魔の2歳児?子育ての悩みから脱出する3つのヒント
子育てに悩みはつきものです。最近では、『魔の2歳児』という言葉もよく耳にしますね。
赤ちゃんから一人の子供への脱皮の第一歩にあたる時期が、このくらいの年齢です。ここではよく話題に挙がる幾つかの場面に応じて、うまく対処するためのヒントとなるものを紹介したいと思います。
【1】時間と心に余裕をもつ
だんだん人間らしくなってくるこの時期。自分でできることも増え、新しい発見も生まれ、なんでもやろう!できる!!と思ってしまうので、親が手出しすることを嫌がったり、急に違うことをしてみたくなったり……。
そんな状況になると、親の方もついつい手や口を出してしまいますが、子供にとっては、できた!!という達成感を味わいたかったのに、邪魔をされたと思ってカンシャクを起こし、いわゆるイヤイヤ状態になってしまうのです。
ここはひとつ、どんなに時間がかかってもいいから、本人に任せてみませんか?
できたら『よく頑張ったね!』と思いっきり褒め、抱きしめてあげましょう。親から受けた喜びはかけがえのないもの。自信がつき、どんどん意欲的になることで、前向きな安定した心が培われるはずです。
そういう状況を作るためには、親自身も根気が必要です。
時間に余裕をもつことは、心にも余裕を持つことと同じこと。焦ったり、イライラしたり、怒ったり、責めたりすることは、親だけでなく、子供自身にも大きなストレスとなり、かえって逆効果です。
【2】一緒に●●●する
私たちは大人になるにつれ、色んな人や物、環境に触れていくうちに、諦めたり、開き直ったり、都合のいいように受け止めたり、面倒くさくなったりして、目の前のことを受け流す術を、知らず知らずのうちに身につけます。
でも子供は、目の前のことに疑問や不安、不満をもつと「どうして?」「なんで?」とクエスチョンだらけの頭になるので、大人を困らせることを言ったりしたりします。それはごく自然の言動なんですが、あまりのしつこさにうんざり……ってことになりませんか?
親からすれば、わかっていることを聞かれたら結論だけを言うし、わからないことや、子供に言いにくい内容には四苦八苦して、遠回しの説明しかできないので、根本的な「どうして?」が解決できず、納得できないから何度も聞いてくるのです。
そこで提案として、一緒に●●●してみましょう!
●●●には、考える・探す・調べるなど、なんでも構いません。大切なことは、一緒に何かをすることです。質問には、「どうしてかな?一緒に●●●してみようか!」と答えるのです。
もし、すぐに対応できる状況にないなら、子供と向き合い「お母さんも知らないのよ。あとで一緒に調べてみよう!」と子供の探究心をそそる言い方に変えてみましょう。子供のワクワクな気持ちが高まり、少しの間待つことも我慢できると思います。
【3】身近な他人さんに甘えよう
子育てをしていると、どうしても内内に目がいき、視野が狭くなり、閉鎖的になりがちです。昔よく話題に挙がった育児ノイローゼも、自分自身がコントロールできないくらい、精神的に参ってしまうまで頑張り過ぎるので、周りが気付かないケースも多いようです。
まず子育ては一人で頑張り過ぎないことが大事です。
でも、旦那さんの仕事の帰りが遅い、単身赴任中、シングルマザー、実家が遠い、嫁姑問題……など、身内に頼れない環境はたくさんありますよね?
敢えてここでは、友人、ご近所さんなど、身近な他人さんに甘えてみてはいかがでしょうか?公共の子育て支援などを利用するのもよし。意外と身内より、自分の置かれた状況の共感も得られやすいし、第三者のアドバイスもかなり貴重ですよ。
そして頼れる誰かに子供を委ね、自分ひとりになる時間を意識的に作り、心の中をリセットし、リフレッシュできたら、また落ち着いた気持ちで子供と向き合えますよ。
【おわりに】
子育てにはこれ!と言い切れる正解はありません。ただ、自分も幼少のころ、同じように親を悩ませたり、ちょっと困らせたりしながら、それでもしっかり成長し、今を生きているんだと思います。
時期の前後や個人差はあれども、みんな同じ思いをして乗り越えてきている必ずや通る道……そして、通ってしまえばもう戻ってこない、成長とともに消えてなくなる道なので、今だけの宝物の時間だと思って、できるだけ育児を楽しんでくださいね~!!
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