あなたのしつけは大丈夫?子供がよく聞くようになるフレーズとは
多くの親は子供に親の言うことを聞くように教えます。
でも、現実はそれが上手にできなくてがっかりしている親も多います。
どうして難しいのでしょうか。
それは、親が子供に嫌われたくないと思い、子供の言うことを親が聞いてしまっているからです。
子供を厳しく管理することが正しい子育てとは言えません。でも親が子供の要望を聞くことと、子供が親の言うことを聞くという事がバランスよくできない家庭では、子供の将来に大きな悪い影響を与えてしまいます。
では、どうしたら子供に親の言うことを聞くよう教えることが出来るのでしょうか。一緒に考えてみましょう
子供はなぜ親の言うことを聞く必要があるのかでしょうか。
Contents
子供への影響
親が、自分の言うことを聞いてくれていると、子供は気分が良くなり、機嫌が良くなります。親は、子供が喜んでいる姿を見るのが好きなので、ダメだと分かっていてもつい子供の言いなりになってしまします。
でも、子供は「家庭」という社会が世界のすべてなのです。
親が子供の言うことを聞いていると、子供は世界中の人が自分の思うとおりに言うことを聞いてくれると勘違いをし、自分の思うとおりに人が動くことを期待します。でも、学校に行くと集団行動をすることが求められます。
学校では、自分の思うとおりにはいきません。それどころか、先生は生徒に指示を出します。
言うことを聞くという事が親から教えられていない子供は、したくないことに関して無視をするようになります。
これでは、ただの問題児になってしまいます。
社会に出てから
子供は成長をして社会に出るようになります。仕事をしていくうえでも、誰かの指示に従うという事は絶対に必要な特性です。
指示に従えない人は、責任を与えられることがありません。
なぜなら、業務上の指示に従えないなら大きな事故につながる事もあるからです。
責任を持つには、他の人との信頼を築いていく必要があります。
信頼を築くためには、時として自分が好きではないことを行う必要があります。
例えば、私はAのプランがいいと思う。
上司はBのプランが良いという。
社長は会社のことを考えるのなら、Bのプランで行こうと決定しました。
こうした場面で、家庭で親の言うことを聞くという訓練を受けてきた子供は会社の方針に従えます。
その中で仕事をこなし自分の責任を果たします。
でも、親の言うことを聞くという事が出来ない子供は、大人になっても性質は変わりません。
自分のしたいことしかやらないのです。そのため、「自分の決定が通らない。」というだけで過剰のストレスを感じるようになり、仕事を投げ出すようになります。
問題は、どこにあるのでしょうか。
家庭の中で、「子供は親の言うことを聞く」という事を親から教えられなかったことにあります。
言うことを聞かせるフレーズ
まずできる事は、親が決定する権利を持っていて、子供はその決定に従うという、本来の親子の形を親が率先して行いましょう。
子供に従うようお願いする必要はありません。
例えば、外は寒いからコートを着てくれる?という親がいます。
こうしたお願いという形では、子供に決定権があるようになります。こうした言い方だと子供は自分にとって都合のいいことか良くないことかを考え、都合が良くないなら従わない。という考えになります。
これでは何も変わりません。
では、何と言えますか。この場合は「コートを着なさい。」ですね。
「〇〇しなさい」こうした言葉で、親に決定権があることを子供に示すことが出来ます。
子供は、今までの自分にとって都合のよい状況に戻すために色々な方法を親につかってきます。
でも、子供の将来を考えるのならダメと言ったことはダメなんだという親の決意を貫き通しましょう。
そうするためにも、夫婦で「我が家は何が良くて、何がダメなのか」をしっかりと話し合い夫婦で同じ意向を持つようにしましょう。
【まとめ】
我が子はかわいいです。喜んでいる顔を見るのは親にとっての幸せです。でも、それだけでは子供の将来が不幸なものになっていまします。
「 むちと戒めとは知恵を与える、わがままにさせた子はその母に恥をもたらす。」という昔の格言があります。
むちと戒めとは、虐待をすることではありません。親の権威と示しています。
子供は、親の意向や指示に従う事で大人になった時に必要な知恵を知ることができます。
その知恵を使って、子供は幸せを作ることが出来る大人へと成長していくことが出来るようになるのです。
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