子育てしながら算数脳を作る一石二鳥のワザ♪
子育て中って、時間がいくらあっても足りないですよね。私は、日頃、生活の中で子育てしながら、算数の得意な子供に育てましょう、とお話しています。
① 親子で、言葉の「かず・かたちあそび」
「いつから算数のお勉強をさせるのですか?」というのはよく聞かれることですが、お子様が小さい時に、プリント学習は必要ありません。別に付きっきりで教える必要はないのです。
それより、親子の言葉の「かず・かたちあそび」こそが大切です。
たとえば、お風呂の中で……「ごしごし身体10回こすろうね。」
お散歩しながら……「あそこに丸い石がいくつあるかな」
スーパーで買い物しながら……「右から2番目の牛乳を取ってくれる?」
お料理しながら……「お豆腐の形ってなんていうのかな?」
など、親子で楽しくコミュニケーションしながら、遊びのなかで算数の勉強が出来るといいですね。
② 親子で、工作
一緒に折り紙を折ったり、パズルや積み木をしてみるのも楽しい親子のコミュニケーションの時間のひとつですよね。
それから、家の中にあるもの、たとえば、ティッシュボックスの箱や紙皿、紙コップなどを使って何かを作るという工作も面白いです。
子どもにはそれぞれ得意不得意があります。数をかぞえるのはあまり得意じゃないけれど、のりやはさみを使うのが大好きなお子様もおられます。
それも立派な算数脳の元になります。将来は、建築家?デザイナー?
いずれにしても小さい時に手を使うことは脳を刺激しますので、とても大切です。
③ 親子で、読み聞かせ
お子さんが小さい時は読み聞かせをするご家庭も多いと思います。私は子どもたちが小さい時、必ず寝る前に本を読むことにしていました。
じつは、本の中には、かなり「かず」が出てきます。有名なところでは、三匹のこぶた、三匹のくま、白雪姫は7人の小人ですよね?
本を読むときも、そういうところを強調して読むようにすると、子供たちはいつの間にか頭のなかで、その情景を思い浮かべているものです。
国語の勉強のために読み聞かせをしていたら、算数が出来るようになった……なんて、まさに、「一石二鳥」の子育てではありませんか?
④ 気をつけること
さんすうで親子のコミュニケーションを図るときに気をつけることは二つ。
まず、一つ目は、「褒めること」。半分できたら褒めてあげましょう。そして、「出来たこと」を褒めるのではなく、「やった努力」を褒めてあげましょう。
子どもがやる気を出すモチベーションのナンバーワンは、何だと思われますか?
圧倒的に、「お母さんやお父さんに褒められること」なのです!
二つ目は、「待つこと」。
子どもにじっくりと考える時間をあげましょう。そのときは、じっと待って、横から口を出さないようにしましょう。
考える、という習慣を子どもにつけさせることが大切です。子どもが自分の脳をあれこれ動かして、手を使っていろいろやってみて、答えを自分で出すこと。
それが「思考力」をつくることになるのです。
子育ての時間は、実は、それほど長くありません。親子で楽しい時間を過ごすこと……それこそが一番大切なことだと思うのです。
ぜひ、その時間を有意義に使ってくださいね。
大迫ちあき
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