幼児から始めても間に合う!子供の実践できる食育の方法
数年前から、「食育」という言葉が流行りだしました。昔は、そんな言葉はなくとも、大人になれば自然と好き嫌いがなくなった、と思いませんか。もし、大人になっても好き嫌いがあるとしたら、贅沢になって自分の好みの食事ばかりしている、と思いませんか。
【1】「食育」とは、そもそも何でしょう
2005年食育基本法という法律が成立しました。この法律は、「現在及び将来にわたる健康で文化的な国民の生活と豊かで活力ある社会の実現に寄与すること」を目的としています。ということは、子供たちも大人も食を通じて元気で豊かに生活することができるように、ということを言っているのですね。
食卓に出された野菜や魚の切り身などしか知らないと、豊かに過ごすことが出来ないのでしょうか。確かに、今の子供たちは、お米の研ぎ方も知らずに大人になることが多いです。しかし、一人暮らしをしたり、結婚したり、いずれ自分で学ぶ機会に出会うでしょう。それよりも、子供の時は、食べ物を大事にすること、テーブルに並んだ食事を残さず食べたりすることや「ご馳走」と言われるように作ってくれた人に感謝することが大事な食育です。
【2】「食育」を教える必要があるの?
小さな頃から、野菜を育てることをするのも食育だと思いますが、野菜を育てる機会を持てない家庭もあります。そんな時、朝ご飯でも、昼ご飯でも、晩ご飯でも、一食でもご飯作りのお手伝いは、良い食育になります。ただ、ご飯作りの仕方を教えようと思っても、やはり子供は、なかなか大人のように手際よくできません。なので、お手伝いを通じて、お肉や魚や野菜にさわってみるだけでも、大人が作っている姿の背中を見るだけでも良いと思います。
そんなスタートから、食事中に、グリーンサラダを見て、「この野菜、なんて言うの?」「これは、レタスだよ。」なんて、会話が生まれてくるかもしれません。子供の好奇心をくすぐる機会を作るのも、また「食育」だと思います。
【3】料理が得意な子は、どのような大人になれる?
料理を作るって、どのような能力が必要なのでしょうか。まずは、準備ができる、手順通りにできる、【段取り力】が身につきます。例えば、カレーライスを作るのに、材料の準備からはじまります。様々なカレーライスがありますが、様々な材料が必要です。始めに、どのような材料が必要を理解していないと、カレーライスを作ることはできません。
次に、どのような形に野菜をするか、考える必要がありますよね。「(家族)みんなが食べやすい方がいいかなぁ、それとも大きい方が食べた感じがあるかなぁ」なんて、考えるかもしれません。
一言で「料理」と言っても、様々な家族の形があるように、その家族の料理の手順があります。
パパやママそして兄弟姉妹と一緒に料理をすることで、家族に「美味しい」と言ってもらうために、一所懸命、子供たちも作るでしょう。
カレーライスを作るという目標を一緒に経験することで、段取り力と共に協調性を養うことも、できるのでないかと、感じています。
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