先輩ママが教える!片付けが苦手な子に対する受け止め方3つ
こんにちは。エッセイスト・カウンセラーの若松美穂です。
ここ最近では片付けが、生き方や人生と関連づけて考えられるようになってきました。子育てにおいても、片付けの習慣を重視し、収納や仕分けをわかりやすくする・一緒に片づけるなど、お母さん方は様々な努力をされていると思います。
母としては、習慣が身につき、この先もずっと片付けができる子でいてほしいと願うもの。ですが、そうとばかりも行かないのが子育てです。この先のお子さんの変化に、余裕をもって対応していけるように、気持ちを楽にもつことができる考え方・受け止め方を挙げてみようと思います。
1.子どもによって違いがある
不思議なことに、同じ母親が育てても、整理整頓が上手なタイプと、散らかっていてもあまり気にならないタイプがいるようです。さまざまな家庭のお話を伺うと、片付けに関しては、男の子、女の子は関係がないから、面白くもあります。同じ家庭の中で育つ兄弟・姉妹でも違いを認め、それぞれに合った、片付けの方法や収納方法を見つけてあげられるといいですね。
例えば、我が家の場合では、長女はおおざっぱな収納の方が部屋の中が片付きます。あまり細かく仕分けをせず、大きめの収納ケースにザックリ入れる方が向いています。
日々の整理整頓より、自分が決めた日に集中して一気に片付けが不要だと思うものはあっさり手放すのが彼女流。一方二女は、整理整頓が上手。ただ、捨てるのが苦手で、物を多くキープします。
母の対応は、長女には、日々口うるさく注意することはやめ、まとめて片づければ十分と思うことに。片付けた日は、たくさん褒めました。捨てるのが苦手な次女は、現在進行形で、お下がりやリサイクルを理由にし、物を手放すことを促すようにしています。
2.片付けが、できなくなる(しなくなる)時期もある
小さい頃はできていたのに、なぜ?と思うかもしれませんが、子どもたちにもいろいろな時期があります。片付けなくなる理由を絞ることはできませんが、一つに忙しさもあると感じます。成長に伴い、学校だけではなくスポーツや習い事・友だちとの付き合い・勉強・体力回復など、体だけではなく頭の中も精神的にも本当にハードです。
もう小さくないのだから……と決めつけず、時には大変さを理解して手伝う。日常生活の愚痴を聞きながら一緒に片づけるなど、こちらが上手にきっかけを作ることで、片付けを始めるプラスに進むこともあるものです。
3.長い目で見る
お母さんたちが、「片付けなさい」と子どもを叱る理由の一つが、「このまま大人になってしまうのではないかと思うと不安」というもの。もちろん、小さいころの習慣が、大人になって続く場合もありますが、私たちが子どもの頃同様、子どもは少しずつ変化をし、成長をします。自分で気がつく能力も持っています。今だけで、子どもの未来の姿を決める必要はないのです。
【まとめ】
子どもたちに、「片付けなさい・きれいにしなさい」というだけではなく、私たち親が普段から、「きれいな状態は気持ちがいい」、「探し物が少なくて済む」という状態を見せてあげられると、子ども自身、感じるものがあるのではないでしょうか。時には、「困っている時には手伝うよと」という声掛けやサポートする気持ちも必要ですね。
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