が多いかもしれません。
夫の皆様。それが、妻にとって大きな不満になっている事をご存知でしょうか。
夫の観点から考えてみるな、
・子供は母親を求めているから、自分がいても仕方がない
・母親が子供の病気で休む事は世間的に考えられる。父親が子供の病気で休む事は考えられない。
・妻の方が収入が少ないから
・妻の方が、勤務時間が短いから
と思って、妻に看病を任せているかもしれません。
でも、共働き夫婦なら、妻だって仕事を急に休めないときだってあります。
長期的に、家計を考えて共働きをしている場合、子供の急病で頻繁に休む事は、妻にとっても、職場にとっても、良くない傾向になってしまいます。
そんな時に、心強い助けになるのが、【病児保育】です。
病児保育には、大きく分けると、2つ種類があります。
・施設型病児保育。
・訪問型病児保育
それぞれの特徴を簡単に説明するなら。
施設型病児保育
病児を預かる施設に、親が連れていき、子供を預かってもらうタイプです。
施設型病児保育デメリットは
施設で定員人数が決まっています。必ず、子供を預ける事ができる保証はありません。
そして、施設数もまだ少ない状況です。
訪問型病児保育の場合。
保育資格を持っている人が、自宅に来て、病児のケアをしてくれます。
子供にとっても、移動が無いため、体を休ませる事ができます。
また、他の病児と関わりがない。つまり、伝染に関しても安心感を持てます。
デメリットは、留守宅に家族以外の人がいるという事です。
また、保育士と子供が二人だけの空間になります。そのため、子供に対して、どのようなケアをされているかが心配、と感じる人もいます。
訪問型病児保育の場合。こうしたデメリットを少なくする方法として、事前に担当になる保育士と会わせてもらう方法があります。
でも、これも運営している事業所によって、可能かどうかに違いがあります。事前に確認をされてください。
まとめ
いかがでしたか。
家事分担に関して「夫側の思い」「妻側の思い」をお伝えしました。
双方の思いには、少し違いがありましたね。こうした違いを参考に、我が家にとって丁度いい家事分担を、考えてみる事は良いかもしれません。
また、子供の急病対策に関しても、【病児保育】という方法についてお伝えしました。
共働きの心強い助けと考えて、積極的に活用できます。
違いを理解し、助けを活用し、忙しい共働き育児生活を頑張っていきましょう。
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