夏バテ予防と回復に効果あり!おすすめ食材5選
暑い夏、熱中症対策に水分をこまめにとっているという人は、多いのではないでしょうか。
真夏は35℃以上の猛暑日が連日続くこともあり、十分な対策をして注意することが大切です。
同時に、夏バテへの対策も重要になってきます。
1.夏バテの原因は?
だるい、疲れやすい、食欲がない、寝つきが悪い……そんなつらい症状があらわれる夏バテですが、その原因はいくつかあります。
・食事の偏り
暑いときは喉が渇くので、食べ物を食べるよりも水分ばかり取りがちになります。その結果、水分でお腹が膨らんで、食事もそうめんなどの単品メニューが多くなり、野菜やタンパク質が不足してくる傾向に。
夏は暑いので代謝が上がり、タンパク質の消費が増えます。その分、食事から補わなければいけないのですが、上記のような傾向に陥ると栄養が不足し、体内のタンパク質が失われ、体力が削れていくのです。
・冷房を効かせすぎる
熱中症対策に、適度に冷房を使うのはかまいません。しかし、効きすぎている……と感じることはありませんか?
手足が冷たくなるくらい体が冷えてしまうと、頭痛や倦怠感に襲われることがあります。
また、屋内と屋外の温度差に体がついていけず、自律神経が乱れて体温調節がうまくできない状態になり、結果、夏バテを引き起こすのです。
2.夏バテに効くのはどんな食材?おすすめの食べもの5選!
ところで、そんな夏バテに効く食材はどんなものでしょうか。
まず、『食欲を増進させる効果のあるもの』が条件としてあてはまります。続いて、『食べやすいもの』『栄養価の高いもの』と考えていくと、次のような食材があげられます。
【1】 トマト
トマトは水分がたっぷり含まれているので、夏バテで食欲がなくても喉を通りやすい食材です。冷やして食べれば、さらに食べやすくなるでしょう。
トマトにはビタミン類のほか、リコピン、カリウム、ペクチン(食物繊維)など豊富な栄養が含まれています。
【2】 チーズ
チーズにはタンパク質はもちろん、カルシウムも含まれていて、少量でも栄養が補給できる優れた食材の一つです。
食欲のないときにはキャンディタイプのものを常備して、気付いた時にひとつずつ食べましょう。その一粒の中に、夏バテ時に必要な栄養素が含まれています。
【3】 肉類
肉類はタンパク質の補給に一番適している食材です。中でも豚肉はビタミンB1を多く含むことで有名ですが、このビタミンB1がエネルギー代謝になくてはならない存在なのです。
疲労回復にはもってこいの食材と言えます。
もちろん、豚肉以外にも牛肉や鶏肉でも効果あり。脂肪分は避けて赤身の多いところを食べるとより良いでしょう。
【4】 柑橘系果物
レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ミカンなど柑橘系の果物には『クエン酸』が多く含まれています。これが疲労回復に役立ち、夏バテの予防・回復につながるのです。
また、柑橘系の香りは食欲を増進させる効果も期待できます。さっぱりして食べやすいのも、暑い夏にはありがたいですね。
【5】 ウナギ
『土用の丑』と言えばウナギ。実際、ウナギにはビタミンAが多く含まれているので、喉や鼻の粘膜を守り、風邪など細菌・ウイルスへの抵抗力をつけてくれる食材なのです。
これらのほかにも、卵、豆腐、枝豆、レバー、カボチャなども効果的な食材と言われています。
終わりに
夏バテ防止・回復には『体力の消耗を防ぎ、回復を促す』食材がとても効果的です。
栄養素では、『ビタミンB1』『ビタミンC』『タンパク質』が特に有効とされています。
夏バテは主に『栄養が偏ること』と、『体の自律神経(体温調節)が乱れること』が引き金となって起こります。
普段から栄養バランスに気を付けて食事をとることと、冷房を効かせすぎないようにし、体を冷やさないように心がけましょう。
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