辛すぎる……「魔の2歳児」の子育てを乗り切る3つのポイント
2歳児は第一次反抗期といわれるほど、親に対して反抗する時期。
大人のいうことに、とにかく「イヤイヤ」と反論したり、背伸びしようとしたりするので、親としてはハラハラとイライラが募る時期でもあります。
そんな「魔の2歳児」を乗り越えるためのポイントを3つご紹介します。
【1】なぜ「イヤ」なのかを聞く
2歳児の「イヤ」は自己主張の表れでもあります。「イヤ」を通してあなたに伝えたいこと、自分がやりたいことがあるなら、それを聞いてみましょう。
なんにでも「イヤ」と言われてしまうと、つい頭ごなしに怒ってしまったり、強制的に親の思う行動をやらせてしまったりするもの。
でも、子どもの「イヤ」には意味があります。ただ大人に反抗したい時もあれば、自分でやりたいことがあるのに、思っていることとは違うことを大人に指示されて「イヤ」と口にしている場合もあるでしょう。
しかし、2歳児はその理由をうまく言葉にできません。そんな時はちょっと怒りを抑えて、「どうしてイヤなの?」と理由を聞いたり、「じゃあこっちは?」と別の選択肢を与えてみたりしましょう。
理由がうまく答えられなかったり、とにかくぐずってしまうなら、抱きしめてあげたり、子どもが納得できるまで付き合ってあげてください。
時間のない場合は、指示する理由を言葉で伝え、抱きしめてあげるのもいいでしょう。大切なのは、頭ごなしに怒らずに、子どもの主張を聞いてあげることです。
【2】2歳児なりの主張を認めてみる
毎回「イヤ」を連発されると、いちいち理由を聞くのが辛くなることもありますよね。そんな時には2歳児なりの主張を、認めてあげることも一つの方法です。
もちろんそのまま子どもを放置するのはNG。子どもが何をしたいのか、危ないことをしないのか、目を離さずに見守ってあげてください。サポートが必要なようであれば、子どもに気づかれないようサポートしてあげましょう。
こうして何かに成功した時は、一緒に成功を喜んであげましょう。この時、子どもの成功体験を育むためにも、サポートしたことは口にしないようにして下さい。
一方、ただ大人の言い分に反抗したいような時は、しばらくすると、「やっぱり○○する」と自分から声をかけてくるようになります。つい口を出したくなる気持ちを抑えて、ちょっと子どもの自主性に任せてみましょう。
【3】他の2歳児と比べない
他の子と遊んでいると、つい自分の子どもの成長と比べてしまいそうになりますよね。
でも、子どもの成長の度合いは人それぞれ。一見素直に言うことを聞いているように見える子どもでも、あなたの見ていないところで大人に反抗しているかもしれません。
また、第一次反抗期自体は子どもの人格形成上、非常に重要な時期です。反抗期がない子どもは、逆に将来問題のある子どもに育ってしまう可能性もあります。他人と比べることなく、あなたの子どもの成長を見守ってあげましょう。
【おわりに】
魔の2歳児の時期を乗り越えるためには、一旦ぐっと堪える忍耐力が必要。でも、毎日のことで疲れてしまったら、ママ友や夫、両親などに気持ちを聞いてもらったり、好きなことをする時間を作ったりして、ストレスを発散することも大切です。
ママには辛い「魔の2歳児」時期は、子どもが精神的に成長している証拠でもあります。ただ駄々をこねているわけではなく、子どもなりの理由があることを理解して、正面から接してあげてくださいね。
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