先輩ママ友のアドバイスはどこまで参考にすべき?子育て悩み相談の相手のタイプ別傾向と対策
みなさんこんにちは、作家・イラストレーターの斉田直世です!
少子化、核家族化が進み、子育ての悩みを相談できる親兄弟や親戚が、身近にいないというママも多いのではないでしょうか。そんな現代において、育児で困ったとき、迷ったとき、不安になったとき、わからないことがあったとき、頼りになるのが「先輩ママ」の存在です。
しかし、「うちの子、まだハイハイしないんです……」というお悩みひとつとっても、答えは人それぞれ。一体、誰のアドバイスを信用したらいいのか、迷ってしまいますよね。先輩ママの実体験は参考になるものの、アドバイスする側の思考パターンによって、受け取る側の感情も、だいぶ変わります。
というわけで、今回は、先輩ママの性格を大きく3つのタイプにわけ、それぞれの傾向と対策をご紹介したいと思います。
【1】 ネガティブ系ママ
自分が辛かったこと、苦しかったことを話したがるタイプ。自分が辛かったことを、親切心から、後輩ママにも教えてあげます。しかし、苦労話なので、全てがネガティブです。
(発言例)
「ハイハイを始めたら大変よ~。一日中、目が離せなくなるんだから」
「歩き出せばラクになると思ったら大間違い。ベビーカーに乗ってるうちはいいけど、外食、ショッピングはほとんど出来なくなっちゃうよ」
子育ての苦労を分かち合える戦友としては心強いけれど、マイナス面を列挙されては、やはり気が滅入ってしまいますよね。あまりにネガティブな内容が続くようなら、「どうやって乗り越えたんですか?」と質問してみたり、「どこの家も大変なんですねぇ」と共感したりして、話の空気を変えましょう。
【2】 うちの子自慢系ママ
たまたまその子の発達が早かっただけにも関わらず、子育ては自分の手柄であるかのように、自信がついてしまったタイプ。一見、アドバイスのように思える話も、最終的には、自分の子の自慢話になっています。
(発言例)
「うちの子は、2ヶ月で首がすわったからラクだったなぁ。普通は3ヶ月なんだよね」
「うちの子は、ハイハイなしで歩き出しちゃったの。伝い歩きしたなと思ったら、もう歩いて、8ヶ月には完璧。普通1歳過ぎてからなのにね」
人の自慢話は、聞いていて疲れてしまいます。こちらが悩んでいるときは尚更ですよね。この手のママには、「すごいな~」「羨ましい~」と賞賛の言葉をかけると、「あら、○○ちゃんだって、こんなにいいところがあるじゃない」と、あっさり褒め言葉を返してくれることが多いです。
【3】ポジティブ系ママ
自分の経験から、苦労の先には、ラクなことや楽しいこともあるということを教えてくれるタイプ。
(発言例)
「ハイハイをはじめたら、部屋中動いて目が離せなくて大変って言うけど、その姿は本当に可愛いわよ。だから、大変だなんて気持ちなくなっちゃうから」
「歩き始めるとランチなんてできなくなるって言う人がいるけど、ヨチヨチ歩きするときなんて、一生のうちこの時期しかないから、一日中見てても飽きないのよね」
「子育てって大変だけど、その分楽しいんだ!」と勇気づけられる反面、子育てに悩んでいる自分と、明るくパワフルな先輩ママの落差に、さらに落ち込んでしまう可能性もあります。話を聞くときは、自分のコンディションに注意しましょう。
【おわりに】
相談する先輩ママのタイプによって、アドバイスの仕方は全く違います。何かと悩みの多い子育て中は、マイナス意見は聞き流し、プラス意見を取り入れるように心がけることが、ストレスを溜めないためには大切かもしれませんね。皆さんも、将来、新米ママにアドバイスを求められたときには、共感しつつ、できるだけポジティブな話をしてあげてくださいね。
斉田直世
1983年千葉県生まれ。日本女子大学文学部卒。大学在学中から、雑誌や広告でイラストを書く一方、恋愛コラムニストとしても活躍。著書に、「0点ママの子育て迷走日記」「ちょいモテ男になる技術」「本カノになる!」(ともに幻冬舎刊)、「好かれる女、愛される女45のヒミツ」「イケメン≠モテメンの新常識」(ともにPHP研究所刊)他多数。2006年に結婚・出産し、現在一児の母。
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