これだけは知っておきたい!子供の食育において大切な3つのポイント
食育にも法律があるってご存知でしたか?平成17年に食育基本法が制定されました。
それ以降、学校や自治体など多くの機関で食育に取り組まれています。
子供の成長にとってとても大切な食育。
成長の基盤である家庭ではどのように取り組めば良いのでしょうか。
■今の食生活を知ることから始める
食育に取り組む姿勢は大切ですが、まずは今の食生活を見直してみてはいかがでしょうか。
1週間分の食事を書き出してみましょう。
そうすると普段どのような食事をとっているかを明確に知ることができます。
「インスタント食品が多い」
「食事を作っても残されてしまう……」
と様々な感想があると思います。
毎日の食事を改めて知ることは、どこをどのように改善すればいいかを考えるきっかけになりますね。
家庭での食生活はとても大切です。
しっかりと考えられた食事を採っている子供は心身の成長だけでなく、勉強やスポーツなどあらゆる分野の上達にもつながると言われています。
今のままの食生活で大丈夫か、一度見直してみましょう。
■しっかりと食べる習慣
食育に取り組む際、真っ先に行うべきはしっかりと食べる習慣を身につけることです。
1日3食、十分な食事をとっていますか?
よく話題にでるのが朝食を食べない子供たちです。
朝食を食べずに学校へ行くと、脳に栄養が足らないまま勉強を始めることになります。
その様な状態では授業に集中することができませんし、先生の話も頭に入ってきません。
朝食を食べないで学校へ行く理由としては、食べる時間がないと答える子供が多いようです。
それは夜更かしをしているために朝寝坊をし、朝食を食べる時間を確保できないからなんです。
夕食の量が少ない子供は、おやつを食べすぎていませんか?
学校から帰ってきて、夕食までの時間が長いとお腹が空いてしまうので、どうしてもおやつを食べることになるでしょう。
少量なら仕方がありませんが、夕食の時間までダラダラと食べているのは困りものです。
おやつでお腹が満たされてしまい、せっかくの夕食が食べることができません。
そのような場合には夕食の時間を早めるなど、夕食をしっかりと食べることができる工夫が大切です。
■食事は楽しい時間!
食育の研究が進む中、食事をしっかり摂れる子供の多くは食事の時間を楽しみだと感じていることが分かりました。
家族で食卓を囲むと会話がはずみ、楽しい時間となります。
そうなれば自然とお箸も進みますよね。
楽しい食卓であれば苦手な食材やメニューであっても気がつけば食べていたなんてこともあります。
最近では両親が仕事をしていて共働き、子供だけで食事をとるケースも増えているようです。
兄弟がいても食べる時間がバラバラだったりもするので、いつも1人でご飯を食べているといった子も珍しくありません。
1人で食べる寂しい食事ほどマズイものはありません。
ワイワイと楽しい雰囲気は食事を美味しくする最高のスパイスなのです。
家事は代行サービスなど代わりにしてもらうことができますが、子供との楽しい食事は家族でしか作ることができません。
共働きで忙しさのあまり、子供と接する時間が少ないとおっしゃるお母さんは、せめて食事は一緒に食卓を囲むことを心掛けてほしいですね。
おわりに
子供の成長において食育への取り組みはとても大切です。
栄養バランスが行き届いた食事、好き嫌いを無くす工夫も食育においてはとても重要なものです。
しかし、まずは今の食生活を知ることから始めてみてください。
しっかりとご飯を食べる習慣が身についていないと食育どころではありません。
そして、食べることは楽しいことを実感できないといけません。
食べる環境を整えてこそ食育が定着するのです。
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