五感を使って算数を楽しむ方法
五感ってご存知ですか?
学習というと、なんだか紙と鉛筆を持って、机の前に座るイメージがありませんか?
でも、決してそんなことはありません。
特に、小さいお子様の勉強に、紙と鉛筆は必要ありません。
それよりも大事なことは、人間の持っている 「五感」を使ってあげることです。
五感ってご存知ですか?
「視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚」 の五つを「五感」といいます。
この五感をたくさん使うと、学習の質が上がり、記憶が定着しやすい、という研究結果がでています。
視覚について
人はものを目で見て、それを脳に伝えていろいろなことを理解しています。
ですから、目でものを見ることは大切なことです。
お子様が小さいころは、できるだけ具体物を使って数を理解させてあげることが必要です。
「2」という数字が、「あるものが2個ある状態」 であり、「3」という数字が、「あるものが2個あるよりも1個多い状態」である、ということを、具体的におはじきや物を使って理解させてあげましょう。
これが、「数の概念」につながっていきます。
さらに、字であらわされているものを、絵を使ってあらわしてみたり、図を描いてみたりしてみましょう。
たとえば、「大きさ」や「長さ」を比べる問題では、実際に紐や箱の大きさを比べてみると、視覚的に子供たちは理解しやすいでしょう。
聴覚について
赤ちゃんや幼児が言葉を覚える際に、文字を見て覚えるということはあり得ません。
ママや家族の声を、耳と言う聴覚をつかって取り入れているのです。
そして、少しずつ言葉を覚え、使用できるように成長していきます。
たとえば、タンバリンや鈴、トライアングルを子どもたちに見せて、どんな音がするのか聞かせてあげましょう。
それから、たたいた数を教えてあげましょう。
耳から聞こえた数と、「1」「2」という言葉をつなげて、聞こえる音と数字を理解していくでしょう。
音と数を一致させる、というのはとても難しいことなのです。
触覚について
まる、さんかく、しかく・・・・こういう形を理解するには、まず、そのものに実際に触れることが必要です。
身の回りにある、いろいろな形に触れましょう。
そして、「これはしかくね。」「これがさんかくよ。」と、お子様に理解させてあげてください。
積み木を積み重ねる、パズルを並べる…などの問題は、必ず、実際のものを使って学習するようにしましょう。
自分の手を動かして、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤するときに、人間の脳はとても成長します。
ですから、紙の上の勉強だけではなく、実際に体験しながら学ぶということが大切なのです。
算数体感プログラム
他にも、五感を使って、いろいろなことを学ぶことができます。
9月27、28日に新豊洲で行われる、「ザ・コーポレートゲームズ」のイベントでは、
(公財)日本数学検定協会後援で、
「算数スタンプラリー」 ~頭と身体を使ってさんすうで遊ぼう!~
を行います。
ここでは、五感を使って算数を体感してもらいます。
私も現地にいて、ブースでは、「学習相談」なども行います。
お時間がある方は、ぜひ、遊びにいらしてくださいね。
「ザ・コーポレートゲームズ」
http://www.corporate-games-2014.jp/
http://www.corporate-games-2014.jp/reports/mamahapi-detail/
大迫ちあき(プロフィールはこちら)
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