つい感情的に叱っちゃうママ注意!怒らない子育て方法
こんにちは。元男性アスリートで、フリーライター・カウンセラーをしている夏目玲奈です。
怒らない子育てをしよう、子供の行動に対してイライラ禁止しようと思っても、ついイライラしてしまい、最後には感情的になって怒ってしまうという経験は誰にでもあると思います。
そこで、嶋津良智氏の著書<子どもが変わる 怒らない子育て>から、できるだけ怒らなくなり、イライラしなくなるための技術を考えてみたいと思います。
【イライラはなくせるのか?】
怒らない子育てを実践する前に考えてみたいことがあります。イライラ禁止といいますが、そもそもイライラするという感情をなくすことができるのか、禁止できるのかという疑問を持つ人も多いと思います。
結論から申しますと、イライラするという感情を完全になくすことはできません。この理由は非常に簡単なことで、子供は子供の常識で、大人は大人の常識で動くからです。このことが分からない限り、常に子供にイライラしっぱなしということになります。
人間は誰しも、怒りやイライラという感情を持っているので、その感情をコントロールすることが必要になります。
【イライラと上手に付き合うコツ】
イライラしないというと、怒ってはいけないと誤解される方も多いと思います。それは違います。確かに怒らない子育てと書いていますし、イライラ禁止とも書いています。ただ、前述したように、怒りは誰もが持つ感情なので、フタをする必要はありません。
イライラと上手に付き合うために大切なのは、すぐに反応しないことです。つい怒ってしまう時というのは、感情が先に立っている時です。一度怒りだすと、なかなか怒りが消えなくなってしまいます。
【1】 根本の原因を考えてみる
全ての怒りやイライラには、原因があります。その原因を突き止めると、そこにある感情に気がつくと思います。その原因がどこにあるのかが分かると、それに対して怒鳴るだけでなく、その根本的原因を解決するために必要なことを伝えることができるようになるはずです。
このように、怒るという選択をする前にその原因を考えてみることで、解決に近づくことは意外とよくあります。
【2】 その場から離れる
これは、カッとなった時に有効です。カッとなると、つい感情的な言葉を発してしまいます。言葉が出そうになった時に、何か理由をつけてその場を少しでも離れることで冷静になれます。
その間に、どうやって理解させるかを考えてみることが大切です。
【3】 あらかじめしないことを決めておく
例えば、「今日は大きな声で怒らない」とか「イライラしない」と決めておくと、何かあった時の抑止力になります。
ただ、いきなり大きな目標にしてしまうと、挫折した時の反動も大きくなってしまうので、そんなに長くないところから始めて行くと、達成感も出やすくなって、頑張る力も出やすくなります。
【おわりに】
怒らない子育てを実践すると言っても、イライラ禁止しなければならないわけではありません。むしろ、その逆でイライラする気持ちをコントロールすることにつなげることが必要です。
立ち位置が違う以上、イライラの感情が出てくることはありますし、それは健全なことであることを心に留めておいて下さい。
その上で、イライラをコントロールすることが大切です。いきなりは無理なので、できるところからコツコツと取り組んでいきましょう。
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