あなたは毒親になってない？過保護度をチェックしてみよう

過保護な親ほど最近では、毒親ともいわれて問題になっている親子関係ですね。誰でも自分の子供に、辛い思いや痛い思いをさせたくないと思います。でも、それが行き過ぎると「過保護な親」になってしまいます。

「どうして過保護は子供に良くないのでしょうか。」と親の中にはそのような疑問を持つ方もいらっしゃいます。
そこで、今回は過保護が子供に及ぼす影響。とあなたが過保護になっていないかをチェックできる項目を、
ご紹介したいと思います。

過保護が及ぼす、子供への影響

そもそも、親は過保護にどうしてなってしまうのでしょうか。
大きな原因は「子供を守りたい」という気持ちからおこってしまう行動のようです。
子供には、どんな困難にも合わせたくないと思うようです。

でも、親の皆さん。考えてみてください。
「どんな困難にも合わない」という考え方は、現実的な考え方でしょうか。
子供の時は親が守ることができます。子供が友達と喧嘩をしたなら、親が出ていくことができます。
テストで悪い点を取ったら、先生に「教え方が悪いからこうなった」と言いに行けます。
忘れ物をしたら、毎回届けてあげたら子供は怒られないかもしれません。

このような行動は、子供の時だから通用する事です。
子供が大人になり社会人になった時、親のあなたは会社にまで行ってこのように行動するのですか？

子供の時代は、責任を果たせる大人になるための訓練を受ける時間でもあります。
過保護の親は、それを理解していない場合があります。
子供を守りたいと思う気持ちは、とても大切で自然に持つ気持ちです。
でも、子供を守る事ばかり考えて、先回りして子供の問題を解決していると、自立できない大人になってしまうのです。

あなたは過保護？ チェックしてみよう

親のあなたが過保護かどうかが一番わかる方法は、子供がどのように成長しているかを見ることです。
ある意味で、子供は親のあなたの鏡です。
あなたが子供に教えていること、それを子供は身に着け実践しています。

では、どんな項目を見てみることができるでしょうか。
今回は４つの点を見てみたいと思います。

1.お小遣いが管理できるか。

お小遣いをもらっている子は、それをどのように管理していますか。？

たかがお小遣いと思うかもしれませんが、これはお金の管理を教えるための立派な教材です。
予算の中でお金を使う。これは生活をしていくうえで当然な事ですが、この考え方は自然には身に付きません。一番効果的に学べる機会は、家庭の中で学んでいくという事なのです。

2.自分の持ち物を管理できるか

もし、お子さんが通園しているのなら、自分が食べたお弁当箱、先生からのお便り。
そうしたものを親の皆さんが出すのではなくて自分で出すように教えてください。
これは、小学校に上がった時に、次の日の準備をするための訓練になります。

学校に通っている子には、荷物の管理は子供にさせましょう。忘れ物をしているのなら子供に責任を取らせましょう。
忘れたのは、子供が荷物の用意をきちんとしなかったからです。ここで親が出ていき忘れ物を渡すなら、その時の問題は解決しますが子供は大切なことを学びそこないます。
「忘れ物をしないために、用意をすることは大切な事なのだ。」
こうした事を知らない子は、仕事上必要なものを忘れても「だれかがどうにかしてくれる。」と考えます。
こうした人に、責任を任せたいと思う会社はあるでしょうか？

3.友達と喧嘩をしたとき

いじめのように陰湿なものだと、親が出ていく必要があります。でも、この「喧嘩」というのは子供同士の些細なケンカのことを指します。
子供が喧嘩をするたびに学校にクレームを言う親もいるみたいですが、子供は喧嘩を通して学ぶことがあります。人との接し方、謝り方、許す事の大切さ。こうしたことを、子供は喧嘩から学びます。

こうした、貴重な事を学ぶ機会を親だからと言って取り上げて良いというわけではありません。
取り上げるのではなくて、教えてあげる機会と見てください。
何を教えますか。「ありがとう」「ごめんね」の言葉と、伝えるタイミングです。

4.家事はできるか

年齢にもよりますが、家の手伝いをお子さんはできますか？
「危ないからさせない」という考えを持たれる人もいますが、それでは子供の自立を教えることはできません。
料理、洗濯、掃除、家や車のメンテナンス。確かに危ないかもしれません。
でも、安全にできるように教えるのが親の仕事です。
誰かに世話をしてもらえないと生活できないという大人を、立派な大人と言えるでしょうか？

【まとめ】

いかがでしたか。
子供を守りたいと思う気持ちはわかりますが、守るだけでは子供のためになりません。
子供時代の失敗は、大人になった時に生かすことができる失敗が多くあります。
子供は、失敗を通して挫折し、そこから立ち直る。この経験を通して、自分に自信を持ったり、才能を伸ばしたりします。
失敗や挫折をさせないという親は、子供に貴重な教育の機会を取り上げていることになります。

あなたの、過保護度はいかがでしたか。ぜひ一度、考えてみてください。