ワーママ要注意!保育園の「3歳の壁」をさけるためには?
働くママにとって、「小1の壁」は比較的なじみのある言葉ですよね。しかし最近では「3歳の壁」という言葉も出てきているのです。「3歳の壁」とは、3歳児以降の子どもが保育園に通えなくなっていることを意味しています。3歳の壁とは何か、そしてその壁をさけるためにはどうしたらいいのか?詳しく見ていきましょう。
■3歳の壁は、なぜできる?
女性の雇用を増やし、働きやすい環境を作るために政府も動き出しているはずなのに、なぜ3歳の壁ができるのか不思議ですよね。実はこれは、政府の対策の大きな落とし穴に原因があるのです。
今までは0~2歳児の待機児童がとても多く、働きたいのに預けられない、という悪循環を生んでいました。それを打破するために保育園を増やす、また保育園の定員を増やす取り組みが行われたのですが……
実は保育園の総数を増やしたのではなく3~5歳児の枠を削り、0~2歳児の枠を増やすという政策をとっていたのです。
結果、0~2歳児の待機児童が減ったかわりに、3歳児の預け先を探すのが、とても困難になってしまうということが起こりました。
では、どういった対策をとれば3歳の壁をさけることができるのでしょうか?
■0歳児の保育園探し
仕事を始めるのは、子育てが少し落ち着いてからが理想ですよね。でも多くのママは育休をとっているため、遅くても1歳半~2歳までには職場復帰される方が多いと思います。
その時に認可保育園を希望されるとおもいますが、「0~2歳児まで」といった年齢制限のある保育園を選ぶ際は注意しましょう。
2歳児までの保育園に通っている子どもが、一番3歳の壁にあたりやすいのです。その答えは簡単です。下から持ち上がる子どもたちで3歳児クラスはいっぱいになってしまい、新たに保育園に入園するのが非常に難しくなってしまうからです。
保育園を選ぶ際は立地や施設も大切ですが、長く働きたいと思っている場合は3歳の壁も考慮して選びましょう。
また、育休を取得されていない方も、子育てが落ち着いてから仕事復帰と考えていると、なかなかうまくいかないことも。保育園探しは0歳児からが勝負ですよ。
■幼稚園をうまく利用しよう
では、どうしても3歳以降の預け先が見つからない場合は、仕事を辞めるしかないのでしょうか?
そんなことはありません。最近では3歳の壁をうけて、私立幼稚園などで5:00~19:00ごろまで預かりをしてくれるところもあります。また、送迎サービスをつけて、働くママを応援してくれるところもありますよ。
認可保育園を希望する方が多数になりますが、幼稚園でも質のよい保育をしてくれるところはたくさんあります。万が一のために下調べをしておくと、あとが楽になるかもしれません。
【おわりに】
子どもを持って働くというのは、制度面で苦労することが多いですよね。早め早めの対策で、育児と仕事に専念できる環境作りを目指しましょう!
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