【お菓子の食育】「お菓子はダメ!」じゃ子供は納得しない!
こんにちは!上級食育指導士の岡宏美です。
今回は子供が大好きなお菓子をテーマにしたいと思います!
『良い選択ができるために』
子供が小さい時は、何を食べさせるかをママが管理できますが、子供自身でお菓子を買うことができるようになると、その判断は子供に委ねられます。
その時、子供自身がいかに良い選択ができるかは、日頃の食育がカギとなります。
『買い物の時にできるお菓子の食育』
子供と一緒に買い物に行った時に、「あのお菓子買って!」とねだられて、「ダメ!」と言っても言うことをきいてくれない…。
そんな時こそ食育のチャンスです!
● 一つだけ買う
頭ごなしに「お菓子はダメ!」と言われると、子供だって悲しいし、納得できません。
買うのは一つだけ、という約束をしましょう。
もしくは、欲しいものの中から一つだけ、一番体に良いものを買うのも手。
どれが一番体に良いのか、それはなぜか、一緒に考えながら選ぶことで食育になります。
● 一度とことん食べさせる
逆に「ちゃんと全部食べなさいよ」とでも言って、欲しいものを全部買い、とことん食べさせるのも一つの手です。
お菓子をたくさん食べたら気持ち悪くなったり、満腹になり、ご飯が食べられなくなりますよね。
一度思いっきり子供の思い通りにして、失敗させてみるのも食育の一つです。
言葉でいくら言っても、体で経験したことの理解には及びません。
● どうしてもダメなものは譲らない
とはいえ、どうしても子供に与えたくないものってありますよね。
私が子供の頃は、毒々しい着色料が使われているお菓子は絶対にダメで、泣きわめこうが買ってくれませんでした。
でも、体にどんな影響があるかをしっかり説明してくれて、頑に譲らなかったので、納得しましたし、諦めもつきました。
ちゃんとした理由があれば、子供は納得できるのです。
● 袋の原材料名を見る癖をつけさせる
一人でお菓子を買う時には、
「袋の裏の原材料名を見て、◯◯◯が入っているお菓子は買わないこと」
という約束をしてみてください。
子供でも食品添加物の一つや二つなら覚えられます。
これも、なぜダメなのかを説明しておくことが大切です。
そして、子供に「信頼しているよ」ということをしっかり伝えましょう。
親の信頼に子供は必ず応えてくれます。
そしてこの約束により、原材料名を見て買う、ということが習慣化され、大人になってからも当然のこととして実践するでしょう。
『家庭でできるお菓子の食育』
次に、家庭で日頃からできるお菓子に対する食育法をご紹介します。
● 家にお菓子を置かない!隠さない!
まずは常備しないこと。
また、子供の目につかない所へ隠すのも良い手ではありません。
子供は親を見ています。
見つけて食べてしまうこともあるでしょうし、わざわざ隠すことによって、そのお菓子が子供の目に、さらに魅力的なものに映ってしまいます。
● 食育の絵本や漫画を置いておく
食の大切さや、砂糖のリスクを訴える子供向けの絵本や漫画が販売されていますので、子供の目のつくところへ置いておきましょう。
「こういったお菓子は体に良くないんだ…」と本を読んで知っていれば、子供自身で選ばなくなります。
●
まとめ
子供が一人で買い物ができるようになる前に、家庭内や買物中に食育をすることが大切です。
家族全員でお菓子との付き合い方を見直すことが最初の一歩かもしれませんね☆
岡宏美
1983年埼玉県出身。NPO法人日本食育協会認定 上級食育指導士。NPO法人食育の会おむすびころりん正会員。結婚を機に会社を辞め、幼少期より関心のあった食育をライフワークとして取り組み始める。現在は、手作りソーセージの会や常備菜作りの会、まごわやさしいお料理会などを開催し、食育の普及に努めている。
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