「人柄を育てる教育」共働き子育で成功する4つの秘訣
子供に成功した人生を歩んでもらいたい。親はそう望んでいます。
人生の成功者の共通点には「人柄が良い」という事がありますが、あなたはこの点に関して、どのような教育を子育てに取り入れていますか?
子育ての悩みでもある人柄の教育方法。共働きの子育てという忙しい生活でも成功することはできます。
今回は、「人柄を育てる教育」 の4つの方法をご紹介したいと思います。
学歴よりも、人柄を考えるのはなぜ?
あなたは何で、将来の職業や学歴など目に見える事を子育ての目標にしないのが良いと思われますか。
それは、子供の自尊心を育てるためです。
職業や学歴という目に見える結果だけに目を向けていると、子供の自尊心を本当の意味で育てることができないからです。
自尊心とは、自分を正当に評価することができる能力のことを言います。
結果を評価としているのなら、自分の思った結果にならないときに、子供の心の中で何も残らなくなってしまいます。結果以外に、自分を判断することができないからです。
でも、人柄というプロセスを目標としているのなら、自尊心を育てることができます。
なぜなら、大切なことは結果ではなくて、その過程で努力をし取得することだという事を知っているので、たくさんの事を学ぶことができます。
もろく、壊れやすいハリボテのような自尊心ではなく、自分を正当に評価できる本当の自尊心を育てることを望むなら、「どんな人柄の持ち主になってもらいたいか。」という事はとても大切の指針になります。
効果的な教え方1 はっきりとした指針
子育てには、はっきりとした指針が必要になります。この指針は、子供の親が決めることができる指針であり、子供の教育において親が責任を持つ分野の物になります。忙しい共働きでも、そうではない家族でもこの点は共通していえることです。
その指針をどのように作ることができますか?
まずは、「どんな人格の持ち主になってもらいたいか。」この点がはっきりとしている必要があります。
正直な人。人の気持ちが分かる人。礼儀正しい人。親切な人。色々な性格があると思います。
一つと言わず、いろいろと良い性質を身に着けてほしいと思うかもしれません。
まずは指針を決めましょう。その指針は、夫婦で決め、二人の意見が一致している必要があります。
なぜなら、子供は夫婦の意見が一致していないなら、そのことをスグに見抜きます。そして、自分の要望が通るように親をコントロールしようとします。そうなると、親がどんなに奮闘して子供のしつけを行っても、すべて無駄になってしまいます。
共働き子育てという忙しい生活を送っていると、子供との一緒に過ごす時間が少ないと感じている方もいると思います。
子供との時間ももちろん大切ですが、夫婦の意見が一致しているという事はそれ以上に大切な要素になります。ぜひ、夫婦二人で意見を合わせてみてください。
効果的な教え方2 他の子と比べない
親が子供を教える時にやってしまう間違いの一つに、他の子と比べるという間違いがあります。
共働きで子育て中の人は、子供との過ごす時間が少ないため、子供のやる気を起こすための効率が良い方法として、「他の子と比べる」というやり方を行う人もいますが、人と比較して「劣っている」とか「優れている」という事は、子供の人柄を育てることにおいては、マイナスに働きます。
「あの子はできるのに、なんであなたはできないの」
この言葉は、子供の心を傷つけるものです。この比較の言葉は、子供の心を傷つけるだけではなくて、悪い意味での対抗心を持たせてしまう言葉になります。
良い意味の対抗心ややる気というものは、自分で自分に向けて持つ対抗心ややる気です。目標に向かって努力するときなどに、効果を発揮してきます。
でも、悪い意味の対抗心ややる気は、子供の純粋さ、人を好きになる感情、友情をつくる感情を蝕んで行くものなります。
それ以外にも、親に対しての絆や信頼、愛情も冷めていくこともあります。
それ以外にも、避けたい比較があります。「あなたは、あの子より良くできている」という意味の比較です。
一見、褒め言葉のように感じますが、この言葉も子供の人柄を育てるには、マイナスに働きます。
初めは、比較されて良くできているという言葉を子供は喜びます。でも、心の中で自分は特別な存在だ。みんな自分よりも劣っている存在でないといけないという気持ちが育ち始めてきます。
自分より「できる人」が現れたら、協力するのではなく陥れようという感情を育てる種になります。
あなたは、人を見下す人や、陥れようとするような人を人柄が良い人と思いますか?
