気づいてあげたい!春に見られる子供のSOS行動3タイプ
環境が変化する春は、子供でも不安やストレスを感じることが多いものです。環境の変化に弱い子は、密かにSOSを出していることも……子供たちは、どんな形でSOSを出しているのでしょうか?子供のタイプ別にまとめてみました。
Contents
■自分を抑えるタイプ
周囲に気を使いすぎることから、環境の変化に人一倍ストレスを感じてしまうタイプです。
このような子供は、親にも気を使うことが多いため、ストレスを訴えず、ためこんでしまう傾向にあります。
その結果、体調に異変があらわれることもあります。
症状としては、【お腹を壊しやすい】、【頭痛を訴える】、【じんましんが出る】といったことが見られます。病院で診察してもらっても、原因がわからず、何も診断がつかないことも少なくありません。
原因不明の腹痛や頭痛は、見逃さず、ストレスを疑ってみましょう。
ストレスを吐き出せるようになると、症状の改善がみられるケースもあるようです。
まずは抱え込まず、吐き出す糸口を探ってみましょう。
■落ち込むタイプ
ストレスを感じ、落ち込んでふさぎこんでしまうタイプです。
急に親と話さなくなるというのが特徴です。
親としては、何かに悩んでいると気付きやすいですから、つい悩みの原因を聞きたくなります。
ですが、直接何があったのかを聞き出すのではなく、アニメやゲームなど子供が興味のある分野の話にまずは付き合うこと。
楽しく話をすることで、気持ちを解きほぐしてあげることが大切です。
気持ちが楽になってくれば、きっと、悩みを打ち明けてきてくれるはずです。
急に口数が少なくなったら、SOSのサインであることを見逃さないようにしましょう。
■訴えるタイプ
「もう学校に行きたくない!」とか「クラスが楽しくない!」などと訴えるタイプです。
このタイプの子供は、基本的に普段から親には何でも話してきているはずです。
訴える内容をしっかり聞いてあげましょう。
ストレートにSOSを出すことができる子ですから、否定せず、まずは話を聞くことが重要です。
学校の様子やクラスの雰囲気など、多角的に聞いてみて、どんなことがストレスとなっているのか、原因を探ってみましょう。
■まとめ
子供は自分の気持ちをうまく表現できないことがあります。
心配な場合は、学校の先生や周囲からの話も聞いてみることで、解決策が見えてくることもあります。
親としては「環境になじめない」ということを短所としてとらえ、いかにしてその短所を改善しようかと気にしてしまいがちです。
ですが、それ以外の長所の部分を伸ばしてあげることが、順応性を高めるのに効果的だそうです。
長所を伸ばすことで、子供も自信がつき、結果、新しい環境にも臨んでいけるということなのでしょう。
変化の多い季節だからこそ、親はいつもと変わらず、他愛のない話をたっぷりと聞いてあげることが、リラックス効果をもたらします。
そして、褒めることで自信をつけてあげる。
こんなことが子供の気持ちを前向きにさせるのですね。
これから先、大人になっても、環境の変化には順応していかなければなりません。
子供の時期に、少しずつ乗り越えていくことは人生の糧となります。
お子さんのタイプを見極めて、前進できる春となるようにサポートしてあげましょう。
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