こう考えると、どんな観点からでも人と比較して子供に教えることは、人柄を育てるにはマイナスに働くことが分かります。
人と比べるのではなくて、その子の個性を認め、その子が間違えた事に関して教え、その子が努力をしたことを褒めてあげるようにしましょう。
効果的な方法3 家族のルールを作る
子供への自由を制限することになると考えて、家のルールをほとんど決めていない家庭もありますが、ある程度のルールは子供の精神的な安定に欠かせません。そして、人柄の教育には欠かせない方法になります。
家族のルールと言っても、子供の自由を束縛することを認めているわけではありません。子供の年齢や性格によってルールは変わってくるかもしれません。
でも、両親が決めた家のルールを破った場合は、子供にその責任を負わせることを忘れずに行いましょう。
例えば、家族のルールとして7時までにはお風呂の掃除をするという約束が子供にあったとします。
「お風呂掃除をするように」と促しても、ゲームをして掃除をしなかったとしましょう。
その時に、子供はいろいろと言い訳をしてくるとします。でも、やりたいゲームをやって掃除をしなかったのです。責任をとるために子供にペナルティーを与えることが必要です。
明日は、ゲームをすることを禁止するという方法もあります。または、明日はもう一つ手伝いを増やすという方法もあるかもしれません。
どちらにしても、ルールを破ったら罰があるという事を学ぶ必要があります。そして、親としてそのことをためらわずに毅然と行いましょう。
でも、譲歩する必要がある場合もあります。例えば、山のような学校の宿題が出ていたために掃除ができなかったという事もあるかもしれません。やらなかったのではなく、できなかったという事情ですね。
その場合、罰が与えられると子供は落ち込んでしまいます。そうした時は、罰ではなくて、「どうしたら両方行う事ができたのか」という事を教えることができます。
大事なことは、家族のルールを親が決め、それを子供が従うという形を家の中で学び、社会の秩序を学んでいく必要があります。どんなに魅力的な人柄を持っている人でも、責任感のない人は人から信頼されることはないでしょう。
そうならないために、家族のルールを親が決め、子供が従うという形を通して責任感を教育することができます。
共働きで忙しいという家庭なら、子供に家事を手伝ってもらうという形で家族を助けるという事を教える機会にもなりますね。
効果的な教え方4 親の手本
子供の子育ての成功か失敗かを大きく左右するもの。そして子供の人柄を大きく決めるもの。
それは、何だと思いますか?一言でいうなら「親の手本」。これが全てです。
子供は、親の言う事ではなく、行っていることを見て学びます。
どんなに、親切な人になってもらいたいと思って教えても、親が人に辛辣なことを言っている姿をみて子供は人に辛辣に言う術を学びます。
どんなに、友達を大切にする子になってほしいと思っても、家族に対して粗暴な応対をしている親の姿をみるなら、子供は友達にも粗暴なふるまいをすることでしょう。
だからこそ、一貫性を持ったしつけが大切だと言われているのです。
気分で親の言う事が変わったり、行う姿をみて子供は混乱してきます。言っていることと、やっていることが違う親をみて、子供は親への不満や反抗心を育てていきます。
あなたは、お子さんにどんな人柄の持ち主になってもらいたいですか。そして、子供に身に着けてもらいたい人柄を、あなたは身に着けていますか。
その人柄を身に着けることを努力している親の姿を、子供は見ています。
完璧にできなくてもいいのです。努力している姿が子供には何よりの手本になります。
【終わりに】
いかがでしたか。子供の人柄を育てる効果的な子供の教育方法を、ご紹介しました。
でも、忘れてはならない点が一つあります。
どんなに効果的は方法を使ったとしても、子供が親からの愛情を感じないと効果はありません。
逆に、今回の方法が全てが上手に行えなかったとしても、親からの愛情を強く感じていると効果は大きく出てきます。
子育ては、親の皆様にとって、自分の無力さを思い知らされることがある仕事かもしれません。
でも、愛は人を築き上げます。 子供の人柄を育てる事は、可能な事です。
“知らないと損する!忙しい共働き子育ての成功する教育「3つの準備」”という記事には、子供が見れる愛の示し方の具体例が取り上げられています。ぜひ、今回の方法と合わせて行ってみてください。
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